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14:30-18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
休診日に、デイサービス施設へボランティア演奏に行ってきました。
今回で3回目。
装備としては、ベースアンプ、マイク、マイクスタンド、譜面台、ベースと、今回はパソコンを持って向かいました。
選曲や曲のデータの入力から始まり、機材の搬入や本番でも一人でやるため、ちょっと大変な部分もありますが、自分の日程さえ合えばいつでも行ける身軽さがあり、この状況が結構気に入っています。
最初の時はちょっと緊張しましたが、少しずつ馴染んできました。
音源に合わせてベースを弾きながら利用者の皆さんと一緒に歌っています。
毎回新しい歌を追加して臨んでいるのですが、楽しそうに歌ってもらえるとこちらも嬉しくなってテンションが上がります。
前回の演奏の後、「あんしん館」のテーマソングを作りCDにして届けていたのですが、休憩時間になるといつもかけてもらい、とても感激しました。
昭和の名曲を中心に準備をしていますが、じっくり聴くと味わいのあるものが沢山あります。
最近のJ-POPで将来まで残るものはどれだけあるんだろうと、思わず考えてしまいます。
二ヶ月に一回のペースで、次は10月。
秋に似合う曲を探そう。
(院長)
1995年に文庫本で出た作品。
『「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことはとても哀しい・・・。言語が消滅するなかで、執筆し、講演し、交情する小説を描き、その後の著者自身の断筆状況を予感させる、究極の実験的小説。』
言葉が消えてゆく状況というのは想像が出来ますか?
最初に「あ」から消えるのですが、それだけで「愛」、「あなた」、「明日」、「暑い」、「味わい」、「赤」・・・など、沢山の言葉が消えてしまいます。
「ぱ」、「せ」・・・と順になくなっていきますが、代わりの言葉で表現出来ているうちはいいのですが、それが出来なくなった時には存在が消滅してしまう。
「以前にはあったような・・・」という記憶の痕跡を辿っても、蘇らない。
言葉というコミュニケーションツールを失い、自分自身の思考回路も、ままならなくなってくる。
自分自身の存在自体も曖昧になってくる。
人間から言葉を奪うとこうなるんですね。
言葉が消滅しても、違和感無くストーリーが展開されて行きます。
最後まで小説としての形を保ち続けるところは流石です。
筒井康隆氏以外には無理でしょう。
発想自体が違います。
唯一無二の作品。
別世界を漂ったような読後感があります。(院長)
先日の櫻井 哲夫ソロベースライブの時に買ってきた最新アルバムです。
スタンダードとなった曲を、ベーシストの亀田誠治プロデュースで録音されています。
全部で11曲。
毎日聴いています。
どの曲も、とても素敵にベースが歌っています。
特に好きなのが、フェイク、タイム・アフター・タイム、イマジン。
スラップでもフレットレスベースでも、縦横無尽に奏でられる音の数々。
ジャケットには本人からサインをもらっています。
家宝もののCDとなりました。(院長)
ずっと前から気になっていた講習会。
武術を中心に、介護や音楽の世界など様々な分野で活躍されています。
今まで本は何冊か読んでいましたが、文字では理解出来ない事が多く、実際に体感してみようと思い参加しました。
山のアップダウンを走っている時のからだの使い方が知りたかったんです。
テレビにも出ているので、ご存知の方もいるかと思います。
場所は、東京武道館。
挨拶の後で最初に行われたのは、高さのある段差を、いかに力を使わずに登るかの解説。
知りたかった、上る時のポイントが提示されました。
他にも、転倒した時の受け身、物を持ち上げる時の腕のポジション、走る時の手の形など、いろんな方面からのアプローチがあり、とても有意義な講習会でした。
理屈はわからないが、教わったやり方で行うとからだが素直に動く事が体感出来ます。
とにかく、一瞬の動きが凄く速い。
動き出す瞬間、方向が分からないから、よけいにスピードを感じます。
サッカーの選手が、ディフェンスのかわし方などについてもレクチャーを受けていました。
からだの構造に合った動きをいかにして引き出すか。
何かを付け加えるのではなく、今持っている能力を最大限に生かすだけで、かなりの力が発揮出来るようです。
眠っていたものを目覚めさせる。
これからのトレーニング法が変わるような気がします。(院長)
「闇を引き裂く 怪しい悲鳴 誰だ 誰だ 誰だ」で始まるテーマソングが頭に蘇ってきます。
小学生の頃にテレビで見て、恐くて眠れない夜を何度も過ごしました。
特撮の種明かしなどもあり、忘れられない映像です。
この小説は、2013年にBSプレミアムで新シリーズが放映された後に出版されています。
「常識では考えられない怪奇な犯罪を専門に調査するSRI(特殊科学捜査研究所)の5人の面々が、科学力を駆使して不可解な事件の真相に迫る。人間の水分を吸い取る恐怖の玉(「血の玉」)、生物を瞬く間に白骨化する黒い影(「地を這う女王」)、ヒトを溶解する謎の少女(「闇に蠢く美少女」)、連続バラバラ殺人事件の真相を追う牧史郎が見た闇(「深淵を覗く者」)。犯人は、そしてそのトリックは!?新シリーズのノベライズ」
ということで、タイトルを見ただけでもぞ~~っとしてしまいます。
読んでいる時に背中を叩かれたら、びくっ!としてしまいそうです。
「あり得ない事が起きた」ということは、「あり得ることである」という視点で捜査に取り組むSRI。
事件は怪奇現象の様に見えるが、実は、人間が意図的に行っているもの。
怨念とでも言うのでしょうか。
誰を、何を守るのか。
そのためには、どうすればいいのか。
それぞれの想いが複雑に絡み合って行きます。
じっとしていても心拍数が上がるストーリー。
生きる事の意味も教えられます。(院長)
日曜日はライブに足を運びました。
会場は静岡県三島市のライブハウス「after Beat」。
彼は二十歳の頃から追いかけているベーシストです。
初めて聴いてから、かれこれ40年近くになります。
カシオペアのライブで衝撃を受けてからずっと聴き続けてきました。
最新のDVD「櫻井哲夫 密着365日」で櫻井さんの人間性に触れ心が熱くなり、直接肌で感じたくなりチケットを購入。
WARWICKのベースの解説、DVDの製作秘話を盛り込んだ約2時間のステージ。
会場のスペースの関係で、ミュージシャンと観客の距離がとても近く、自分のために弾いてもらっているような錯覚に陥ってしまいます。
前半はソロ活動の曲が中心に奏でられます。
とても心地よくからだの中にしみ込んでくる音を味わいました。
後半はカシオペア時代の曲が盛り込まれ、特にメドレーでは、過去に一所懸命コピーしたベースラインが万華鏡のように次から次へと飛び出し、音、指の動きを追いかけながら、溢れる涙を拭うのも忘れ、櫻井哲夫ワールドにどっぷり身を委ねました。
ブラックジョーク、ドミノライン、タイムリミット、スペースロード、ジプシーウインド、ハレ、ギャラクティック・ファンク、ミッドナイト・ランデブー、朝焼け、 ルッキングアップなど13曲のメドレー。
その後に、ドミノラインだけはベースソロも含めフルバージョンでの演奏。
ミントジャムスを聴いてコピーしていた頃の自分の記憶も蘇り、同時代に時を積み重ねてきた感動が胸の鼓動を高めてくれます。
ベーシストとして世界に誇るトッププレーヤーですが、そんな枠では収まりきれない、とても大きなものを感じてきました。
余韻に浸っています。(院長)
生き物は環境に応じて進化、適応して種を保存しています。
でも、時には人間から見ると、ちょっとざんねんな変化を遂げているものもあります。
そんな事例を集めたのがこの本です。
読み出すと面白くて止まらなくなります。
例えば、カメムシは敵に襲われると、毒性のある強烈な液体を発射して敵を撃退するが、狭い容器に閉じ込めて刺激すると、自分の出した液体の臭いにやられて気絶してしまう。
ん~、残念。
先日、内輪で加齢臭の話題が出ましたが、それどころじゃないですね。
こんなお話が満載です。
待合室に置いてありますので、興味のある方はご覧下さい。(院長)
ベース1本で曲が奏でられるソロベースの世界。
今まで練習していたものとは別のベーシストがアレンジした楽譜が出ていたので購入しました。
人が変わるとこんなにもアプローチが変わるんだと感心しつつ黙々と取り組んでいます。
20曲ありますが、まずは「DOWN TOWN」から。
「おれたちひょうきん族」で使われていたと言えば分かる人もいるでしょう。
山下達郎作曲の作品。
イントロが特徴的ですね。
弾いているとあの頃が蘇えり、時間を忘れてしまいます。
現時点でのレパートリーは、クリスマスイヴ、サンタが街にやってきた、ふるさと、花、なだそうそう、ジュピター、シューベルトの子守唄、トップ・オブ・ザ・ワールド、スカボロフェア、見上げてごらん夜の星を、夜空のムコウ、ダウンタウンの12曲になりました。
ボランティア演奏でも弾いたりしていますが、ほとんど自己満足の世界です。
これからも地道に、弾ける曲を増やしていきます。(院長)
末期のがん患者を診ている女医、早坂ルミ子の悩みは患者の気持ちが分からないこと。
ある日、不思議な聴診器を拾う。
胸に当てると患者の心の声が聞こえてくる。
芸能界を夢みていたが親に反対され諦めていた女性、子育ては妻に任せっきりだった会社員、娘の結婚に反対し後悔している母、中三のときの負い目を背負っている男性。
みんな、余命数ヶ月の宣告を受け、今までの人生を振り返り苦悩する。
聴診器から聞こえてきた 心の叫び、つぶやき との対話を通して、一人一人の人生に寄り添う。
時には、「もし、別の人生を歩んでいたら」という思いを聴診器を当てている間に実現をさせ、現実を見つめてもらう。
第1章のDreamでは泣きました。
自分自身で積み重ねてきたものを肯定することの大切さが伝わってきます。
解説の「人生は選択の連続だ。一つ一つの選択は点だけど、その点が繋がって人生になっている。どこで間違えたのか、とか、どの選択が正しかったのか、とか、そんなことはいくら考えてもしょうがない。大丈夫、今のあなたが、あなたなんですよ。垣谷さんのそんな声が聞こえてきそうだ。」に納得。
まさに、この事を教えてくれる本です。(院長)
「バブル崩壊前に買ってしまった分譲団地。20年近く経つ今もローンを抱え、織部頼子は節約に必死だ。その上、老朽化による建替え問題に振り回される日々。ある日、友人の三起子にイケメン資産家の彼氏を紹介される。が、彼女は失踪し、いつしか琴里が彼と婚約することに。織部家、まさかの人生大逆転?一気読み必至の傑作社会派エンタメ長編。」
住宅双六という言葉を初めて知りました。
家を手に入れるという夢と現実とのギャップ。
世の中の流れ、特に経済社会は一定しているわけではないことを念頭に入れて動かないと、振り回されてしまう事を教えられます。
何を求めるか、どこで満足するか。
とても難しい問題です。
前回の本と同様に、世の中の仕組みの表には見えないところが描き出されています。
この小説は、作者の体験に基づいて書かれているようです。
刺激的な作品を書く作家ですね。
紹介通り一気読みでした。(院長)

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