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※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
5月30日にひの煉瓦ホールでプリマ音楽教室第2回発表会が行われました。
この1年間、教室に通うことが出来ずにいたので、連絡をいただき挨拶に伺いました。
ピアノの伊藤先生から、ボイストレーニングの唐沢先生が事情があって遅れているというお話を伺い、予定があったので出直しました。
再度、会場に着いた時には発表会は終わっていましたが、先生方はまだ会場にいるということでしたので、小ホールへ向かいました。
心拍数が上がっているのを感じながら入り口を入ると、目に飛び込んで来たのは唐沢先生の姿!
1年ぶりの再会。
感動で、話そうと思っていた言葉が出ません。
やっと、気持ちを落ち着け、近況をお話させて頂きました。
帰りに、今回の記念品、発表会のクリアファイルをいただき、名残り惜しくはありましたが、片付けでお忙しそうだったので、帰宅。
You Tubeにオリジナル曲を投稿出来ているのも、唐沢先生のボイストレーニングのおかげです。
復帰できる日までは、プリマミュージックラボの動画を見ながら少しずつ曲を作り、今後に向けて積み重ねていきます。
ところで、クリアファイルの猫が弾いている曲は”ネコふんじゃった”?
もしかすると、唐沢先生が愛犬メロちゃんと歌っていた”犬のおまわりさん”?
あれこれ、考えています(院長)。
太古の生物の前端に、餌を効率よく食べるために「口」ができたとき、顔の歴史は幕を開けた。やがて「眼」「鼻」「耳」などの器官が集中した顔は、情報を受信するだけではなく、みずから発信もする、「見られるもの」へと進化した。顔は静的な部位ではなく、つねに情報とエネルギーが出入りしつづける場所なのだ。あなたの顔に刻まれている、そうした進化の意味を知れば、自分の顔をもっと慈しめるようになるかもしれない。
1999年に大顔展が開催され、足を運んだことがありました。
生物学的、文化的なアプローチから顔を捉え、当然、歯科的な観点での展示、発表も多々、見受けられました。
機会がある度に思い出していたのですが、今年の1月にこの本が出版され、あらためて、顔について見つめなおそうと読んでみました。
顔を捉える時に、最初にスポットがあてられていたのが口。
生物が生きていくためのエネルギー摂取の場として最初に発生する器官であり、当然のことかも知れません。
そこから、動物、霊長類と追いかけ、私たちの祖先となる類人猿にたどりつく。
二足歩行となって手が自由になり、道具を使うようになってから劇的に変化を遂げた人類。
700万~600万年前にアフリカで誕生した「初期猿人」、400万年前に出現した「猿人」、200万年前にアフリカに現われた「原人」、70万年前に出現した「旧人」、そして、20万年前に誕生した「「新人」(ホモ・サピエンス)。
顔という、トータルイメージの変化は、食べ物とそれに伴う噛む力の変遷による骨格の変化がかなりの影響を及ぼしています。
頭蓋骨、顎骨の厚み、形態が食性によって、どんどん変わっています。
自分たちが関わっている口腔という分野の奥の深さを実感しました。
別の本の話になりますが、「人間は、言語を獲得した事により、誤嚥のリスクが発生した」という内容を読んだ事がありました。
複雑な言語を構築するためには、声帯の位置が他の動物よりも下方に位置し共鳴腔を広げる構造に変化したことが原因ということでした。
うまく理解できていなかったのですが、ある研修会で、「嚥下時には声帯も閉鎖する」という事を知り、長年疑問に思っていたことが、霧が晴れるようにクリアになったことがありました。
プリマ音楽教室で発声の解剖学的な理論を教わると、過去に自分で考えていた事とリンクすることがあり、驚きを覚えることがあります。
興味は尽きません。
目の前に現存するサルの世界から自分たち人間の成り立ちを類推することを思い立ち、サルに関する本をたくさん読み始まったことから脈々と続いている、ヒトに対する考察。
この本は、今まで自分で考えていたことの集大成となるようなものでした。
あとがきでは「人類は歯でほろびる」という言葉が出てきます。
歯科に携わっている者としては、」ぜひ読んで欲しい本でした。
顔学会にも入会し、テンションを上げています(院長)。
昨日、初めてYou Tubeに投稿しました。
以前からオリジナル曲を作っていたのですが、音源だけでは物足りないなと思い、画像編集に挑戦。
i phoneの画像編集ソフトi Movieを使ってまとめました。
休日の早朝、多摩川沿いをランニングをしながら、ポイントを見つけて撮影。
ダンゴムシのフィギュアを、思い思いのポジションにセッティングし80シーン位撮り、編集しました。
子供の頃に、おもちゃの怪獣を使って、野原で対戦シーンを再現し遊んでいたことを思い出し、童心に帰り、時間を忘れるひと時でした。
曲は「ぼくはダンゴムシ」。
担当している保育園の歯科講話の後で、ミツバチのオリジナルソングを歌ったら、「次はダンゴムシ!」と園児の一人からのリクエストがあり作った曲です。
「ぼくはダンゴムシ You Tube」検索で視聴出来ますので、よろしければ見て下さい。
なかなか厄介なご時世ですが、ダンゴムシを見習うと、少しは心が軽くなるかも・・・。
第二弾も準備中です(院長)。
サブタイトルは「口を開けたらすごいんです!」。
生き物を、口に特化してまとめた本。
仕事がら、口に関する情報には敏感になっていますが、この本は、スタッフから教えられて入手しました。
テレビで紹介されたようです。
以外に身近な生き物でも、実は、あまり良く知らない事が分かりました。
色々な生き物が、様々な戦略をとって、環境にあった機能、形態へ特化していく。
生き物が生きていくための進化。
舌や歯の機能が食性によって多種多様で、いわゆる、ダーウインの進化論を思い出しながら読みました。
口から生き物をとらえると、こんなにも世界が広がるんですね。
生きていくためのエネルギーを取り込むためには絶対的に必要な器官。
私たち人間も一緒です。
他の生き物の生きざまを知り、自分たちを見つめる。
年齢を問わず楽しめる本でした。
ところで、ウツボはエイリアンのようの二つのアゴを持っているって知っていました?(院長)
新聞の紹介で興味を持ち、読んでみました。
高校卒業後、ロシア国立モスクワ音楽院へ留学していた時に発信していたブログをもとに1冊の本にまとめたもの。
言葉が全く分からない中での音楽留学。
伴奏法、調律法、教育法、ロシア語、ロシアピアニストの歴史、ロシア音楽史など、多岐に渡る学科をこなし、卒業するまでの物語。
サラッと書かれていますが、よくよく考えると、とてつもない事をクリアされたことが分かります。
プロの音楽家として活動している方々は、大なり小なり辿っているプロセスなのでしょうね。
理解の息を越えています。
文章に人柄が出ている、とても読みやすい本でした。
これからも私たちに、クラシックの世界のすばらしさをどんどん伝えてもらいたいと思います。
機会があれば、コンサートへも足を運んでみたいと思います(院長)。
「時間とは何か?時は本当に過去から未来へ流れているのか?“時間が経つ”とはどういう現象なのか?先人たちが思弁を巡らせてきた疑問の扉を、いま、物理学はついに開きつつある。相対性理論、宇宙論、熱力学、量子論、さらには神経科学を見渡し、科学の視座から時間の正体に迫る。」
時間という概念はどういうものなのかを、機会がある度に考えています。
過去、現在、未来があって、過去から未来に向かって進んでいくというのが一般的な考えだと思いますが、読み進めると、どうも、そうとは言い切れないらしいということが見えてきました。
分かったわけではありません。
ニュートン力学から相対性理論への考察の転換、量子論の波動性、タイムパラドックスなど、頭の中をかき混ぜる要素がてんこ盛りの本。
多分、と言うか、確実に、高校生の頃の方が理解出来たと思います。
翻弄されながらも、時間と空間の概念が垣間見えて来たような、全然分かっていないような。
ただ、時間が流れていくスピードはどこでも、誰にでも一緒ではないことは理解出来ました。
生活していく上ではとても便利なため、最初に植え付けられた概念を、何の疑いもなく受け入れてきましたが、そもそも、定義自体を考え直さないとしっくりこないように思います。
社会活動を行う上で、便宜的に考えられたものであって、実際には、空間と同じ概念で考えるという方向性に共感を覚えています。
分かっていない事が分かったという、ソクラテスの言う“無知の知”のレベルですが、何となく心が軽くなってきたような気がします。
これから、時空というものをどのように受け入れていけるか。
子供の頃からSFの世界に浸りながら描いていた想いが、これからどのように変わっていくのか。
そんな自分が楽しみです(院長)。
「歯学生だった剣拳磨は、親の敷いたレールに逆らって大学を中退し、東京にやってきた。そして、歯学部実習での「削り」つながりで、飛び込みで下町の金属加工会社に就職する。削りには自信の合った拳磨だったが、大学でやってきたことが全く通用しなかった。しかし夢中で取り組む内、手作業による削りの仕事が自分に打ち込める世界だと気づく。
やがて、社長に技能五輪全国大会を目指すように言われた拳磨。そこに、中学の頃から立ちはだかってきた神無月グループの御曹司・神無月純也が現れた。自分の会社から多くの選手を出場させた神無月。拳磨は、頂点に立てるのか。」
本を検索していたら、突然目に飛び込んで来た表紙。
歯学生が中退し、金属加工会社へ就職するという紹介がどうも気になり読んでみました。
歯科医院の三代目として生まれ、当然のように歯科医師になる環境にあったが、友人を助けるために、歯科大を中退する。
東京に出てきて、削りつながりで金属加工会社での人生がスタートする。
思っていた以上に、奥が深い事を知りのめり込んでいく。
会社、幼馴染、プライベートなどで関わっていく様々な人間関係の中で、自分を見つめていく。
主人公の心理の変化と成長が伝わってきます。
自分のために追及していたことが、本来は人の幸せのためであることに気が付く。
信じた事に向かって突き進むエネルギーの大切さを教えられました。
2015年に出版された本ですが、2011年の東日本大震災における福島についても描かれています。
届いたその日に読み終える、一気読みでした(院長)。
今朝、歯科医院へ歩いて向かっている途中に、怪しいオブジェを発見。
ポールなのですが、通常とは何かが違います。
近づいてみると・・・先端に刺さっているのはボールペンじゃありませんか!
ずいぶん前に、PPAPが世間を騒がせていましたが、こちらは、ポールとペンが合体したPP、“ポールペン”。
よく、冬になると手袋が被っている光景をよく見ますが、このパターンは初めてです。
作者(?)のセンスにとても癒されています(院長)。
最近、学校歯科教材の動画作りを行っているのですが、BGMの歌の録音時に自動車のエンジン音などがどうしても入ってしまい、対策を考えていました。
組み立て式の防音室も一時検討したのですが、設置スペースとコストの関係で断念していました。
が、調べるとあるもんですね。
マイクの周りをカバーする、とてもシンプルなボックスなのですが、これが、なかなかの優れものなんです。
かなりのレベルで周囲の音をシャットアウトでき、快適な環境が構築されています。
「大様の耳はロバの耳ボックス」と勝手に呼んでいるのですが、今まで以上に、箱に向かってシャウトしています。
あまり、人には見られたくない姿ではありますが・・・。
パソコン、ミニキーボード、マイク、ヘッドホンという、至ってシンプルなシステム。
曲作りが益々楽しくなってきました(院長)。
「あくまで本人が希望した場合の話です。自分の死について考えたとき、安楽死が選択肢のひとつとして、ごく自然にあったらいいな、と思うのです。(本文より)」
先日亡くなられた、脚本家の橋田壽賀子さんが書いていたエッセイ。
戦争で知った命の軽さ、命とは誰のものか、人間の尊厳とはなんだろう、私は安楽死で逝きたい、死に方を選べる社会を、二十歳になったら、死を見つめよう、の6章に渡って気持ちが伝えられています。
2017年に出版されたもので、92歳の時に書かれています。
「死なんて当たり前だった」戦争体験をもとに、命について考え、必ず訪れる死について言及する。
自分は二流と言い、一流じゃない気楽さで仕事をしていたと言われていますが、500本以上という驚異的な数の脚本を書いた事実はきちんと残っています。
「渡る世間は鬼ばかり」そして「おしん」など、輝かしい実績ですね。
テーマが「安楽死」ですが、文章が前向きな姿勢で書かれているため、悲壮感なく、冷静に死を見つめることが出来ました。
共感する部分が多々あります。
あらためて偉大さを知りました。
心の安らぎを頂きました(院長)。

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