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読書 44 虚言少年 著者 京極 夏彦
2015年01月09日 7:00 AM
おもしろいと勧められながらも本の厚さにたじろぎ、つい、”今度”と言って距離を置いていたのですが、妻が読み終わったものがあったので手に取って読んでみると、もう、ど・う・に・も・と・ま・ら・な・い 世界に一気に突入してしまいました。
京極 夏彦と聞くと妖怪ばかり登場し、ちょっと怖い作品ばかりだと思っていたのですが、この本は別の次元で書かれています。
帯タイトルはずばり「馬鹿なことはオモシロイ。」
時代背景が自分とほぼシンクロしており、頭の奥底にしまい込んでいた子どもの頃の様々な記憶が蘇りました。
この本を読まなければ、たぶん一生思い出すことは無かったでしょう。
その位、私にとっては衝撃的に面白い内容でした。
本気で笑ってしまうので、電車の中で読むのはキケンです。
3人の少年(小学生)が、学校、社会をまるで知り尽くしたかのような目線で眺め話し合い行動します。
とにかく追求するのは”面白いこと。”ただそれだけです。
著者紹介は子どもの頃の”シェー”の写真です。
分かりますか?
ゴジラもやりましたよね?
これが分かれば、きっとあなたもこの本を楽しめるでしょう。
多くは語りません。
大人になってから子どもの頃の”オモシロイこと”を振り返るとまさにこんな感じだったような気がします。
同年代で気になった方、読んでみては?(院長)
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