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「500万部突破の世界的名著、待望の復刻。青年期の心をめぐる、生き方を確立する方法をさがし求める心理エッセイ。」
“ぼくにはわかっている、ぼくの人生をよぎるこの不安とは「こうあるべき」自分と、ありのままの自分との戦いなんだ。”
本文中の文章です。
訳は、きたやまおさむ氏。
京都府立医科大学在学中にザ・フォーク・クルセイダーズ結成に参加し、帰ってきたヨッパライ」でデビュー。
解散後、作詞家として活動し「戦争を知らない子供たち」で日本レコード大賞作詞賞受賞。
現在は、精神分析を主な仕事として活動。
と、紹介があります。
子供の頃、帰ってきたヨッパライが流行っていて、小学生なのに「酒はうまいわ 姉ちゃんはきれいだ」と歌っていたのを覚えています。
なぜか、帰ってきたヨッパライの鉛筆も持っていたな~。
ザ・フォーク・クルセイダーズは、はしだのりひこ、加藤和彦と一緒に結成した、今考えると、超ビッグなメンバーでした。
その中で、きたやまおさむ氏はウッドベースを担当。
同じベーシストとして、考え方に共感を覚えるところが多々ありました。
若い頃に読んでいれば、また違った生き方をしたのかなと、ふと、思っています。
青年の普遍的思索。
自分自身というものの半径、ベクトル、サイズ、そして、そもそも自分自身とは何だろうという思索の旅に誘ってくれます。
また、時間をおいて読んでみよう(院長)。
最近マジックに興味をもち少しずつトライしています。
いくつかやっていると、やはり、どうしてもカードマジックがやりたくなり、調べて購入しました。
マジックの世界では定番になっているものです。
シャッフルも含め、時間を見つけて練習しています。
ある程度マスターすると最初にスタッフに見てもらい、その反応を見て、治療に来た子供たちに、治療後のご褒美(?)として幾つか披露しています。
純粋な感性で、目を輝かせながら驚いている子供たちの姿が目に焼き付いてきます。
その様子を見ていたスタッフから、「コストコで、1ダースのセットが安く売っていましたよ。」と情報があり、早速買ってきてくれました。
12個が横積みになったパッケージ。
まさに、“トランプタワー”です。
下の部分を開けると一つずつ取り出せる、パッケージ自体がマジックっぽい、楽しい作りになっています。
これで、心置きなく練習できそう。
インチキマジシャンまっしぐらの今日この頃でした(院長)。
「大学二年の夏、サキは母親の計略に引っかかり、大っ嫌いな歯医者で受付のアルバイトをすることになってしまう。個性豊かで、患者に対し優しく接するクリニックのスタッフに次第にとけ込んでいくサキだったが、クリニックに持ち込まれるのは、虫歯だけではなく、患者さんの心に隠された大事な秘密もあって・・・。サキの忘れられない夏が始まった!」
歯科の雑誌で紹介されていたので、興味があり読んでみました。
シンデレラ・ティース、ファントムvsファントム、オランダ人のお買い物、遊園地のお姫様、フレッチャーさんからの伝言の5編。
ミステリーということになっていますが、通常あらわれる殺人などはない中で、謎ときが展開されます。
推理していくのは歯科技工士。
その他にも、歯科衛生士、受付、歯科医師が登場し、患者さんの心の中に秘めた悩みを解決していきます。
患者さん目線のストーリー展開で、かつ、専門的な描写も的確に行われており、この小説を書くためのリサーチ力には感心させられてしまいます。
歯科を舞台に書かれた数少ない小説の中のひとつ。
あらためて、患者さんと接する時に私たちが心掛けておかなければいけない事を再認識させられました。
襟を正して仕事に取り組もう。
恋愛あり、笑いあり、感動あり。
歯科にはこだわらず、純粋にミステリーとしても、とても楽しめる本でした(院長)。
「大学に行って仕事に就くってことがフツーの人生なんじゃないんだよ。そんなの甘い!と思う。一直線に川の流れを下っていくよりも、くねくねと、あっちこっちに曲がりながら進んでいく方が面白い。失敗するかもしれない。挫折するかもしれない。だけど、私は、そういう生き方のほうがいい。」
女性で唯一のピオレドール(金のピッケル賞)クライマー、谷口けいの物語です。
全然知らなかったのですが、新聞の書籍紹介欄にあり、読んでみました。
小中学校時代には、あまり目立たない存在だったが、高校時代にアメリカへ1年間留学し、帰国してから、突然、家を出て自活。
働きながら勉強し大学へ入学。
もちろん、仕送りなし。
大学時代は、サイクリングクラブで活動。
卒業し就職するが、アドベンチャーレースや登山に明け暮れ、3年で会社をやめる。
それからは、エベレストを含め、世界で様々なルートを開拓しながら世界の山々に挑む。
この計り知れないエネルギーは、どこから来たのだろう。
40歳を過ぎたら、これからの人たちを育てることも考ることを考えていた矢先、北海道大雪山系黒岳で滑落。
43歳の人生を終える。
帯タイトルに書かれていた、本文の抜粋のことばは、通常耳にするとあまり響かないが、彼女が言うと非常に説得力があり考えさせられてしまう。
なぜか。
それは、言葉にしていること、あるいは、それを大きく超えたレベルで自分自身行動し、体現していたから。
自由になるための責任と覚悟がひしひしと伝わってきました。
関わった人すべてから愛される存在。
厳しさの中に秘めた優しさ、包容力。
写真に写っている笑顔が勇気づけてくれます。
この本に出合えてよかった。
著者も同じ山ヤで、作家じゃないのに、仕事をしながら一つの素晴らしい本として書き上げています。
みんな、けいちゃんが導いてくれているんでしょう。
感動的な本でした(院長)。
身体の健康は、「歯」を含めた「口」から始まるといっても過言ではありません。人類がかつて経験したことのない「人生100年時代」に突入した現在、いつまでも健康でいるために「口の働き」の重要さを再確認し、ぜひ新型コロナウイルスやインフルエンザの症状の重篤化を防ぐためにも、口腔ケアを大切にしてほしいと願っています。
と、帯タイトルに書かれていました。
「ピンピンコロリ」という言葉は、一度は耳にしたことがあると思います。
健康寿命をのばす生き方。
そのためにはどうすればよいかを学校歯科医が書いた本です。
歯科医師会が提唱する、80歳までに20本の歯を残そうという「8020運動」と同様、結果を求めるためには、そのプロセスが大事であることが語られています。
「三つ子の魂百までも」というように、小さい頃から身に着けた生活習慣は、いい意味でも悪い意味でも、成人期以降に反映されます。
幼少期からの地道な取り組みが、年齢を重ねるにつれ、大きな力となってくる。
学校歯科保健という場で、何をやるべきかを常に考え取り組まれていた先生のお話は、なかなか説得力があります。
考え方、実現させるための方法論など、私たちにとっても非常に参考になることが書かれていました。
常々、昔のウイスキーのコマーシャルにあった「何も足さない、何も引かない」という言葉が歯科の世界で実現されたらすばらしいと思っていました。
私たち歯科医が行う事は、導く事、見つめる事。
そんな事を思い起こしています。
著者の紹介で、年齢もほぼ同じであることを知りました。
新型コロナウイルスを含めた感染症も口腔ケアの重要性が叫ばれています。
一度、原点に立ち返って健康について考えてみるための良著でした(院長)。
東京の或る交響楽団の主席トランペット奏者だったという犬伏太吉老人は、現在、岩手県は遠野山中の岩屋に住まっており、入学したばかりの大学を休学して、遠野近在の国立療養所でアルバイトをしている“ぼく”に、腹の皮がよじれるほど奇天烈な話を語ってきかせた・・・。“遠野”に限りない愛着を寄せる鬼才が、柳田国男の名著『遠野物語』の世界に挑戦する、現代の怪異譚9話。
仙台在住の頃、遠野へ旅行したことがありました。
盛岡経由で訪れ、酸ヶ湯温泉にも泊まり、とても思い出に残る旅でした。
遠野では、河童ぶちに行ったり、民話を聞かせてもらったり、時間の流れがゆったりするような、あるいは、過去へフィードバックするような、今考えると不思議な感覚でした。
思い込みによるものなのか、小説に出てくるように、狐に騙されていたのか、定かではありません。
東北地方(山形)出身の作者ならではの感性で、物語は語られています。
過去に、ひとが自然の一部として生活していた頃の、もしかすると実話なのでは?という思いが湧き上がっています。
語り継がれた民話を著者の感性で表現された、新たな遠野物語。
最終章では、大どんでん返しあり。
舞台を見ているような小説でした(院長)。
「あげな女子と話ができたらなんぼええべねす」・・・東北一の名門校の落ちこぼれである稔。ユッヘ、デコ、ジャナリの四人組と、東京からの転校生、俊介がまき起こす珍事件の数々。戦後まもない頃、恋に悩み、権力に抗い、伸びやかに芽吹く高校生たちの青春を生き生きと描く。ユーモアと反骨精神に満ちた青春文学の傑作。
高校の頃に、NHKのドラマで放映されていたのを思い出し読んでみました。
大学が仙台だった事と、母が二女高出身だったことなどもあり、リアルに楽しみました。
いわゆる仙台弁が飛び交い、もう、それだけでも笑いっぱなし。
宮城県在住の叔母を思い出し、郷愁の念にかられました。
今のように巨大になる前の仙台。
地方都市として程よいサイズの街だったような気がします。
自分も高校は男子校だったため四人組の気持ちは痛いほどよくわかり、思ったことを即、行動におこしている姿がとても気持ちよく、羨ましさを感じています。
学生を育てる環境があったんですね。
今では考えられません。
最後はちょっと、しんみりしましたが、極上のエンタテイメントを楽しみました(院長)。
以前子供向けに、歯の紙芝居を作ったのですが、その時に「歯の神様」のキャラクターが生まれました。
編みぐるみを作ったりしていましたが、今回、「歯の神様絵描き歌」が完成しました。
パソコンで音源を作り歌を録音し、絵描き歌の手順の解説もまとめたのですが、知り合いのお子さんに渡したところ、早速、作品が届きました。
なかなか凛々しい神様です。
歌も覚えてくれているようです。
とっても嬉しいクリスマスプレゼントを頂きました。
しょうたくん、ありがとう。
大切にするね(院長)。
「理解はできないが、受け容れる」それがウェスト夫人の生き方だった。「私」が学生時代を過ごした英国の下宿には、女主人ウェストと、さまざまな人種や考え方の住人が暮らしていた。ウェスト夫人の強靭な博愛精神と、時代に左右されない生き方に触れて、「私」は日常を深く生き抜くということを、さらに自分の問いつづける。
物語の生まれる場所から送る、著者初めてのエッセイ。
エッセイということですが、ほとんどファンタジーでした。
同じことについても、受け止め方によって全く別の世界になるということがわかりました。
日本語への愛など、穏やかに、しっかりと伝わってきます。
日常の捉え方が私たちとは全然ちがうんですね、
イギリスへ留学していた時に出会った人たちとの交流が舞台になっていますが、人物像、風景が目の前に浮かんできます。
分化、人種の違いによる見えない壁も、受け止めつつ接点を見出していく。
相手を鏡にして自分自身を見つめる。
この本を読みながら、自分という存在も宇宙の一部であるんだなという思いに至りました。
心優しい文体。
包み込まれる世界。
素敵です(院長)。
今年も届きました。
毎年12月になると、患者さんが届けてくれます。
色鮮やかなポインセチア。
例年だと、ハロウインが終わると一気にクリスマスのムードに突入していましたが、今年はコロナの影響で、今一つ盛り上がりに欠けているようです。
そんな中、いつもどおりの心遣いが届くと、心が温まるのを感じます。
今年は静かに、クリスマスを味わいたいと思います(院長)。
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