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トレイルランナー山本健一選手が書いた本が出たので、早速読んでみました。
帯タイトルに”限界を作らない生き方”とありました。
彼は、海外で100マイル、およそ170kmの山道を走る大会に毎年参加し輝かしい成績を残しています。
激しいアップダウンの中を24時間以上かけて走る山岳レース。
幻覚を見ながらもゴールを目指してトライしていく。
想像をはるかに越えたスケールです。
トレイルランの雑誌でインタビューや写真を見る機会が多いのですが、とにかく、走っているときの笑顔がとってもいいんです。
高校で山岳部、大学ではモーグルにエネルギーを注ぎ、教師になってからは高校で山岳部の顧問となり、生徒を引っ張りながら自分を作り上げていく。
野生動物になる自分を体感しながら走り続ける姿には感動を覚えます。
プロのトレイルランナーではなく、家庭、教師とのバランスの中で山を駆け巡る。
”トレイルランは最高の趣味なのだ。”の一言にぐっと来ました。
レースをサポートするメンバーも、走っているヤマケンを見ているのが楽しいからついてきている集団で、高校時代の山岳部の延長のような雰囲気で転戦しているようです。
素晴らしい仲間に囲まれて最高の趣味を楽しむ。
彼だからこそ出来るのでしょう。
自分と戦い、レースに参加している選手は仲間と言い切る、まさにトレイルランナーの鏡のような存在です。
とにかく熱い本です。
読んでいるだけでいい汗をかいたような気分にさせてくれます。
体だけではなく、心も整えることによって眠っていた可能性を引き出しているヤマケン。
pressureをpleasureに変えることが出来る男。
沢山のことを教わりました。(院長)
ブログ300回記念は”妄想おねえさん”。
知り合いががちゃぽんで取ってきてくれました。
以前、”コップのふちこさん”に興味を示していたことを覚えてくれていて、プレゼントしてくれました。
存在を初めて知りました。
ありがとうございます。
全部で5種類。
ハンバーガー、ホットドッグ、ポテト、コーラ、メロンソーダで、手元にあるのはコーラ。
「※食べ物ではありません」の注意書きがちょっと笑えます。
がちゃぽんにトライしてくれている姿を想像すると、とても心が温まります。
癒されます。
おねえさんのプロフィールが付いていました。
出身地は東北の田舎町。
”おっ、自分と一緒だ!”ということで、とても親近感が湧いています。
妄想おねえさん、今、頭の中ではどんな世界が描かれているのかな?
熱さを忘れて妄想してみます。(院長)
第二種滅菌技士のピンバッジが届きました。
15周年を記念して作成されたようです。
「CSST」は”CERTIFIED STERILE SERVICE TECHNICIAN”の略です。
ただのバッジなんですけど、なんとなく、うれしいですね。
バッジを胸に、あらためて気持ちを引き締め診療環境の整備に取り組んでいきます。(院長)
先日、久々にゆきちゃんが訪れました。
学校の帰りに気が向くと寄ってくれていたのですが、経路が変わり最近寄れなかったようです。
クリスマスの時にもビーズを使ったはっぴーくんの飾りを作ってもらったのですが、今回はむし歯菌とはっぴーくんのバトルを絵に描いて持ってきてくれました。
完成度が高く、感動してしまいました。
これは自分たちだけで納めておくのはもったいないと思い、本人の許可を得た上で載せることにしました。
ストーリーの肉付けが出来そうな、可能性を秘めた作品です。
楽しんでみて下さい。
彼女は素敵な感性を持ったアーティストです。
ちなみに、まだ、「歯」という漢字は習ってないそうで書くのにちょっと苦労したようです。
「VS」はアニメで覚えたとか・・・。
今時の子どもですね。(院長)
買い物帰りにふらっと立ち寄った書店で見つけ購入しました。
以前、「夫婦脳」を読みすごく面白かったので、タイトルが”家族”に変わるとどんなお話を聞かせてもらえるのかなと思い読み進めました。
「夫婦脳」では、タイトルの通り、夫と息子と自分という人間関係で語られていましたが、今回は、義父母、父母が加わり、より深くて重い関係性の中で話が進みます。
前半の「家族を楽しもう」では相変わらず母子関係の、心がキュンとする暖かいつながりを見せるのですが、後半の「感じることば」では、帽子職人であった義父が登場し、今までには無かったベクトルが生まれ、無限を感じさせる家族の味わいが胸いっぱいに広がってきます。
他人だった人と、ある時を境に親子、家族になる。
子どもを通して、より深く、より太く家族が結ばれていく。
途中から、目頭を熱くしながら読みました。
極上の”愛”が語られています。
親子、家族って、暖かい人生を演出してくれる素敵な舞台なんだと思いました。
囲まれて生きていく。
包まれて生きていく。
自分自身の体験も踏まえて、とても穏やかな気持ちにさせられました。
著者の純粋さも見えました。
奈良女子大理学部物理学科卒という経歴からは予想出来ない、あるいは、この経歴だからこそ書けた内容なのかも知れません。
ちなみに、前半は子育て中のお母様方必見のノウハウが盛りだくさんで、放送作家、鈴木おさむ氏の解説もかなりいい味を出しています。
家族っていいですね。(院長)
二十歳の頃、仙台で矢沢永吉コンサートにいったことがありました。
バラードの「Yes My Love」が聴きたくて足を運んだのですが、会場にたどり着くと、車やバイク、髪型、服装、眉毛の形、目つきなどが、なんかとても恐そうな方々ばかりで、喉の乾きを覚えながら入場した記憶があります。
開演に先立って、観客が席から立ち上がった時点でコンサートは中止になるというアナウンスが流れ、”これは、途中で終わるんだろうな・・・”と半分あきらめかけながら席についたのですが、始まってみると、会場のお兄さんお姉さん方は、誰ひとり席から立つことはせず、”永ちゃ~~~ん!!”と割れた声でメッセージを送りながら曲と時間を共有していました。
本当は、有り余るエネルギーを発散したかったと思いますが、自分が勝手な行動をとることによって、同じ思いを持って会場に集まった仲間たち、そして永ちゃんに迷惑がかかることがみんな分かっていたのでしょう。
ちょっと拍子抜けしたのと同時に、なにか、言葉では表せない感動を覚えたことが思い出されます。
他の、規制のかかっていないコンサートに比べずっと礼儀正しいオーディエンスでした。
・・・ということでこの本は、自分をさらけだし、自分の夢を追い求め、打たれると何倍ものエネルギーで跳ね返し、常にスーパースターとして君臨してきた永ちゃんがすべての世代に贈る、新しい時代の幸福論です。
自分が一番信頼していた仲間に裏切られ、30億円の借金を背負わされたこと、16歳の時に広島から夜行列車に乗って東京に出てきたときのこと、世の中から注目される中で家族と仕事とのバランスでの葛藤、業界との軋轢など、ミュージシャンとしてのYAZAWAと父親、あるいは一人の人間としての矢沢永吉の二つの顔を見せながら、人生について語られています。
とにかく、元気が出る本です。
なんといっても、30年以上の、世間から見れば波瀾万丈の実体験をもとに、”大丈夫、なんとかなるよ”と教えてくれるわけですから。
理屈や理論、精神論ではありません。
一人の人間がここまで出来るんだ、ここまで人を勇気づけることが出来るんだということを伝えてくれます。
”自分は臆病な人間だから慎重になれる。”という言葉は永ちゃんが言うから説得力があるのでしょう。
リアルタイムで接してきましたが、こんなに大きなものを背負っていながらもパワフルなステージで夢と勇気を与え続けてくれていたことを今回初めて知りました。
読後感を一言で言うと
”I’m happy!”
です。
この気持ち、永ちゃんに届くといいな~。
今回は縁起のいい77冊目の本でした。(院長)
いわゆる山岳小説というジャンルの本を初めて読みました。
以前、妻がはまっていた時期があり、どんな感じかな?と思い手にしたのですが、読み出したら止まらなくなり、約1000ページを一気に読破しました。
書店でも入口近くにずっと平積みで置いてあった理由が分かりました。
主人公がカトマンドゥで古いコダックのカメラを手に入れることからストーリーは展開していきます。
これが、登山家マロリーの物であるかどうか、それによってエベレスト初登頂の歴史が変わるかもしれないというロマンを追い求めているうちに、主人公、深町は伝説の登山家、羽生 丈二に出会います。
そこからつながっていく人間関係の中で、なぜ命をかけて山を登るのかという永遠のテーマーに直面していきます。
「そこに、山があるから」という有名な言葉がありますが、この小説の中にあった「山に登るというのは、自分の内部に眠っている鉱脈を捜しにいく行為なのかもしれない。あれは、自分の内部への旅なのだ。」の言葉に触れた瞬間に、それ以外の言葉が思いつかなくなりました。
以前、コミックで「岳」シリーズを読んだ時から引きずっていた疑問の答えが、3年の月日を経て、ようやくクリアになりつつあるような気がしています。
トレイルランの大会で山の中を走っていると、時々、前後に人が見えなくなり、自分のたどっているコースが正しいのかどうか分からなくなり不安になることがあります。
そんな中でも山のアップダウンを前進していくと、何か、自分が試されているような不思議な感覚が芽生えることがあります。
肉体的にも精神的にもきついポイントでは「なんでこんな思いをしてまで山の中を走っているんだろう?」という疑問が湧いてくることも多々あります。
でも、ゴールすると、すでに次のレースのことが頭の中をよぎっています。
参加している選手はみんな、それぞれのテーマーに向かって一歩ずつ山に歩みを刻んでいるのでしょう。
レベルは全く違いますが、過酷な山岳に挑み続けるクライマーの気持ちが理解出来るような気がしています。
日常と非日常の間を行き来することによって何か見えてくるものがあるのかも知れません。
今、本や山から沢山のことを教わっています。
一文字、一歩ずつ積み重ねながらもう少し自分と対話してみます。(院長)
最近、子どもたちが頻繁に採取した昆虫たちを見せに訪れています。
今回は、カブトムシ(メス)、ザリガニ、そして、初登場、ナナフシ!
昆虫の擬態には非常に興味があり、多摩動物公園でも昆虫館の擬態にばかり目がいってしまうのですが、実際に近所でナナフシが採取出来るとは思ってもみませんでした。
感動!
よく探し出したもんだ。
子どもたちには見えるんですね。
ザリガニのオスとメスの区別の仕方も教わり世界が広がっています。
生き生きと解説する姿に頼もしさとたくましさを感じます。
次は何を持ってくるのだろう?
夏休みの彼らの行動が楽しみです。(院長)
落語家が日本語について語っています。
さすがに言葉の遊び方が上手で、”ぷっ”と笑ってしまいます。
その中の一つを紹介します。
近年の話である。小学校の理科にこんな問題が出たそうな。
「氷がとけると□になる □をうめなさい」と。
水になるが正解らしいのだが、□に春という字を入れた子がいた。より正解である。何という想像力豊かな子であることか。素晴らしいと私は絶賛するのだが、教師はけんもほろろにバツをつけたというのだ。のみならず、まったくフォローしなかったというではないか。バカな教師である。私だったら二重丸、いや花丸をやる。半丸にして話をするのもいいかもしれない。「物事を大きく見るというのは大変いいことだよ。だけどこれは国語ではなく理科のテストなんだ。だから半丸なんだよ」と。ここでふと思う。国語にしろ理科にしろ、氷がとけると春になるというのはいずれにしても正解なのではないか。
と、こんな調子です。
他にも、漢字の読み間違いのエピソード、落語仲間のネタ、ダジャレなど盛りだくさんです。
疲れた時に好きなところを読むと少し楽になるかも。
安心して楽しめました。(院長)
待ちに待った第四弾。
相変わらず美しい表紙が目に入ってきました。
今までは4つの短編で構成されていましたが、今回は一つのストーリーが3章に分かれて展開されています。
今までとはちょっとカラーが違いますが、序章の5ページで、これからいったい何が起きるんだろうと引き込まれ、一気に読みました。
あとがきでも、第4巻ということで初めての長編仕立てにしたことが書いてありました。
二千年以上前の神様が抱えている苦悩が現代の若者が抱えているものとリンクし、感動的な物語に仕上がっています。
狐の姿をした方位神、黄金がいつもになくおとなしいのですが、理由は最後に分かりました。
主人公、良彦の環境にも変化が訪れます。
神や精霊、霊魂などを視る「天眼」の持ち主、穂乃香の心も微妙に変化し、彩りを添え、以前登場した大国主神なども登場し、問題の解決に陰ながら力添えしてくれます。
一つの物事に対して、神や人との関係が巡り巡ってつながっていく、とても大きなスケールを感じさせられました。
物語の鍵になるかんざしから奏でられる音が聞こえてきそうで、とても心が洗われます。
シリーズを重ねるにつれ、”神”という存在が良い意味で身近に感じられるようになってきました。
もう少し余韻に浸ってみます。(院長)

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