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※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
お正月読書、第五弾。
「水木サンが見たこの世の天国と地獄をユーモアたっぷりに綴ったエッセイ。おいたち、オウムにみとれて命拾いした戦争体験、妖怪について・・・。人生にはいろんなことが起こって当たり前、下手にいじくり回すより、自然の流れに身を委ねた方がいい。あくせく競争に追われるより、南国のように、のんびり暮らそう。」
と裏表紙にありました。
追悼で多くの本が出ており順番に読んでいるのですが、内容が重なっていても、その都度、新鮮な気持ちで読むことが出来ます。
毎回、新しいことを聞かせてもらえます。
どうしてなんだろう。
もしかすると、妖怪のせいなのね、そうかもね。
水木しげるのすべて
蝶になった少女
お化けは実在する
死ぬまで幸福になる方法
の4章に分かれて書かれています。
修羅場をくぐり抜けてきた上で語れること。
深〜いお話です。
ということで、お正月休みはランニングと読書三昧のとてもリッチなひと時でした。(院長)
お正月読書、第四弾。
昭和40年代に書かれたショート・ショート24編がまとめられています。
筒井康隆作品は大学生の頃にたくさん読んでいたのですが、最近復刊されたのが何冊かあり、順番に読んでいます。
作者も自分自身も若かったんだな~という感慨にふけりつつ、あらためて、コントロール不可能なエネルギーを感じています。
風刺、SF、ホラーまで、黒い笑いが全開。
入ると、ちょっと抜け出せなくなります。
常識を超えた世界を見ることによって、常識というものを見つめ直したような気がしています。(院長)
お正月読書、第三弾。
新刊です。
筒井作品が、ついにGODの領域に入りました。
「わが最高傑作にして、おそらくは最後の長篇。GODが人類と世界の秘密を語り始めた。」
と帯タイトルにあります。
哲学、心理学、SF、ミステリー、ドタバタなど、様々な手法で楽しませてもらってきましたが、全てを駆使したような、ある意味、とてもスケールの大きな作品です。
人類、世界を創生したGODが平凡な日常に降臨し、すべてを解き明かしていく。
自分たちの原点は何だろうと考えさせられてしまいます。
結論が出ることはありませんが、何かが頭の中で芽生えてくるのが感じられます。
内容について語ろうとしても、なかなか言葉が見つかりません。
とても不思議な、どこかファンタジーのような・・・。
読んだ人によって、解釈が変わるのかも知れません。
ゆっくり、反芻してみます。(院長)
お正月読書第二弾。
シーナさんです。
以前単行本で出た時には違和感があり手が伸びませんでしたが、長い休みの前でいつもとは少し気持ちが変わっていたせいか、素直に読んでしまいました。
アクティブな冒険活動の時とはまた別の顔を見せてくれています。
『「自分の死について、真剣に考えたことがないでしょう」67歳で主治医に指摘された。図星だった。うつや不眠を患いながらも、死は、どこか遠い存在だった。そろそろ、いつか来る(そのとき)を思い描いてみようか。シーナ、ついに<死>を探求する!夢で予知した母の他界、世界中で見た異文化の葬送、親しい仕事仲間との別れ、幾多の死を辿り、考えた、自分の<理想の最後>とは。』
と紹介にあります。
20歳の頃に交通事故で瀕死の重傷を負ったり、冒険の途中で車が横転し、崖から落ちる直前で留まったりと、死とギリギリのところを経験しているのにも関わらず、あまり真剣には考えたことがなかったようですが、そういう体験があったがために、よけいに、特別のこととして捉えることがなかったのかも知れません。
良い意味で、とても動物的だと思います。
世界の葬送、墓などを通してシーナさんの心が語られています。
私自身は、少し肩の力が抜けました。
「死」は「生きる」という言葉の対局にあるように考えられがちですが、もしかするとそうではないかも?
「健康を考えた時点で病気が始まっている」という話もあります。
あまり考えすぎない方が良いのかも知れませんね。(院長)
お正月読書第一弾。
再び、堂場瞬一作品です。
「一軒家で殺人事件が起き、アメリカに留学中の、被害者の娘を空港に迎えに行き署に戻る途中で何者かに襲われる。だが、警察上層部から圧力がかかり、襲撃事件はもみ消されてしまう。孤立無縁となった刑事・筒井は探偵の小野寺とともに調査を始める。」
という所から、ストーリーは展開していきます。
殺されたのは、世界中の大学や製薬会社が必死になって開発を取り組んでいる、細胞より小さな機械”ナノマシン”に関わる技術者。
完成間近であったが、日本の企業が途中で断念し手放してしまったため、その技術、利権がからみ、目に見えない動きが出て来ます。
国家、警察、科学者それぞれの思惑で翻弄される筒井と数学の天才の娘。
事件の行方は?
国と国との関わりが出ると、司法の立場でも、そう簡単に動けない事があるんですね。
今回もスケールが大きくスピード感があり一気読み。
既に次のシリーズを買っています。
おっと、その前にも読みたい本が10冊程山積みになっています。
どこから手を付けよう。
悩ましいです。(院長)
元旦は、初日の出ふれあいマラソンに参加してきました。
患者さんからの紹介です。
主催は二中地区青少年育成会。
コースは多摩平第一公園スタート、平山城址公園で折り返しで公園がゴールの8キロです。
日の出前の6時にスタート。
小中学生、父兄が、早朝に集団で走っていることに戸惑い気味の散歩の方々を横目に、黙々と走ります。
平山城址公園でご来光ということでしたが、待っている間に体が冷えてきたため、スタート地点に向かって戻りました。
途中、富士山も見え、お正月気分が盛り上がり一気にゴール。
完走賞と参加賞のタオルを受け取った後、お母様方が用意して下さった甘酒とおしるこで身も心も包まれ、温まりました。
とても素晴らしいイベントです。
「来年もまた来て下さい。」と声を掛けられ、来年の元旦の予定を心に刻んで返って来ました。
学校、父兄、地域が一体となった活動。
来年もお世話になります。(院長)
明けましておめでとうございます。
今年もブログ共々よろしくお願いいたします。
12月31日は恒例(?)の遠出ランを行いました。
目指すは奥多摩駅。
青梅線の終点です。
日野駅を8時に出発し、青梅線に沿って目的地に向かいました。
天気は曇りがちで、寒さを感じながらのスタートでしたが、走り出して10分もするとうっすらと汗をかき、体も温まりました。
途中、コンビニに寄り水とおにぎりを買い、エネルギーと水分補給。
「よし!」と気合いを入れていざ出発しようとすると、手袋が片方無いことに気付きお店に戻って捜したのですが見つからない。
「仕方がないか・・・」諦めて走り出そうとすると、女性の店員の方が追いかけて来て「どうぞ」と落とした手袋を軽く膝を曲げながら笑顔で渡してくれました。
まだ先25キロ以上あるのに気持ちがトーンダウンしていたところで優しさに触れ、とても心が温まり再度モチベーションを上げて出発。

青梅を通過し御嶽まで来ると、「御岳渓谷」の看板が見えたため、多摩川の方に降りて行き、散策してみました。



水面でキラキラと光る太陽の日差しと川の流れ、音、鳥の声に癒されます。

途中、上流から流れてくるものがあるので、よく見るとカヌーを楽しんでいるペアでした。
すごく気持ち良さそう。
ある程度コントロールしつつも川の流れに身をまかせ下っている姿にちょっと羨ましさを覚えつつ、汗が冷えてきたので景色を眺めながら再び走り出しました。
道路に戻り少し進むと、青梅マラソンの折り返し点の看板が出現。
「登り坂をこんなところまで走ってくるんだ・・・」と思いつつ、折り返すことはせずにひたすら前進。

今度は、見慣れない看板が。
「最終コンビニ」「最終ガソリンスタンド」の案内です。
「そこから先、コンビニ、ガソリンスタンドを期待しちゃだめだよ~。あることが当たり前じゃないんだよ~」と教えてくれています。
なるほど。
実際、ロードでランニングするときは、コンビニ、自動販売機の存在が前堤で小銭を持って走っていますが、トレイルランの時には、水分やエネルギーの携帯に頭を使います。
自己責任の世界ですね。
そんな事を考えていたら、いつの間にかゴールの奥多摩駅に到着。
39キロ、約5時間の旅でした。
ここも東京なんだという不思議な思いを抱きつつ、駅前で地ビールをお土産に買い、食堂でボリュームたっぷりの五目そばを食べ、青梅線に乗り帰路に就きました。
今回も素敵なランを味わう事が出来ました。
2016年、また新たな出会いを求めて走ります。(院長)
大学の同窓生でもある伊坂幸太郎作品です。
「ゴールデンスランバー」など、仙台を舞台にしたものが多く以前にも何冊か読んでいますが、今回も最初からストーリーの中にどっぷりと引き込まれてしまいました。
当たり屋などで生計を立てるコンビが、経験を積むに従って相手がつらそうにしているのを見るのがあまり楽しくなくなり、「相手の弱みを突いたり、ミスにつけ込んだりするんじゃなくて、相手を喜ばせて、貸しをつくる」ことを考え始める。
「 北風と太陽」のように、発想の転換でお互いが幸せになる方法を模索する。
裏稼業をテーマにしていますが、実はとても心温まる世界が展開されています。
先も全く読めず、最後の最後まで楽しみました。
一人の人物を軸に顔を会わせたこともないような人同士がどこかで繋がっている。
そこから、それぞれのストーリーが生まれ、派生していく。
こうして考えると、「赤の他人というのは存在しないのかも?」と思ってしまいます。
単に関係が浅いか深いかの違いだけのような・・・。
とても面白いのに、とても考えさせられる、そんなお話でした。
除夜の鐘同様、煩悩を消す108冊目にふさわしい本でした。
余韻を楽しんでいます。
表紙も、盆栽にフィギアを配置し独自の世界を作る「まん盆栽」の様なデザインで、なかなかです。(院長)
先日亡くなられた漫画家、水木しげる氏の自伝です。
1982年3月に刊行されたものの新装版として出版されていたので読んでみました。
以前、「げげげの女房」を読んだことがありましたが、今回は自身が語っています。
ガキ大将として君臨していた少年時代、ラバウルへ出兵し片腕を失った戦争の時代、日本に戻ってきて紙芝居、貸本で生計をたてていた貧乏時代、そして、マンガがヒットし多忙を極めた時代と、一人の人生とは思えないようなまさに波瀾万丈な展開が描かれています。
どんな状況においても前進していくモチベーション、生死をさまよっても、何かに守られていると物事を捉える生き方。
運命に振り回されても、自分が思ったように生きていく力強さ。
転んでも必ず立ち上がる精神力は、並大抵のものではありません。
子どもの頃、ゲゲゲの鬼太郎をテレビで見ていました。
様々な妖怪が出て来ますが、今考えると、どれをとっても憎めないキャラクターだったことが分かります。
作者の人柄が出ていたのでしょうね。
亡くなってあらためて、偉大さを感じています。
私たちの目の前からは姿を消してしまいましたが、今頃、妖怪や戦友からの誘いで相変わらず多忙を極めているかも知れませんね。(院長)
雑誌に掲載された紀行文を一冊にまとめたものです。
場所は、ボストン、アイスランド、オレゴン州ポートランド、メイン州ポートランド、ミコノス島、スペッツ島、ニューヨーク州のジャズクラブ、フィンランド、ルアンプラバン(ラオス)、トスカナ、そして熊本。
旅行で訪れたところ、小説を書くために移住していた所の再訪、趣味であるジャズのライブハウスのこと、走ることなどについてありとあらゆる方向から見つめた各地の空気が書かれています。
「そこには特別な光があり、特別な風が吹いている。何かを口にする誰かの声が耳に残っている。そのときの心の震えが思い出せる。それがただの写真とは違うところだ。
それらの風景はそこにしかなかったものとして、僕の中に立体として今も残っているし、これから先もけっこう鮮やかに残り続けるだろう。」と本文の抜粋が帯タイトルにありました。
「旅行とは何か、そして旅とは何か」ということをあらためて振り返りました。
人それぞれ、記憶に残る印象は違います。
それが感性というものなのでしょう。
現実ではあるけれど、日常ではない世界。
ケツメイシの「旅人」という曲では「人は皆 人生 旅してる」と歌っています。
目の前でおきている事と自分との摺合わせの仕方によって、旅の色って変わるような気がしています。
ふと、「遊牧民の移動は旅なのだろうか?」と考えてしまいました。
微妙です。
さて、みんなこれから、どんな旅が待っているのでしょう。(院長)
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