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読書 280 ペンギン・ハイウエイ 著者 森見 登美彦
2019年03月02日 8:27 AM
「ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどにいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ってぼくは、その謎を研究することにした。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。」
歯科雑誌で紹介されていたため、気になり読んでみました。
劇場アニメでも公開された作品です。
主人公の少年は、自分が大人であると自覚し、というか、思い込み、目の前に現れる現象に常に冷静に取り組んでいます。
そんな彼の前に突然現れたペンギン。
あり得ないことを、あり得ないと思わずに真摯に向き合っていきます。
地図を作り、ペンギンの謎に取り組む。
同級生との友情、戦いの中で多くの事を学んでいく。
そこに関わる、通院している歯科医院のお姉さん。
彼女かキーパーソンとなって物語は展開します。
どんなことがあっても、ぶれずに前進する少年。
トライ&エラーの中で見つけたものは・・・。
おっぱいの大きなお姉さんへ抱く子どもながらの感情。
“Good Night”の意味が分からずに”グナイ“と挨拶しお姉さんとコミュニケーションを取ろうとする、ちょっと背伸びをした振る舞いがいじらしい。
居そうで居ないタイプです。
そして、最後の1ページで胸がとても熱くなってしまいました。
ここにたどり着くために、380ページ読んできたんだなと思わされるようなエンディングでした。
毎日が冒険だった未完成な少年時代を思い出させる小説でした。(院長)
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