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読書 343 十二国記 東の海神 西の滄海 著者 小野 不由美

2020年03月07日 5:58 PM

十二国記 「国が欲しいか。ならば一国をやる。延王尚隆と延麒六太が誓約を交わし、雁国に新王が即位して二十年。先王の圧政で荒廃した国は平穏を取り戻しつつある。そんな折、尚隆の政策に異を唱える者が、六太を拉致し謀反を起こす。望みは国家の平和か玉座の簒奪か。 二人の男の理想は、はたしてどちらが民を安寧に導くのか。そして、血の穢れを忌み嫌う麒麟を巻き込んだ争乱の行方は。」

 

麒麟が選んだ王の政治に不満を抱く者が、国を変えるために行った行動。

目的は何なのか。

地位、権威、名誉、あるいは国のため・・・。

正義とは何なのか。

正義のためならば、犠牲も厭わないのか。

とても難しいテーマがファンタジーの世界で描かれています。

結局は、納得する情報を提供した側に国民は従っていく。

現代でも一緒ですね。

戦うための心理をうまくコントロール出来るかどうか。

誰を、何を守っていくのかが明確な方に人はついて行きます。

十二国それぞれで展開されるせめぎ合いが続きます(院長)。

   

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