
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
9:30-13:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
14:30-18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
大会結果が出ました。
正式タイムは1時間43分31秒。
種目別(56~64歳の部)の順位は307人中27位、総合順位は1937人中370位でした。
種目別の中では一番若い(?)ので、今年はチャンスだと思っていましたが、全力を出し切ってもこの順位。
皆さん、素晴らしいと思います。
まだまだ、追いかける余地がありますね。
年内、残り9レース。
これから走りやすい季節がやってきますので、気持ちよく突っ込んでいきます。(院長)
28日(日)は、富士吉田火祭りロードレースで走ってきました。
前日、スタディーグループの納涼会があり11時まで飲んでいたため、当日は寝坊してしまい、慌てて家を飛び出しました。
前日に荷物をセットしていて良かった・・・。
5時22分の電車に乗り大月まで行き、富士急に乗り換え富士山駅に到着。
シャトルバスに乗り会場へ。
暑さが予想されるので対策を十分にという案内があったため、短パン、Tシャツで向かったのですが、会場に着くと、雨も降っていたため気温が下がっており、大きなタオルを腰に巻いて寒さをしのぎました。
走っている間も体が冷えそうだなと思っていたのですが、徐々に雨もあがり、良好なコンディションで9時30分スタート。
普通にハーフマラソンを走るつもりでいましたが、スタートから8キロあたりまではずっと登りが続き、かなり踏ん張る羽目に。
折り返し点を越えると今度は下りが続き、重力のなすがままに足を委ね、登りのタイムロスを取り返します。
その後も、アップダウンが繰り返され、結局フラットな所はごく僅かという結構タフなコースでした。
途中、一瞬トレイルも出てきたりと、結果的にはなかなか走りがいのある面白い大会でした。
タイムは1時間43分39秒。
年代別では上位も狙えるかなという淡い期待をいだきましたが、途中無理だとわかり、目標を1キロを5分切ることに変えましたが、こちらの目標は達成出来ました。
順位はまだ発表されていないので、結果が出たらお伝えします。
帰りは、大月駅まで富士山ビュー特急に乗車。
4月からスタートしたようですが、車内販売や観光案内などもあり、車両もとてもきれいで快適な乗り心地でした。
富士山駅からは富士急ハイランドのアトラクションが見えましたが、自分には、大会コースのアップダウンくらいがちょうど似合っているかな。
また来年も走ってみたい、面白い大会でした。(院長)
自他ともに認める超天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスの生涯について書かれた本です。
父親の影響でドラムを叩いていたが、フットボールの試合で骨折したことにより、エレキベースに転向。
そこから、彼の栄光と苦悩がスタートします。
フェンダージャズベースのフレットを抜いてフレットレスベースに改造し、ハーモニクスを駆使し、超高速でフレーズを正確に刻む。
最初に出したソロアルバムで、一気にエレキベースの既成概念を崩し世界のベーシストに衝撃を与えました。
テクニックだけではなく、作曲に関しても素晴らしい才能を見せ、多くの名曲を残しました。
ウエザーリポート加入後も、その勢いは止まらず、観客層まで変えてしまう程の影響を与えました。
マーケット的にも大成功を収め、世界を舞台にツアーを敢行。
しかしその影では、アルコールとドラッグによってすべてが蝕まれていく。
様々なベーシストが彼の作り上げたテクニックを身につけていく事によって、精神的に追い込まれた部分もあるようです。
それ以外にも多々、理由はあるのでしょうが、最後には、ステージに立つ事すらも拒否されるという、彼にとっては戻ることが出来ないところまで追い込まれ、ついにライブハウスのガードマンから暴行を受けて亡くなってしまいました。
学生時代にジャコ・パストリアス ビッグバンドを聴きに行ったことがあります。
その頃既に、奇行について雑誌で読んでいましたが、まさかそこまでとは思わず、亡くなった記事を読んだ時にはあまりの驚きに言葉が出ませんでした。
ジョン・レノンの暗殺の時と同じ位の衝撃でした。
天才であるがゆえに抱えた苦悩。
チャーリ・パーカー、ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソンらと同じく若くして人生に終わりを告げたのです。
しかし、残された軌跡は、音楽の歴史の中にしっかりと刻まれています。
「ティーン タウン」「Three Views of a Secret」「おまえのしるし」「チキン」「バードランド」など、素晴らしい名曲の数々。
アルバム「ワード オブ マウス」はジャケットも含めアルバム全体で一つの芸術作品だと思っています。
今でも、ジャコの曲を聴いてベースに目覚める若い世代の人たちがいるようです。
彼の作り上げた世界は、音楽の歴史を変えました。
人々の心の中で永遠に生き続けるジャコ。
単行本で一度読んでいますが、文庫本になりあらためて読み、ますます彼の人間としての魅力を再認識しました。
純粋な心を持った愛すべき人です。(院長)
羽田空港までランニングした帰りに電車の中で読むために浜松町駅で購入しました。
名作と呼ばれているものに時々手を延ばしてみると、新鮮な感動を覚えることが多々あります。
今回もそのひとつでした。
手塚治虫の自伝で「新宝島」が紹介されていたので、オリジナルを読んでみようと思ったのが選んだ理由です。
「死んだ老海賊の遺留品から「宝島」の地図を手に入れた少年ジム・ホーキンズは、医者のリヴジー先生や一本足の船乗りシルヴァーらと財宝を探しに孤島に向けて出発した。ところが海賊どもの反乱が勃発。敵は十九名、ジムの味方は六名。息を呑む銃撃戦、恐怖の単独行の果て、ついにジムは宝のありかにたどり着くが・・・。」と紹介にあります。
島を舞台にした小説はある一定のパターンがあるような気がしますが、それでも、毎回ドキドキしながら最後まで一気に読まされてしまいます。
「冒険」は、大人になっても忘れることが出来ない夢の世界。
自分が登場人物になりきってしまいました。
先日読んだ「十五少年漂流記」と同じく新訳で刊行されています。
ロングセラーの翻訳本は、時代による言葉の変遷に合わせて訳も生まれ変わっています。
まさに福岡伸一ハカセが言っている「動的平衡」。
伝わるニュアンスが変わらないようにするため言葉が変わっているのですね。
夏にふさわしい本でした。
今回のお盆休みの間は、羽田空港へのランニング、読書4冊、ソロベースの曲の練習と、休みが続いてもやっている事はいつもと全く変わりませんでした。
これも「動的平衡」で説明がつくのでしょうか?(院長)
マンガの神様自ら綴った栄光と挫折の日々。
生前に書かれた唯一の自伝が新装版として復刊されました。
1946年マンガ家としてデビューしていたことを今回初めて知りました。
海外でも人気の高い、日本のアニメのベースを作った人物。
私がリアルタイムで見ていたのは「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「ワンダー3」「リボンの騎士」「悟空の大冒険」など。
「鉄腕アトム」は白黒だったのが「ジャングル大帝」ではカラー放送になり、オープニングテーマと一緒に展開される映像の美しさ、スケールの大きさは今でも覚えています。
同じ頃、ディズニーの番組も日曜日の朝に放送されており、こちらも楽しみに見ていた記憶があります。
夢がありましたね。
SFが大好きだったので、アトムの世界にはどっぷりと浸かっていました。
同じマンガ家同士の交流、トキワ荘、アニメ創世期の話、出版社との関わり、作品の生まれた経緯など、わくわくするものばかりが濃厚に散りばめられています。
私の家が自営業だったので、子どもの頃は親の仕事が終わるまではテレビ三昧。
メンタリティーの多くはテレビ番組で培われましたが、中でも手塚治虫アニメのパーセンテージはかなり高いと思っています。
新たな世界を開拓していく人たちのエネルギーが伝わってくる自伝。
沢山の記憶が蘇ってきます。
少年時代の思い出にゆったりと浸らせてもらいました。(院長)
今、昔話が生まれるとしたらをテーマに書かれた短編集です。
ベースになっているものは
かぐや姫、花咲か爺、天女の羽衣、浦島太郎、鉢かつぎ、猿婿入り、桃太郎
の7編。
ストーリーは昔話とは全く別のものですが、ニュアンスはほのかに漂っているという微妙な作品の数々。
独立した話なのですが、どこか繋がりを感じさせられ「おや?」と前のストーリーを振り返るものもあります。
地球の滅亡、犯罪者の結末、男と女の話などを若者の語り部が紡いでいく。
想像力を掻き立てられるとても不思議な世界。
伊坂幸太郎の「終末のフール」を思い出してしまいました。
三浦 しをん作品は結構読んでいますが、どこからこのバリエーションが生まれるんでしょう。
今回もとても楽しませてもらいました。(院長)
著者は、2001年エドモンド世界選手権、2005年ヘルシンキ世界選手権の男子400メートルハードル銅メダルをとったアスリートです。
タイトルに興味を持ち読んでみました。
「限界とは、人間のつくり出した思い込みである」
「人は、自分でつくり出した思い込みの檻に、自ら入っている」
という仮説のもとに、さまざまな角度から検証しています。
自分の見えない檻から抜け出す法として
「自分の役割を演じるのをやめて心のブレーキを外す。」
「努力しない」
「大きな夢はいらない」
「成功体験はいらない」
「期待にこたえない」
を挙げています。
「必要なのは<変化>を加えることだ」
この言葉の意味は何でしょう?
私たちが考えるアスリートというのは、「大きな夢に向かって努力をして、成功体験を積み上げ皆の期待にこたえる存在」というイメージを持ってしまいがちですが、どうも違うらしい。
何をすればよいのか?
「大きな夢を持つ」よりも「目の前の問題を解決し、改善を繰り返す」
「目標を持たず、自分にできる範囲で楽しんでいる限り、人は限界の檻に入りにくい」
「自分のやりたいことに軸を置いていたほうが、期待以上の結果を残せる」
「成功体験による誤学習にとらわれると変化についていけない」
「無知を味方につける」
などなど・・・・。
とってもわかりやすく解説されています。
「限界とは、人間のつくり出した思い込み」
例えば、ランニングの雑誌を読んでいると、フルマラソンで訪れる「35キロの壁」にいかに対応していくかという文章をよく目にします。
すると、みんな口々に「35キロの時点で、必ずハンガーノックがくる」というのですが、自分ではメンタルノックだとずっと思ってきました。
もし、これが「ゴールの先、43キロでハンガーノックがくる」と書かれていれば、みんなその気になって 35キロの壁なんか忘れちゃうんじゃないかと本気で思っています。
とっても共感できる本でした。
今回のオリンピックの日本人選手の活躍も素晴らしいですね。
こちらからも「限界の正体」を教えてもらっています。(院長)
まとまった休みをとった時には、普段では行けない所を目指す長距離ランニングを行っています。
今回は、炎天下の中、多摩川をひたすら下るという、ちょっと無謀な、題して「夏の乱(RUN)」。
日野駅を朝8時にスタート。
川沿いを下っていきます。
とにかく、日差しが強い!
じりじりと照りつけて、首筋がヒリヒリしてきます。
がんがん汗をかくのですが自動販売機はあってもコンビニが見当たらない。
念のため、Suicaと一万円札をポケットに入れて走っていたのに小銭がないため、130円のペットボトルの水が目の前にあっても手に入らないというジレンマを体験しました。
ん〜、お金について考えさせられました。
途中スポーツ公園があり、水道でようやく水を補給しバックに入れていたおにぎりにかぶりつき一息。
足元に小さなアリの行列がいたので、「一緒に食べようね」とお米を3粒置くと徐々に群がってきて、動きが活発になってきます。
私たちにとってはたったの一粒でも、アリとってはご馳走なんですよね。
お腹が落ち着いたので、「よっしゃ!」と気合いを入れて再度足を進めます。
Tシャツに汗の塩分が噴き出しても、目的地はまだまだ先。
さらに、さらにひたすら足を進め東名高速、東海道新幹線の高架橋をくぐると、ようやくコンビが目の前に現れてきました。
500mlのボトルを購入し残りのランに備えます。
首都高速を越えた頃に、ようやく目的地が見えてきました。
羽田空港です。
先が見えてきたためTシャツを着替え、気持ちをリフレッシュし笑顔でゴールに向かった・・・のですが、そこでまさかの突然の土砂降り!
風も強まり前が全然見えず、どこに向かっているのかも分からない中、ずぶ濡れになりながら目の前の大きな建物にひたすら向かいやっと飛び込んだら、そこは羽田空港国際線ターミナル。
思いがけず、ゴールへのラストスパートをかける結果になりました。
ずぶ濡れTシャツを柱の影で脱ぎ絞ってから、もう一枚の予備のTシャツに着替え、ターミナルの中へ入っていきました。
上半身は乾いていても、他は濡れねずみ状態。
(干支がねずみ年なんです・・・。関係ないか)
完全に浮いていることを自覚した上で、周りの目線を無視しながら無料シャトルバスに乗り込み、国内線ターミナルへ直行。
まだ、こちらの方が目立たないかなと思って行動しましたが、結果、一緒でした。
諦めてモノレールに乗り浜松町へ。
体は疲れているのに、アクシデントにより頭がギンギンに冴えてしまったため、浜松町駅で文庫本を買い、帰りの電車の中で読んできました。
今回は46,2キロの行程でした。
「多摩川をひたすら進んでいくと、羽田空港に辿り着くよ」と以前教えてもらった一言を信じて行動したランニング。
終わってみるとなかなか楽しい時間を体験しました。
上半身裸で走っている人を見かけ羨ましかったので、翌日も多摩川沿いを短パンだけでランニング。
凄く気持ちがいいんです。
ジャングルブックの主人公になったような気分。
結局、この休みでトータル66キロ走行。
冬のランが待ち遠しいです。(院長)
先日、メジャーリーグ通算3000本安打という偉業を達成したイチロー選手。
この本では、メジャーリーグ挑戦以降の発言を「イチローの精神と目標」「イチローの準備と訓練」「イチローの不安と逆風」「イチローの形と野球観」「イチローの技術と結果」の五部構成でまとめられています。
以前にもこのシリーズの1冊を読んでいますが、一つ一つ、心に深く響いてきます。
トップアスリートとして続けることが、いかに大変であるか、そのために計り知れない努力をいかに積み重ねているか。
当然、もって生まれたものはあるでしょうが、それだけではないことがわかってきます。
262のメッセージから何を学び取ることが出来るか。
イチローからのプレゼントを大切に心に刻みたいと思います。
読書も160(イチロー)冊目になりました。(院長)
先日読んだ「五分後の世界」の続編です。
「日本国軍から、細菌戦の特殊部隊との同行を求められたアメリカ人ジャーナリスト、キャサリン・コウリーは、九州東南部の歓楽都市ビッグ・バンで発生した感染症の説明を受けた。情報は少ないが、筋痙攣の後に吐血し死亡させるウイルスが蔓延しているという。ずれた時空の日本を襲った人類<最後の審判>」
と紹介があります。
第1章 レトロウイルスのように
第2章 細胞外マトリクス
第3章 エンドサイトーシスで細胞質へ
第4章 リソソーム・残骸の街
第5章 壊死したミトコンドリア経由
第6章 ゴルジ装置・腐乱酵素放出
第7章 モリソンホテル・免疫グロブリンの群れ
第8章 核酸の中へ・終止コドンの発見
第9章 逆転写酵素の秘密
第10章 ヒュウガ・ウイルス
各章のタイトルについては、解説でくわしく説明されています。
生物学の基礎があると、より理解度が深まると思います。
免疫系の世界を舞台に進むストーリー。
人類とウイルスとの共存は可能か?
肉体と精神のコントロールによって何がおきるか?
再読ですが、前回とは全く違った視点で読みました。
もう一度じっくり読んでみたいと思わせる作品です。(院長)

- 2025年07月11日 夏期休診のお知らせ
- 2024年11月29日 年末年始休診のお知らせ
- 2024年08月10日 夏期休診のお知らせ

- 2023年12月26日 「噛もう!」
- 2023年12月05日 刺繍
- 2023年09月21日 読書 449 かたちには理由がある 著者 秋田 道夫
- 2023年09月11日 読書 448 グリーン レクイエム 著者 新井素子
- 2022年12月26日 読書 447 このゴミは収集できません 著者 滝沢 秀一(マシンガンズ)