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14:30-18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
「ブライダルフェアに遊びに来た女子大生・塚川亜由美と親友の聡子は、会場で不思議な新郎・一柳と出会った。。スタッフのみどりによれば、彼は結婚式のドレスも日程も自分一人で決めて、新婦は一度も現れていないのだという。調査を依頼された亜由美だが、帰宅途中のみどりが何者かに襲われて・・・・。」
赤川次郎作品を初めて読みました。
あまりにも人気が高いため、かえって避けていたところがあったのですが、読んでみるとやはり面白い。
この、「花嫁シリーズ」の他にも、「三姉妹探偵団シリーズ」、「吸血鬼シリーズ」、「華麗なる探偵たちシリーズ」、「子子家庭シリーズ」、「マザコン刑事シリーズ」、「天使と悪魔シリーズ」、「南条終いシリーズ」など、シリーズものも沢山あるようです。
今年は、著書600冊を達成したそうです。
凄い。
これから少しずつ読んでみます。(院長)
以前、夢枕獏の「神々の山嶺」を読みましたが、この本は、その主人公、羽生丈二のモデルになった森田勝の物語です。
「谷川岳、アイガー、エベレスト、K2、そして最後の山となったグランド・ジョラスと、まるでなにかに復讐するかのように死と隣り合わせの岩壁に挑み続けた男、森田勝。登山会の組織になじむことなく、一匹狼として名を馳せた男がたどった生涯を、ノンフィクション作家、佐瀬稔が描く。」
山にかけるエネルギーが想像を絶するものがあります。
生い立ちや学歴などに対するコンプレックスも突き動かす原動力に一つになっているようですが、それ以上に、一つのことに取り組んでいく集中力や持続力が並大抵ではありません。
私たちからすると、なぜそんな、より危険なところを求めて行動するのだろうと思ってしまいますが、自分の限界を超えたところにあるものを探して突き進む姿には感動を覚えてしまいます。
決して自分の意見は曲げず押し通してしまうため、周りからはあまりよく評価されていなかったようですが、本質を知る人たちからは愛される存在だった森田。
結婚して子どもが生まれても山に挑戦し、最後には、妻と幼い子どもを残して命を落としてしまう。
人間の強さと弱さを全部吐き出すような生き様を見せつけられました。
アルピニストとして生きる性なのでしょうか。
まだまだ知らない世界がありました。(院長)
「ビブリオ古書堂の事件帖」の 三上 延と「R.O.D」の作者の対談です。
「ビブリオ古書堂の事件帖」は全巻読んでいましたが、「R.O.D」は未読です。
『三上:本を読む行為って、自分に変化をもたらすわけじゃないですか。感動とはまた違う・・・うまく言えないですけど、興奮するんですよね。』
『倉田:欲しい本を見つけたら、迷わず買おうと決めた。普通の人の十倍買おうとしたら、これが意外に楽だったので、今、百倍買ってるんです。』
この二人の対談。
読書好きにとって面白くないわけがない。
「最近みんな本を読まなくなったって言うけど、読む量は月に10冊位なんですか?」と質問するような人たちです。
「年に数冊らしい」の言葉に「えっ・・・・」と絶句していますから。
小学校の頃から既にかなりの本を読んでいたようです。
次から次へと出てくる、本に関する話題。
多分、この二人は放っておいたら、いつまでも話続けるでしょう。
読んだ本の数だけ人生を体験出来ると思い、時間を見つけては読んでいますが、とても、お二人の足元にも及びません。
こんなに自由な対談が出来るのが、とても羨ましい。
人生の中で、どれだけの本に巡り会う事が出来るのか、これからも楽しみです。
明日も本屋さんをぶらぶらしながら、出会いを楽しみにしてみます。(院長)
「尿に多量のたんぱくが出ているのに、腎機能にはまったく異常がない。美人医師・若松みなみの検査を受けた大学生の真柴徹は、以前に軽い気持ちで参加した治験のアルバイトに疑いを抱く。一緒に治験を受けた火野美紀とともに真相を探り始めるが、彼女は突然行方不明になってしまった。美紀を救うべく、単身敵地に乗り込んだ真柴は、恐るべき計画の存在に気づいたのだが・・・・。医療ミステリー最新作。」
書店で、パッケージされた上で、平積みになっていたので、興味を持って読んでみました。
エンディングに近づくにつれ、タイトルの意味が分かってきます。
開発された薬の、人体における有効性、安全性を検証する治験。
まとまったお金が手に入るため気軽に参加したが、どうも、その後の体調が気になり医師に相談する。
そこで、遭遇する事件。
薬は治験を通過して認可されるわけですが、その制度を巧みに利用しようとする人物の存在。
薬の開発には必要な事なのでしょうが、あまり安易に捉えるのは考えものです。
著者は医師。
最後の最後までスピード感が衰えない文章でした。
医療の、表からは見えない部分を垣間みました。(院長)
「二十歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にたおれ、余命10年であることを知る。笑顔でいなければ、周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから、死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが・・・。衝撃のタイトル。衝撃の結末。涙よりせつないラブストーリー。」
自分の余命を知る。
それも、二十歳で。
誰にでも必ず訪れる「死」ではあるが、二十歳で余命10年という状況はどうなんだろう?
タイムリミットを知ったうえで生きる、という現実が突きつけられる。
1日は長いのに、1年は短いという感覚。
人を好きになることを諦める決意をしていたが、生きているとどうしても沸き上がってくる感情を抑えきれないジレンマ。
「死ぬって、もっとワガママできると思っていた。」
の一言は、とても重みがあります。
作者自身も、この本の編集が終わった直後、病状が悪化し刊行を待つことなく、2017年2月に亡くなっています。
想像の世界ではなく、実体験がベースになって書かれているようです。
現実を見せられました。
結末を読んで、胸が熱くなり妙にじっとしていられなくなっています。
(院長)
著者は、漫画家、手塚治虫の長女。
娘から見た、手塚家の日常が描かれています。
有名漫画家の家庭に生まれ我が儘に育ちながらも、社会に出てから父親の存在の大きさに気づき、現在は手塚プロダクションの取締役になり「手塚イズム」の伝道者となっています。
自分のやりたい事に猪突猛進している姿に頭を悩ましつつも、娘の将来を考える父親。
いつも矢面に立っている母親とは別の対応で、過密スケジュールの合間を縫って娘に接する姿に、父親の偉大さを感じました。
とても愛情の深い方だったんですね。
そんな中から生まれた「鉄腕アトム」は大好きなアニメでした。
平成元年に胃がんで亡くなられる頃は、それまでとは違った空気の中で家族が動いていきます。
病床でもペンを離さなかった父親、それを取り巻く人々との心の交流が見えてきます。
あらためて、手塚治虫という人物は、もうこの世には存在しないんだなという事を実感しました。
今更ながら、ちょっと淋しい...。
でも、作品は生き残っていますからね。
解説は、忌野清志郎です。
彼も、ジャンルは違えど、超多忙な中で自分を表現し続けた人でした。
最後の最後で、さらにしみじみとした読後感を得ています。
愛される人というには、いつまでも心の中で生き続けるものなのですね。(院長)
歯科医師を主人公にしたミステリーです。
江戸時代の歯科医師を主人公とした「口中医桂助事件帖」シリーズは、以前読んでいましたが、現代版は初めてです。
著者も現役の歯科医師。
「このミステリーがすごい」で受賞し作家デビューしています。
「スタッフ全員が女性の錦織デンタルオフィス。月城この葉はもの静かな美人歯科医。医師としての腕はもちろん、長い黒髪とFカップの胸が人気の理由だ。同時に彼女は人々の隠された真実をつかむ術に長けていて、歯科衛生士の高橋彩女とともに、周囲で起こる日常の謎や連続殺人事件に挑む。読めば歯医者に行きたくなる、歯科医療本格ミステリーの頂点。」
症例A,B,Cの三章に渡ってストーリーが展開されますが、謎解きが歯科の特性を生かしたものになっていて、「そうきたか。」と思わず唸りながら読みました。
歯科医師ならではの切り口で書かれていますが、誰が読んでも楽しめる本です。
歯科治療の解説付きで、ドラマにすると面白そう。
シリーズにならないかな~。(院長)
今まで何曲作ったのか数えてみたら、30曲を越えていました。
読んだ本の感動を表現したもの、吹奏楽のイメージで作ったもの、歯科に関するもの、イベントのテーマソングなど、節操のない作り方をしていますが、1曲1曲それぞれに思い入れがあります。
出来上がってから振り返ると、歌詞はそれなりに考えながら作っているのですが、メロディーに関してはどうやって生まれたのかが思い出せません。
不思議ですね。
以前はデジタルのマルチトラックレコーダーを使っていたのですが、ベース以外はあまり巧く弾けないので、現在は専らマックの音楽ソフト、ガレージバンドを使い、テンポを落としながらキーボードでリアルタイムで入力し、タイミングを修正してからテンポを上げて再生するという方法をとっています。
最近ハンディレコーダーも入手したため、ボーカルも入力出来るようになりました。
ハモって録音すると、なかなか楽しい。
肉声が入ると曲の味わいが変わりますね。
ソロベースの練習をしながら、ゆるゆると曲作りにも取り組んでいきます。(院長)
平成29年8月13日(日)から8月17日(木)まで
夏季休診とさせていただきます。
ご不便、ご迷惑をお掛け致しますが何卒ご了承ください。
休診日に、デイサービス施設へボランティア演奏に行ってきました。
今回で3回目。
装備としては、ベースアンプ、マイク、マイクスタンド、譜面台、ベースと、今回はパソコンを持って向かいました。
選曲や曲のデータの入力から始まり、機材の搬入や本番でも一人でやるため、ちょっと大変な部分もありますが、自分の日程さえ合えばいつでも行ける身軽さがあり、この状況が結構気に入っています。
最初の時はちょっと緊張しましたが、少しずつ馴染んできました。
音源に合わせてベースを弾きながら利用者の皆さんと一緒に歌っています。
毎回新しい歌を追加して臨んでいるのですが、楽しそうに歌ってもらえるとこちらも嬉しくなってテンションが上がります。
前回の演奏の後、「あんしん館」のテーマソングを作りCDにして届けていたのですが、休憩時間になるといつもかけてもらい、とても感激しました。
昭和の名曲を中心に準備をしていますが、じっくり聴くと味わいのあるものが沢山あります。
最近のJ-POPで将来まで残るものはどれだけあるんだろうと、思わず考えてしまいます。
二ヶ月に一回のペースで、次は10月。
秋に似合う曲を探そう。
(院長)

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