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読書 39 旅のラゴス 著者 筒井 康隆
2014年12月14日 7:00 AM
椎名 誠に続き、こちらも久々に読みました。
学生の頃はだいぶ読みました。
フリージャズと思えるような「バブリング創世記」、朗読の音源も発売された「急流」「関節話法」などなど、若い頃の有り余ったエネルギーをぶつけるように読んでいた記憶があります。
ある種の気力がないとついていけないところがあったので最近は読まなくなっていたのですが、以前の作品とはちょっとカラーが違っていたせいか、入り込みながら読み進めることが出来ました。
「北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。
集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をする目的は何か?
異空間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。」
主人公にとって旅とは人生そのもののようです。
過去の文明を蘇らせ町を築き、戦いが生まれ、新たな旅に出る。
知識、技術を与えることによって自分の思いとは別の世界が生まれていく現実を冷静に受け止め行動する様は、現代社会を俯瞰しているかの様にも思えます。
SFのカラーは感じられますが、もっと他の表現の方がしっくりきそうです。
何だろう?
ま、別にジャンルを決める必要はありませんね。
筒井康隆氏の本を最後に読んだのは10年くらい前で「私のグランパ」だったと思います。
その後、「時をかける少女」の英訳版も読みました。
「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」あたりから入り込んだ筒井康隆の世界。また少し、触れてみたくなってきました。(院長)
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