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休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
シリーズ第3弾。
相変わらず、古書にまつわる謎を栞子さんが解き明かして行きます。
プロローグ:「王さまのみみはロバのみみ」
第一話:「たんぽぽ娘」ロバート・F・ヤング
第二話:「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの」
第三話:「春と修羅」宮澤堅治
エピローク:「王さまのみみはロバのみみ」
今回は、登場人物の親子の葛藤が描かれています。
母と娘です。
お互いに愛情が深いだけに、一旦ぶつかってしまうと大きな溝を作ってしまう。
それでも、機会を見つけては関係を修復しようと試みるが、お互い意地を張り、ますます悪化することのくり返し。
ありがちですね。
栞子さんもその一人。
母親のメッセージを求めてきっかけとなる本を探し続けていましたが、ついに・・・。
古書をテーマーに、よく、これだけのストーリー展開が出来るなあと、毎回感心しています。
目が離せません。
今まで音信不通だった母親との新たな展開が生まれるのか?
第4巻に続きます。(院長)
タイトルで選び読みました。
ランニングの形態にも様々なものがありますが、駅伝に関しては他とは一線を画すものを感じています。
自分のためではなく、チームのために力を出し切る世界。
八王子夢駅伝でも、区間を走り終えた時には、達成感というよりもほっとした記憶があります。
脚が速いわけではないが、走ることが好きな12歳の走哉。
地区の駅伝大会に参加したいとの意思表示をするが、「補欠なら」ということでエントリーが許される。
気持ちが折れそうになるが、じっと耐えトレーニングに励む。
そして大会当日、チームにアクシデント発生。 どうする、走哉。 小学生から中学生になる過程で経験する心温まるストーリーが描かれています。 こうやって人は成長していくんだなということが、再認識させられました。
未完成であるがための純粋さがじわじわと伝わってきます。
同人誌に掲載されたものがKADOKAWAの編集者の目にとまり、出版に至ったという経緯を持った作品。
続編もあるので、読んでみます。(院長)
シリーズ第二弾。
サブタイトルは「栞子さんと謎めく日常」。
今回の目次は
プロローグ 坂口三千代「クラクラ日記」
第1話 アントニー・バージェス「時計じかけのオレンジ」
第2話 福田定一「名言随筆サラリーマン」
第3話 足塚不二雄「UTOPIA最後の世界大戦」
エピローグ 坂口三千代「クラクラ日記」
です。
「クラクラ日記」はプロローグとエピローグに出ていることからも分かるように、ビブリア古書堂店主、栞子さんの過去を知る上でとても重要な存在になっています。
「時計のオレンジ」は以前購入したまま、まだ読んでいませんでしたが、エンディングに2つのバージョンがある事を知りました。
「名言随筆サラリーマン」については、非常に有名な作家の、デビュー当時の名前による著書です。
「 UTOPIA最後の世界大戦」は、マンガですが、これも、超有名な漫画家のメジャーになる前のペンネームです。
店員として働く五浦大輔の、店長へ抱くほのかな思いに全く気付くこともなく、デートは古書店巡りという、体の隅々まで古書で出来上がっているような栞子さんは、本のストーリー、バックボーンをもとに古書を巡るさまざまな事件を今回も解決していきます。
本にまつわる知られざる世界に触れながら、ミステリーを堪能する。
沢山の味わいを提供してくれるシリーズ。
読書好きにはたまらない小説です。(院長)
「好きになる免疫学」に続くシリーズ、同じ著者の書籍です。
大学で生化学を教わりとても素晴らしい事が生体内で起こっている事が分かり、ときめいた記憶が蘇ってきました。
個体を作り上げている細胞の巧みな働き、エネルギーや情報の伝達、遺伝子などについて、とても複雑な事を非常に分かりやすく解説されています。
種の維持、個体の維持のために作り上げられたシステム。
究明していくことはとても興味のあることですが、それが本当に生き物にとって必要なことなのかということも含めて、解明されたとしても、それをどう使っていくかの判断はとても難しいことであることも分かります。
ある意味、まだまだ分からない事だらけなんだなということも分かりました。
全ての生き物に共通する事項があり、それをもとに様々な種が生まれている現実を明解に伝えてくれる本。
とても深い世界を教えてもらいました。(院長)
昨日は、青梅高水トレイルランで走ってきました。
今回で19回という、トレイルランでは老舗の大会です。
距離は30キロ。
3回目の参加です。
ゼッケンナンバーは648。
「むし歯ですか~」と自分にツッコミを入れながら準備をすすめます。
スタート前に、エアロビでウオーミングアップ。
というか、やり過ぎ感もありましたが、体が温まり、関節もほぐれ、いい感じでスタンバイ。
かなり後方からのスタートになり、直後から渋滞にはまってしまいましたが、力を温存しゆっくりとレースを作っていきます。
徐々にばらけてきてやっと走れるようになってきてから、ふと、何かがいつもと違うことを感じ始めました。
アップダウン、フラットと、どんな場面でも肉体的にも精神的にも状態が変わらず、気持ちが折れることもなく最後まで走りきる事が出来ました。
自分自身を、ちょっと離れたところから見ているような感じでした。
今までにはなかった感覚です。
追い込んで走っていたつもりでしたが、余力を残してゴール。
手元のウオッチでのタイムは3時間38分17秒。
渋滞でのかなりのロスがあったのにも関わらず、昨年と同じような結果でした。
何が変わったのだろう。
・・・多分、分からないし、分からないままの方がいいのかも知れません。
あまり理屈では考えずに、その時の自分の体に聞いて、返ってきた答えに従って一歩ずつ前に進む。
その繰り返し。
これからのランに生かしていきます。
とりあえず、5連戦が終わりました。
また、新たな走りが始まります。(院長)
書店でみつけて、久々に熊谷達也の小説を読みました。
宮城県生まれの著者。
東北地方を舞台に書かれています。
目次が「2010年4月19日(月)PM」で始まり、「2011年3月10日(木)PM」で終わっているので、「ん?」と思い読み進めていたら、やはり、想像していた通りでした。
「2010年春、東北の港町・仙河海市の美術館で働く笑子は、教育者の両親を持ち、優等生を演じてきたため、心身に不調をきたすほどだった。副館長の菅原との情事の時だけが、生きている実感が持てた。しかし昔勤務していた中学校の教え子、祐樹との再開がそれを許さなかった。年の離れた2人の男性との激しい性愛に堕ちていく笑子。生命を燃やし、相手を求める笑子が、最後に決心したものとは・・・。肉体の純愛小説。」
と裏表紙に紹介があります。
男女の関わりの中の葛藤で少しづつ自分の本心を見つけ出し、ついに、自分の思いに正直に突き進む事を決意した笑子。
東日本大震災前日までの物語。
頭の中は、翌日以降のストーリーの様々なイメージが飛び交っています。
続編として震災以降を舞台とした小説も出ているようなので、読んでみます。
自分で描いたものとの相違点を確認してみます。(院長)
日曜日は八王子で走ってきました。
高尾山駅下車で徒歩15分、八王子陵南公園がスタート地点です。
小雨が降り気温も低く、コンディションとしてはちょっとつらい感じでした。
距離は10キロ。
防水ジャケットで雨対策を行いましたが、やはり体は徐々に冷えてきます。
朝は雪が降ったとか。
ウオーミングアップで体を温めスタートラインでスタンバイ。
合図と共にスタート。
寒さのため足が思うように動きませんでしたが、なんとか食らいついてゴール。
そして、記録証では・・・・。
やったー!
3位入賞です!
どんな小さな大会でもいいから、一度、入賞を味わってみたいとずっと思っていたのですが、ようやく小さな夢が叶いました。
タイムは44分13秒。
いい感じです。
協賛のリケンの入賞商品を受け取り家に帰り、ゆっくりとお湯に浸かり冷えきった体を癒し、祝杯を挙げました。
スキージャンプの葛西選手もワールドカップで3位に入りW杯入賞最年長記録を更新し、 稀勢の里も逆境の中での逆転優勝したその日に初入賞出来たことが、喜びを倍増させてくれています。
これからのランニングへのモチベーションを高めてもらいました。
来週は久々にトレイルランの大会が控えています。
どんな走りが出来るか楽しみです。(院長)
鎌倉の片隅で営業している古本屋「ビブリア古書堂」。
店主は若くきれいな女性。
この店に持ち込まれる古書を巡って様々な事件が起きてゆく。
人見知りの激しい店主だが、古書にまつわる謎と秘密をもとに、鮮やかに解決していく。
第1話 夏目漱石「漱石全集・新書版」(岩波書店)
第2話 小山清「落穂拾ひ・聖アンデルセン」(新潮文庫)
第3話 ヴィノグラードフ クジミン「論理学入門」
第4話 太宰治「晩年」(砂子屋書房)
と、実在の作品をモチーフとした話が展開されます。
まず、作者の古書に対する深い知識と愛情が伝わってきます。
本にまつわる歴史や背景などを知るだけでも面白いのですが、それにも増して引き込まれるストーリー展開があり、久々に時間を忘れて没頭してしまいました。
登場人物のキャラ、生い立ちにまつわる秘密など、読みどころ満載の本。
先日の大会でシャトルバスを待っている間もずっと読んでいました。
読書好きはもちろん、そうじゃない人でもとても楽しめる本だと思います。
昨日は、残りの2〜7巻(ここで完結するらしい)をまとめ買いしてきました。
小山清の本も注文しました。
眠れない日が続きそうです。(院長)
連休初日は箱根で走ってきました。
今回が初めての開催。
有料道路を貸し切って走る、13.6キロのひたすら登るコースです。
東海道線早川駅を降りて受付け会場へ。
天気も良く暖かかったので、短パンとTシャツで臨みました。
MAZDAターンパイク箱根小田原料金所をスタートしMAZDAスカイラウンジのゴールを目指します。
ゲストランナーには、三代目山の神、神野大地選手と、トレイルランナー鏑木毅選手も参戦し大会を盛り上げてくれます。
箱根の自動車専用道路のため、延々と続く上りに加えてカーブではバンクがあり、前後左右の路面の傾きに合わせて足を運ぶ、トレイルランと同じような感覚が足底から伝わってきます。
途中、ざわめきが起き振り返ってみると、みんなのスタートを見届けてから最後尾から走ってきた神野選手が追い上げてきました。
とにかく、恐ろしく早い。
上りなのに、下りを駆け下りているようなスピードです。
重力はどこに行ってしまっているんだろう?
山の神を間近で体験する事が出来ました。
これだけでも、この大会に参加した価値がありました。
結構きついコースでしたが、止まらずにゴール。
タイムは1時間28分31秒。
順位は約1600人中379位。
スカイラウンジの上空ではトンビが旋回していました。
人間が食べているものを狙っているので注意するようにとのアナウンスがあり、思わず動きを観察してしまいました。
記録証で一時発行トラブルがあり、預けていた荷物もなかなか見つからなかったため、どうなっているんだろうと思いつつも、着替えてゆっくりと帰りのシャトルバスへと向かったところ、ここからもう一つの戦いが待っていました。
シャトルバスが全然来ないのです。
結局、登りを走り終えて疲れているのにも関わらず、立ちっぱなしで1時間半も待たされやっと乗る事が出来ました。
スタート地点から標高でいうと980m位登ったところでの待機だったため、体は冷えるわ、お腹が空くわで、第二のプチ耐久レースを味わったような感じです。
いつもバッグにあんぱんを一個入れているので、これを食べて凌ぎました。
気温が低かったらどうだったんだろうと、想像するだけでもゾッとします。
給水も人手が足りなく並んで待ったり、運営にはかなり問題のある大会でした。
来年も開催されるかどうか、微妙です。
企画としては、面白い大会だっただけに、とても残念です。
帰りは、みんなの流れに合わせて駅に向かったのですが、途中から2つに分かれたので、左の流れに合わせて動いたところ、今回もきっちり二分の1の確率を外し、目的の東海道線ではなく箱根登山鉄道の駅にたどり着きました。
長いものには巻かれる主義の私は頭を切り替え、箱根登山鉄道、小田急線、横浜線、中央線とのんびりと乗り継ぎ帰宅。
ゆっくりとお風呂に入り、体を癒しました。
来週は八王子のマスターズで10キロの予定です。
連戦がもう少し続きます。(院長)
抄読会で歯周病をテーマにした論文を選んだところ、免疫を理解していないと訳せないことが分かり、基本に戻って頭を整理するために読みました。
歯周病の病因論については、この10年で大きく変化しています。
免疫に関する情報も日々変化しているため、常に新しい情報をインプットすることが必要になっています。
内容的には、一般向けに書かれており、とても読みやすい内容になっています。
著者の荻原清文先生がイラスト付きで解説しており、理解しやすいとても優れた本です。
難しいことを簡単に分かりやすく伝える事ってなかなか出来ないですよね。
シリーズの中の分子生物学の本も注文しているので、合わせて読み、現在の免疫へ頭をリニューアルしていきます。(院長)

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