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9:30-13:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
14:30-18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
「人間の代わりに“八咫烏”の一族が住まう世界”山内“で、仙人蓋と呼ばれる危険な薬の被害が報告された。その行方を追追って旅に出た日嗣の御子たる若宮と、彼に仕える雪哉は、最北の地で村人たちを襲い、喰らい尽くした大猿を発見する。生存者は、小梅と名乗る少女ただ一人・・・。八咫烏シリーズ第三弾。」
オープニングからただならぬ気配が・・・。
仙人蓋の流通経路を辿りながら、八咫烏を翻弄するものを突き止めていきます。
村人を襲う大猿、生存者、仙人蓋、そして、第三の門。
閉ざされていた扉と金烏の関係も絡み、八咫烏の政治的な権力争いから、舞台は対外的な場へと広がります。
表の世界と裏の世界。
明と暗。
親と子。
世の中に渦巻いている闇の部分を描き出しています。
ここから、次はどう展開するのか。
シリーズは続きます。(院長)
3月10日(日)は大山登山マラソンに参加してきました。
以前にも何回か参加している、私の好きな大会の一つです。
距離は9キロですが、標高差650m、後半には1610段の石段が待ち構えている、上りだけのなかなかタフなコースです。
風邪気味だったのですが、スタートしたら、ぐいぐいと体調が回復し、前半のロードを4分27秒/キロのペースで突っ込みます。
途中から上り坂に入り、やや足取りは重くなっていきましたが、止まることなく邁進。
石段に入ってからは走ることが難しくなり、一歩ずつ前進。
最後の10段は残りの力を振り絞りゴール。
直後に両足痙攣を起こしてしまいましたが、力を出し切った証拠と前向きに捉え、提供された七草がゆとおしるこを頂き、参拝してからシャトルバスで下山。。
タイムは1時間4分。
2年前のタイムとほぼ変わりません。
満足です。
4月からはトレイルランの大会予定が幾つか入っています。
走るのが気持ちの良い季節になってきました。
マイペースでトライしていきます。(院長)
ラヴェルのボレロを練習しています。
クラシックの曲をエレクトリックベースで弾く教則本があり、どれにトライするか悩んでいたのですが、ルーパーを使うと、この曲はそれなりに形になることが分かり時間を見つけては取り組んでいます。
ルーパーというのは、弾いたフレーズをフットペダルで操作し、その場で弾いたフレーズをどんどん重ねていくことが出来るエフェクターです。
ボレロはご存知のように、バックのフレーズが2小節単位で同じパターンを繰り返すので、2小節分をルーパーで記録し流しておけば、メロディーを最後まで弾き続けることが出来ます。
パッセージはそんなに難しくないのですが、ループするフレーズとメロディーの絡み方が意外に複雑で、ちょっと混乱してしまいます。
でも、弾き始めると止まりません。
クイーンの「We will Rock You」と並行して練習し、うまく頭を切り替えながらのエクササイズ。
なかなか楽しい時間を満喫しています。
あ~、またこうやって、一人上手になっていく・・・。
程々にしておかないといけませんね。(院長)
3月4日(日)に、音楽教室開校のプレミニコンサートに行ってきました。
前々から、オリジナル曲を上手く歌いたいと思いヴォーカルのレッスン教室を捜していたのですが、どうも踏ん切りがつかず、だらだらと時間ばかりが過ぎていました。
ある日、妻から「郵便受けに入っていたよ。」と渡されたのが、プリマ音楽教室のパンフレット。
お酒を飲むと、ボーカルレッスンの事ばかり話していたようです。
東京芸大出身のお二人が講師。
歌とピアノのレッスンを行うということでした。
日野駅前のビルに教室があり、アクセスも良好なので、先ずは空気に触れてみようと思い行ってみました。
クラシックの曲を何曲か聴き、感動を胸に早速体験レッスンを予約。
さて、これから何が起きるか。
未知の世界に飛び込むワクワク、ドキドキ感が止まりません。
機会を見つけて経過を報告します。(院長)
「ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどにいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ってぼくは、その謎を研究することにした。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。」
歯科雑誌で紹介されていたため、気になり読んでみました。
劇場アニメでも公開された作品です。
主人公の少年は、自分が大人であると自覚し、というか、思い込み、目の前に現れる現象に常に冷静に取り組んでいます。
そんな彼の前に突然現れたペンギン。
あり得ないことを、あり得ないと思わずに真摯に向き合っていきます。
地図を作り、ペンギンの謎に取り組む。
同級生との友情、戦いの中で多くの事を学んでいく。
そこに関わる、通院している歯科医院のお姉さん。
彼女かキーパーソンとなって物語は展開します。
どんなことがあっても、ぶれずに前進する少年。
トライ&エラーの中で見つけたものは・・・。
おっぱいの大きなお姉さんへ抱く子どもながらの感情。
“Good Night”の意味が分からずに”グナイ“と挨拶しお姉さんとコミュニケーションを取ろうとする、ちょっと背伸びをした振る舞いがいじらしい。
居そうで居ないタイプです。
そして、最後の1ページで胸がとても熱くなってしまいました。
ここにたどり着くために、380ページ読んできたんだなと思わされるようなエンディングでした。
毎日が冒険だった未完成な少年時代を思い出させる小説でした。(院長)
『人間の代わりに「八咫烏」の一族が住まう世界「山内」で、優秀な兄宮が廃嫡され、日嗣の御子の座についた若宮。世継ぎの后選びには大貴族の勢力争いが絡み、朝廷は一触即発の異常事態に陥る。そんな状況下で、若宮に仕えることになった少年・雪哉は、御身を狙う陰謀に孤立無援の宮廷で巻き込まれていく・・・。』
シリーズ第二弾。
前回は、后候補からの目線で書かれていたことが、同じ時間軸で若宮からの視点でストーリーが展開されています。
元々は、2つを合わせた形で書くことも考えられていたようですが、敢えて2つを分けることによって、物語がとても明確になっています。
この手があったか!
第一弾で最後の最後まで若宮が登場しない背景が分かり、ストーリーをトレースする感覚で読み進めました。
若宮、雪哉、澄尾など、登場人物のキャラクターも良い味を出しています。
次に何が起きるのか。
何処へ向かっていくのか。
目が離せません。(院長)
『恋人にふられ、やりがいのない仕事に追われていた潤は、夏祭りで気まぐれにすくった琉金にリュウという名をつけた。その夜、部屋に赤い衣をまとった謎の美女が現れ、潤に問いかける。「どこだ」。どうやら金魚の化身らしい彼女は誰かを捜しているようだが、肝心な記憶を失い途方に暮れていた。突然始まった奇妙な同居生活に、潤だんだん幸せを感じるように。しかし彼女にはある秘密があった。温かくて切ない、ひと夏の運命の物語。』
表紙の美しさと450ページという厚さに引かれて手にとりました。
「人魚姫」ではなく、「金魚姫」です。
「あかいべべきた かわいい金魚」をすくい取ることから物語が始まります。
飼育のための古い指南書を入手し、金魚鉢で買い始めた時から現れた美女。
言葉もたどたどしいが、一緒に生活をしていく中でなくてはならない存在となり、日常生活に夢と希望が湧き上がってくる。
この生活がずっと続くと思い込んでいたが、ある日、彼女の記憶が戻ると・・・。
読み終えて、心の芯が熱くなっています。
この読後感は何だろう。
予想を覆す展開ですが、切なさが心を覆う何とも言えないストーリーでした。
表紙を見るたびにこの気持ちが蘇ってきます。
とても美しいお話でした。(院長)
「狭い、暗い、死ぬほど危ない!なぜそんなに苦しい思いをしてまで、探検家・吉田勝次は洞窟に潜るのか。それは、どこかにあるはずの“誰も見たことのない”未開の世界を見たいから!発見以来16年間調査している大洞窟“霧穴”の紙上探検をはじめ、沖永良部島の絶景洞窟“銀水洞”、オーストリアの“氷の洞窟群”、世界最大の洞窟“ソンドン洞窟”、そして現在調査中の未踏洞窟の紹介まで、世界中の洞窟と洞窟探検の魅力を語りつくす。美麗な写真口絵、ラスコーなどの洞窟壁画をめぐる五十嵐ジャンヌ氏との対談も収録。」
20代後半で洞窟にのめり込み、入った洞窟は国内外含め1000以上。
高所恐怖症、閉所恐怖症であるにもかかわらず、未開の自然洞窟に果敢に挑戦していく。
真の冒険家の姿が随所に散りばめられています。
洞窟の写真の圧倒的なスケール。
やるかどうかは別として、魅了される気持ちもわかるような気がします。
人類も、アフリカで生まれ、未開の地を求め、それこそ冒険しながら、世界のいたるところにニッチを拡大してきているので、これは、本能なのかも知れません。
小学生のころ、近くの山に“光る石”がとれる洞窟がありました。
採掘場の跡地だったようですが、休みの日になると、友達4~5人で取りに行っていたことがありました。
竪穴を経て横穴へ続く経路。
洞窟内は全くの暗闇ですが、なぜか、懐中電灯ではなくて、ろうそくを片手に入っていました。
今考えると、酸素があることを確認しながらの行動だったのかも知れませんが、当時は、訳が分からず、リーダーシップをとる人にひたすらついて行きました。
ろうそくが消えると真っ暗闇で何も見えず、深い水たまりに落ちてしまう恐怖心に襲われましたが、とりあえず毎回無事に戻っていました。
家に帰って収穫した光る石を家族に見せていましたが、親は、まさかそんな危険なところで取ってきたとは思ってもいなかったでしょう。
ある意味、おおらかな時代でした。
そんなことを思い出しながら読んだ本。
日常の生活とはかけ離れた世界。
冒険心。
忘れたくないものの一つです。(院長)
「人間の代わりに“八咫烏”の一族が支配する世界“山内”で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。朝廷で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の后候補。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれ魅力的な姫君たちが、思惑を秘め后の座を競う中、様々な事件が起こり・・・。史上最年少松本清張賞受賞作。」
書店の平積みで表紙が綺麗だったので、読んでみました。
二十歳で松本清張賞を受賞というのはどんな作品なのかなと思いながら読み始めると、これがもう、どうにも と・ま・ら・な・い。
心理描写、時代背景表現、ストーリー展開と、目を離すことが出来ません。
どうして二十歳という年齢でこのような作品が書けるのでしょうか。
四人の后候補と若宮との駆け引き。
権力争いに果てに行きつくところは・・・。
最後の最後で、大どんでん返し。
八咫烏の世界を舞台にした壮大なファンタジーです。
久々に感動と興奮を覚えました。
シリーズを読み進めます。(院長)
最近、休日に軽く足を延ばす機会が増えています。
今回は、板橋区にある熱帯環境植物館に行ってきました。
清掃工場の余熱を利用して運営されています。
隣には温水プールもあり、なかなか素敵なアイディアのもとに作られています。
入ると最初に設置されているのは水族館。
そこを経由し、熱帯の植物エリアに突入。
ボランティアガイドのツアーの時間に合わせて行動。
植物にはあまり興味がなかったのですが、説明を聞き、植物も生き物で、生存競争の中で種を保存していることを知りました。
自然界は深いですね。
今回新たな発見がもう一つ。
以前、山手線一周ランを行ったときに、高い塔が遠くに見えていたのですが、それが清掃工場の煙突だったことが分かりました。
疑問が解けて、少しすっきりしています。
探せばいろんな所があるもんだ。
また近くをうろうろしてみます。(院長)

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