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「あげな女子と話ができたらなんぼええべねす」・・・東北一の名門校の落ちこぼれである稔。ユッヘ、デコ、ジャナリの四人組と、東京からの転校生、俊介がまき起こす珍事件の数々。戦後まもない頃、恋に悩み、権力に抗い、伸びやかに芽吹く高校生たちの青春を生き生きと描く。ユーモアと反骨精神に満ちた青春文学の傑作。
高校の頃に、NHKのドラマで放映されていたのを思い出し読んでみました。
大学が仙台だった事と、母が二女高出身だったことなどもあり、リアルに楽しみました。
いわゆる仙台弁が飛び交い、もう、それだけでも笑いっぱなし。
宮城県在住の叔母を思い出し、郷愁の念にかられました。
今のように巨大になる前の仙台。
地方都市として程よいサイズの街だったような気がします。
自分も高校は男子校だったため四人組の気持ちは痛いほどよくわかり、思ったことを即、行動におこしている姿がとても気持ちよく、羨ましさを感じています。
学生を育てる環境があったんですね。
今では考えられません。
最後はちょっと、しんみりしましたが、極上のエンタテイメントを楽しみました(院長)。
以前子供向けに、歯の紙芝居を作ったのですが、その時に「歯の神様」のキャラクターが生まれました。
編みぐるみを作ったりしていましたが、今回、「歯の神様絵描き歌」が完成しました。
パソコンで音源を作り歌を録音し、絵描き歌の手順の解説もまとめたのですが、知り合いのお子さんに渡したところ、早速、作品が届きました。
なかなか凛々しい神様です。
歌も覚えてくれているようです。
とっても嬉しいクリスマスプレゼントを頂きました。
しょうたくん、ありがとう。
大切にするね(院長)。
「理解はできないが、受け容れる」それがウェスト夫人の生き方だった。「私」が学生時代を過ごした英国の下宿には、女主人ウェストと、さまざまな人種や考え方の住人が暮らしていた。ウェスト夫人の強靭な博愛精神と、時代に左右されない生き方に触れて、「私」は日常を深く生き抜くということを、さらに自分の問いつづける。
物語の生まれる場所から送る、著者初めてのエッセイ。
エッセイということですが、ほとんどファンタジーでした。
同じことについても、受け止め方によって全く別の世界になるということがわかりました。
日本語への愛など、穏やかに、しっかりと伝わってきます。
日常の捉え方が私たちとは全然ちがうんですね、
イギリスへ留学していた時に出会った人たちとの交流が舞台になっていますが、人物像、風景が目の前に浮かんできます。
分化、人種の違いによる見えない壁も、受け止めつつ接点を見出していく。
相手を鏡にして自分自身を見つめる。
この本を読みながら、自分という存在も宇宙の一部であるんだなという思いに至りました。
心優しい文体。
包み込まれる世界。
素敵です(院長)。
今年も届きました。
毎年12月になると、患者さんが届けてくれます。
色鮮やかなポインセチア。
例年だと、ハロウインが終わると一気にクリスマスのムードに突入していましたが、今年はコロナの影響で、今一つ盛り上がりに欠けているようです。
そんな中、いつもどおりの心遣いが届くと、心が温まるのを感じます。
今年は静かに、クリスマスを味わいたいと思います(院長)。
「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹蔵は、実はもはやこの世の人ではない。「わしの分まで生きてちょんだいよォー」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。
舞台は昭和23年の広島。
原爆投下後の親子の物語。
劇場公演のために書かれ、実際に、日本だけではなく、フランスなどの海外でも上演されたようです。
被ばくし、将来、周囲の事を考え、結婚しないと決めた自分と意中の人を慕う自分との心のせめぎ合い。
応援する父。
美しくも切ない恋の物語。
翻訳により、広島の方言で書かれたセリフの面白さが消えてしまったにも関わらず、海外でも、かなりの好評を得たようです。
とても考えさせられるお話でした。
著者はナガサキについても書く予定だったようですが、思いは叶いませんでした。
亡くなったのが2010年。
2011年の震災時に存命だったら、どのような言葉を発してくれたのでしょう。
聞けないのが残念です
表紙は和田 誠さんのデザインでした(院長)。
「年老いた母を種付け馬・花雲の背中に乗せ、嘘を封じる百ヵ所まいりに出た若者。馬の名産地・桜七牧で、真実を述べたばかりに八十八回叩かれた腹いせに、同じ数の嘘をつき生きることを決意、自ら八十八と名乗る。悪代官に野盗の頭目、一癖も二癖もある相手に、嘘つきの天才八十八が言葉巧みに勝負を仕掛ける。恋あり、オゲレツあり、爆笑必至、痛快な男の出世物語。」
学生の頃に単行本を買っていたのですが、読まずにそのままになっていました。
今回、文庫本になったものを見つけ、再度トライ。
これが、読み始めたら止まらない!。
嘘を武器に江戸時代の権力と闘う。
危機が押し寄せても、巧みな嘘で乗り切る。
最初は自分のためだけにやっていたことが、回を重ねるごとに周りの人間関係の中での行動に変化する。
成長していく姿に引き付けられます。
痛快という言葉は、この小説のためにあると言っても過言ではないでしょう。
馬の言葉がわかる八十八が、馬とコミュニケーションをとりながら旅をする。
男と女の間の駆け引きも、おおらかな江戸時代を背景に、美しくも面白く描かれています。
まさに、嘘も方便。
使い方によって、こんなにも威力を発揮するんですね。
結末は、以前読んだ、東北地方の先住民、蝦夷のアテルイを主人公とした「まほろばの疾風」をちょっと彷彿させ、心に熱いものを感じました(院長)。
令和2年12月29日(火)から令和3年1月5日(火)まで休診とさせて頂きます。
緊急の場合は下記診療所にて急患対応しております。
お問い合わせください。
公益社団法人 東京都八南歯科医師会
●日野市休日歯科応急診療所(12月29日から1月3日まで)
日野市高幡1011 日野市立福祉支援センター内
●042-594-2111
●受付時間 : 午前9時から午後4時まで
※保険証及び各種医療証等をお持ちください。
「人はいったい体のどこで考えているのか。それは脳、ではなく歯。人並みはずれて健康な奥歯、であると決めた<わたし>は、歯科助手に転職し、恋人の青木を想い、まだ見ぬ我が子にむけ日記を綴る。哲学的テーマをリズミカルな独創的文体で描き、芥川賞候補となった表題作ほか一遍を収録。著者初の小説集。」
歯科雑誌で紹介されていたので早速購入。
作者は実際に歯科医院での勤務経験があるらしい。
歯科環境の描写、材料の扱いに対する表現など、私たちでは思いつかないような視点で現わされており、とても新鮮でした。
人は脳ではなく歯で考えている・・・。
言われてみれば納得してしまう、とても不思議な空気を醸し出しています。
登場人物の感情の高まりに沿って読むスピードがアップしたり、受け身になって人物像を考察したりと、約100ページの文章の中で様々な世界を行ったり来たりしました。
これから、歯との接し方が変わるような気がします(院長)。
『花粉症は「非寛容」、コラーゲンは「気のせい食品」!?生物学者・福岡ハカセが語る、最先端の生命科学から探求心の育て方まで。明晰かつユーモラスな筆致に理系は苦手というあなたも思わず膝を打ち、腑に落ちる。ノスタルジックに描かれるセンス・オブ・ワンダーの気づきの深い余韻を残す、傑作科学エッセイ。』
福岡ハカセの本は、語り口が好きで、今まで何冊も読んでいます。
今回は、表紙の美しさにつられて買いました。
ハカセの代名詞とも言われる「動的平行」はもちろん、昆虫の事、フェルメールの事、大学の話、ハカセはいかにして作られたか、など、柔らかくも深い文章で語られています。
生物学者という枠組みに捕らわれない柔軟な発想。
少年の心を失わずに物事を見つめ探求する姿には憧れと敬意を覚えます。
読み終えると、毎回ほっとするのは何故なのでしょう。
大阪万博でときめく心を、いまだ保ち続けているハカセ。
これからも追いかけていきます(院長)。
「江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も沸かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次々と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説」
ロビンソン・クルーソーを読み、無人島漂着関連の他の本を探し、読んでみました。
こちらは、事実をもとに書かれたもの。
江戸時代の物流は、船による運搬がさかんに行われていたが、季節によってはかなり危険を伴うことと、幕府の政策に船の構造に制限があったことなどがあり、海難事故は多発していたようでした。
難破し無人島にたどり着き、12年間の無人島生活。
火山島という不毛の土地で、道具も何もないところから、アホウドリや海藻などを食料にして生活をする。
食事の偏りと気力の低下により体調を崩し、仲間が亡くなっていく。
数年後にあらたに漂着した人々との共同生活を、自らの経験を伝授しながら営む共同生活。
そんな中、漂着物から船を作ることを思いつき船作りに取り組む。
常に、希望を抱く事の必要性を胸に、ついに船が完成。
人が住む島にたどり着き、本州への帰還を果たす。
12年間、故郷へ戻る思いを失わずに、孤独と闘いながら生きる。
欲望を消し、意欲というエネルギーで邁進する姿には圧倒されます。
他との比較で運、不運を考えてしまうと不幸になってしまう。
自分との戦いに負けなかった人に与えられた、帰還というご褒美。
読むのにエネルギーを要しながらも、力をもらう本でした(院長)。
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- 2023年12月26日 「噛もう!」
- 2023年12月05日 刺繍
- 2023年09月21日 読書 449 かたちには理由がある 著者 秋田 道夫
- 2023年09月11日 読書 448 グリーン レクイエム 著者 新井素子
- 2022年12月26日 読書 447 このゴミは収集できません 著者 滝沢 秀一(マシンガンズ)

「理解はできないが、受け容れる」それがウェスト夫人の生き方だった。「私」が学生時代を過ごした英国の下宿には、女主人ウェストと、さまざまな人種や考え方の住人が暮らしていた。ウェスト夫人の強靭な博愛精神と、時代に左右されない生き方に触れて、「私」は日常を深く生き抜くということを、さらに自分の問いつづける。