歯周病治療
歯周病と全身の関わりについて
近年、歯周病と心疾患との関係が注目されはじめました。
体内に侵入した歯周病原菌が心臓の冠動脈の動脈硬化病変から分離されたと報告されています。歯周病は動脈硬化や心疾患のリスクファクターとなる懸念が指摘されています。
また糖尿病と歯周病は相互に悪影響を与え病状を進行させることが知られています。
タバコは歯周病を悪化させ治療の効果を低下させることが分かっています。
歯周病はお口だけの問題ではなく全身の健康とも深く関わっていることが解明されつつあります。
歯周病(歯槽膿漏)は、歯を支えている骨や歯ぐきの病気です。
歯と歯ぐきの境目に細菌が付着することで、歯ぐきに炎症が起こり、進行すると歯茎や骨が失われ、歯を支えられなくなって歯を失ってしまいます。
一度歯周病になると再発しやすく、生活習慣病のひとつともいわれています。
歯周病と力の関係について
歯周病の症状が出ているところに噛み合わせの力の負担が過大になると歯周病の症状が進みやすくなります。炎症に対するアプローチとともに、力のコントロールを行うことも大切になります。
歯槽膿漏は、30代後半から歯を失うトップの原因になっています。その理由は、自覚症状がなく進行することで、気がついた時には歯周病になっていることが多いのです。痛みがなくても定期検診を受診されることが大切になります。
感染を取り除き、噛み合わせの調整を行った上で、再感染の防止のために、生活習慣の改善を行う必要があります。歯周病はその進行度合いに応じて治療法が変わってきます。