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9:30-13:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
14:30-18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
シリーズ第6弾。
プロローグ
第一章「走れメロス」
第二章「駆け込み訴え」
第三章「晩年」
エピローグ
今回は、以前にも発生した「晩年」を巡る事件の続編です。
太宰治の自筆が入った本の存在を巡り人々の欲望が絡み合います。
人間関係を探って行くと、思いも寄らぬ方向へ導かれる。
以前、事件を起こした田中敏雄が再登場し、話を複雑にしていきます。
「晩年」を狙っている人物は誰なのか?
目的は何か?
この本を読んで、ここまで取り上げられる太宰治の魅力とは何だろうと、とても興味が湧いています。
希少価値のある本を、高価なものとして捉えるのか、本そのものにかかわる歴史に興味が湧いているのか。
捉え方によって扱いはかなり変わってくるのでしょうね。
何れにしても、本なのに読む事を前提としないで、大切に保管するところが不思議ですね。
楽器であれば、どれだけ歴史があって高価なものでも、実際に使って音を出す事が前提になっているのに・・・。
この違いは何でしょう。(院長)
23日は山梨で走ってきました。
日本で最大規模を誇るウルトラマラソン。
3部門ありますが、今回は118キロに挑戦。
スタート時間は午前4時。
シャトルバス付きのホテルが取れなかったため、富士駅前のホテルから会場までの6キロを歩くことを想定していたため、0時起床。
1時にホテルを出たところ、運良く隣にタクシー会社があり、歩かずにスタート地点の富士北麓公園に到着。
ラッキーでした。
前日の雨の影響もあってのことなのか、最低気温は2℃まで下がっていました。
かなり冷え込んだ中、短パン、Tシャツにジャケットを1枚着込んで皆が集まっているスタート地点でスタンバイ。
周りに人がいるところで密集すると、あったかいんです。
南極のペンギンの気持ちが分かりました。
午前4時にスタート。
日の出前の暗闇の中を、ヘッドライトを点けて黙々と走ります。
最初の湖、山中湖で日の出が見られ、少しずつ周りが見えてくるようになります。
とにかく先が長いので、ペースを崩さずに一歩づつ前へ。
途中、沿道で、どこかで見たような人がいて、じっとみつめると、相手も気がついてくれました。
日野自動車の社員の方で、以前音楽のイベントで知り合った人だったんです。
お互い、こんな所で顔を合わせた偶然にびっくり!。
「がんばりま〜す!」と声をかけ前進します。
川口湖を越えた56.4キロ地点では、預けてあった荷物を受け取り着替え。
「まだ、半分も来ていないんだ・・・。」とちょっとめげそうになりましたが、ここで、先程の彼が待機してくれていて、「がんばって!」とハイタッチしてくれたことにより、「一人じゃないぞ。」と気が付きモチベーション復活。
「ありがとう。」と感謝の気持ちを伝えてから、西湖、精進湖を経て次の関門に向かいます。
本栖湖の75キロ地点で再度荷物を受け取り着替え。
「残り6時間で、フルマラソンの距離を走ればゴールだ。」と思いながらも、ここまでで、ほとんど足は使い切っており、気持ちも完全に折れてしまっていたので、「リタイアする人はこちらのバスに乗ってくださ〜い。」の呼びかけに思わず反応してしまう自分がいました。
誘惑を振り切り、再び、とにかく前へ。
冷たい飲み物、エネルギージェルばかり摂っていて、疲れも重なり、だんだん胃が食べ物を受け付けなくなってきます。
でも、エイドでは、吉田うどん、コンソメスープ、レモネード、おかゆなど、温かくてお腹に優しいものが多数用意されていて、とても助かりました。 疲労の蓄積からなのか、左足のアキレス腱周囲が痛みだし、足を踏み出すのが困難になり、80キロ地点辺りから歩く場面も出てきましたが、みんなに完走すると宣言していた手前、最後まで、とにかく諦めずにゴールを目指しました。 景色を楽しんでいる余裕なんかありません。 といいつつ、写真は結構撮りましたね。 やっぱり、富士山ですから。 結局、14時間でゴール。途中、ショートカットしていたことに気が付き、トータルでは110キロ位になりましたが、無事戻って来れてほっとしています。 今回は、距離はもちろんですが、寒さ、寒暖の差、足の痛みとの戦いでした。 それでも、多くの事を教わりました。
1日で、山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖を走って回るツアー。 自分と向き合いました。(院長)
シリーズ第5弾。
プロローグ 「愛のゆくえ」リチャード・ブローティガン
第一話 「彷書月間」
第二話 「ブラック・ジャック」手塚 治
第三話 「われに五月を」寺山 修司
エピローグ 「愛のゆくえ」リチャード・ブローティガン
です。
またしても、登場人物の新たな過去が明らかになります。
古書への書き込みをもとに、行方の分からなくなっていた人物を捜す。
栞子さんの推理により、今回も事件が解明されていきます。
本を通して人間関係、ドラマが生まれていくんですね。
様々な人々の手を渡って現在の場所に行き着いた古書。
触れた人の数だけ、物語が出来上がっていく。
本だけが知っている数奇な運命。
作家はもちろん、読者の歴史を紐解く世界。
またまた、栞子さんと五浦大輔との関係にも進展がみられ、目が離せなくなっています。
(院長)
日曜日は、研修会に参加してきました。
日野市の介護認定審査会委員になり5月から活動する予定のため、審査の流れ、ポイント、注意点などについて3時間半の研修を受けてきました。
基本調査、主治医の意見書をもとに行われた一次判定と特記事項をもとに、審査会で二次判定を行い、実態に合ったサービスを提供するためのシステムです。
普段、あまり介護の分野には関わっていませんが、じっくり勉強をして、より良い判断が出来るように取り組んでいきます。(院長)
週刊文春に連載されたものが一冊にまとめられています。
読者の投書に答えたもの。
サブタイトルが「人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい」
この言葉に興味をもって購入しました。
物事、分かれば分かる程、新たな疑問点が出てきてキリがないということをよく経験します。
もしかすると、分かったような気になっているだけなのかも。
ソクラテスの言葉で「無知の知」というものがありますが、「自分は何も分かっていない事が分かった」というのが精々なのでしょう。
他にも、「すぐ役に立つものはすぐに役にたたなくなる」「人が人を救うことはできない。しかし共に戦うことはできる」「手を差しのべている人にしかリンゴやブドウは降りてこない」など、時には優しく、時には厳しく返答しています。
人生を積み重ねた人にしか出来ないこと。
自分が同じ質問を受けたら何と答えるのか考えてみるのも面白いかも知れません。(院長)
江戸を舞台にしたエンタメ小説。
尾張藩主・徳川宗春は、美人画に現をぬかし、藩の治政には全く感心のない毎日を送っていた。
ある日、将軍吉宗公から贈られた煙草を吸ったところ気を失ってしまう。
目覚めたところは現代の名古屋。
タイムスリップした先でおこる数々の珍事。
尾張藩の側用人の子孫、すずの監視のもとで現代を渡り歩き、 アイドル、熟女、金髪美人と出会って体験した事を、尾張藩の発展のために生かす。
江戸と現代との往復のなかで、積み重ねていく人間愛。
心が熱くなります。
「超高速参勤交代」や「幕末マラソン侍」など、彼の著書は、どれをとっても、心に響くストーリーが散りばめられています。(院長)
シリーズ第4弾。
今回は、ついに母親登場!
第1章 孤島の鬼
第2章 少年探偵団
第3章 押絵と旅する男
今回の古書は誰の小説か分かりますか?
第2章で分かりますよね。
探偵、推理小説作家の江戸川乱歩です。
彼の作品の膨大なコレクションを譲る代わりに、ある金庫を開けてほしいとの依頼が入る。
中には何が隠されているのか・・・。
母と娘との間での推理の応酬で、事件は解明されていくのか?
はらはら、どきどきが止まりません。
五浦大輔と栞さんとの関係にも、新たな展開が生まれます。
次はどんな舞台が用意されているのか、とても楽しみです。
この本を読み、ボランティア演奏用に、「少年探偵団」など昭和のテレビ番組の主題歌はどうかな?と模索しています。
予期せぬところで繋がってきました。(院長)
来院されているお子さんからお手紙をいただきました。
ドクター、スタッフ用にお姉さんのかのちゃんが2通、イラストで妹のかこちゃんが1通、とても心がこもったお手紙です。
「ハミガキサンバ歌っちゃいます!」のメッセイージ入り。
癒されました。
いつも笑顔の姉妹。
定期検診で、健やかなお口を保ちましょうね。
ありがとう。(院長)
休診日にデイサービスの施設へ行ってきました。
豊田駅近くの「あんしん館」です。
以前、多職種連携の集まりがあり、そこでボランティア演奏のことを打ち上げの場で軽い気持ちで話をしたら、本当に依頼の連絡が来て「おっ!」と思い、本腰を入れながら準備を進めていました。
前にも2回程、他の施設に行ったのですが、今考えると自分の好みの選曲ばかりで利用者の方々の事を考えていないプログラムを組んでいたため、終わってからも、どうも煮え切らない気持ちを引きずっていました。
今回は心機一転。
選曲、アレンジもゼロから準備。
ボーカルとベース以外のパートをMacの作曲ソフト「Garage Band」で作り、本番ではベースを弾きながら歌うパターンをとりました。
目指せ、ポール・マッカートニー!
「三百六十五歩のマーチ」「ふるさと」「ああ人生に涙あり」「あかとんぼ」「君といつまでも」「愛して愛して愛しちゃったのよ」と、ソロベースで何曲か用意して本番に突入。
予め曲目を伝えてあり歌詞カードは用意されていたため、皆さん、元気に歌ってくださいました。
演奏しながら徐々にテンションが上がり、アンコールまでいただき、あっという間の1時間。
皆さん楽しそうで、良い笑顔をしていました。
終わってからは、容赦なしの次のオファーがあり、6月にまた行く事になっています。
最速、新曲を用意しようと、昭和の名曲を検索しています。
春の陽気に誘われて、なんだか気持ちまでぽかぽかしてきました。(院長)
シリーズ第3弾。
相変わらず、古書にまつわる謎を栞子さんが解き明かして行きます。
プロローグ:「王さまのみみはロバのみみ」
第一話:「たんぽぽ娘」ロバート・F・ヤング
第二話:「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの」
第三話:「春と修羅」宮澤堅治
エピローク:「王さまのみみはロバのみみ」
今回は、登場人物の親子の葛藤が描かれています。
母と娘です。
お互いに愛情が深いだけに、一旦ぶつかってしまうと大きな溝を作ってしまう。
それでも、機会を見つけては関係を修復しようと試みるが、お互い意地を張り、ますます悪化することのくり返し。
ありがちですね。
栞子さんもその一人。
母親のメッセージを求めてきっかけとなる本を探し続けていましたが、ついに・・・。
古書をテーマーに、よく、これだけのストーリー展開が出来るなあと、毎回感心しています。
目が離せません。
今まで音信不通だった母親との新たな展開が生まれるのか?
第4巻に続きます。(院長)

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