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読書 285 ツルネ 著者 綾野 ことこ

2019年03月25日 10:51 AM

DSC_0862「中学校の弓道部に所属する鳴宮湊は,とあることが原因で中学最後の試合で敗北。その後、弓を引くことをやめ、逃げるように地元の風舞高校に進学した。弓道部へ入ろうという、幼馴染の竹早静弥と山之内遼平からの誘いを断った湊は、偶然迷い込んだ“夜多の森弓道場”で凄腕の射手・瀧川雅貴と出会う。夜多の森弓道場で過ごすなかで、もう一度弓を引きたい、弦音を響かせたいという自分の本当の願いに気づいた湊は弓道部への入部を決意する。風舞高校弓道部として静弥、遼平、さらに湊へ反発心心を持つ小野木海斗、キラキラ王子な如月七緒と共に湊は県大会優勝を目指す・・・。」

 

この本の存在を知り書店へ捜しに行き、案内されたのが“コミックコーナー。

意表を突かれつつも、地下のコーナーに足を踏み入れたら、いつもとは全く違った景色が広がっていました。

さすがアニメ大国、日本。

ありとあらゆるジャンルのコミックが所狭しと並んでいました。

早速“ツルネ”を見つけたのですが、表紙を見たときに、ちょっと不安を覚え、恐る恐る開いてみると、小説だったので一安心。

ライトノベルというジャンルであるということを、店員さんから教わりました。

弓道の経験はありませんが、妻が高校時代に弓道部だったので、少し解説してもらいながら読み進めました。

規則など、細かいところはあまり理解できませんでしたが、精神性は、トレイルランに繋がるところもあります。

私たちが普段使っている言葉の中にも、弓道から生まれてきたものが結構あることも教わりました。

久々に、純粋に感動を与えてくれる本でした。

弓道を実際に見てみたい、場合によってはやってみたい、そんな気にさせる本です。(院長)

 

 “弦音(ツルネ)”とは・・・

―矢を発したときに弦で弓を打つことで鳴るといわれる音。天気や心理状態の影響を受けやすく、同一人物が同じ弓を使っても、いつも同じ音がするとは限らない。

   

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