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読書 77 アー・ユー・ハッピー? 著者 矢沢 永吉
2015年07月21日 7:00 AM
二十歳の頃、仙台で矢沢永吉コンサートにいったことがありました。
バラードの「Yes My Love」が聴きたくて足を運んだのですが、会場にたどり着くと、車やバイク、髪型、服装、眉毛の形、目つきなどが、なんかとても恐そうな方々ばかりで、喉の乾きを覚えながら入場した記憶があります。
開演に先立って、観客が席から立ち上がった時点でコンサートは中止になるというアナウンスが流れ、”これは、途中で終わるんだろうな・・・”と半分あきらめかけながら席についたのですが、始まってみると、会場のお兄さんお姉さん方は、誰ひとり席から立つことはせず、”永ちゃ~~~ん!!”と割れた声でメッセージを送りながら曲と時間を共有していました。
本当は、有り余るエネルギーを発散したかったと思いますが、自分が勝手な行動をとることによって、同じ思いを持って会場に集まった仲間たち、そして永ちゃんに迷惑がかかることがみんな分かっていたのでしょう。
ちょっと拍子抜けしたのと同時に、なにか、言葉では表せない感動を覚えたことが思い出されます。
他の、規制のかかっていないコンサートに比べずっと礼儀正しいオーディエンスでした。
・・・ということでこの本は、自分をさらけだし、自分の夢を追い求め、打たれると何倍ものエネルギーで跳ね返し、常にスーパースターとして君臨してきた永ちゃんがすべての世代に贈る、新しい時代の幸福論です。
自分が一番信頼していた仲間に裏切られ、30億円の借金を背負わされたこと、16歳の時に広島から夜行列車に乗って東京に出てきたときのこと、世の中から注目される中で家族と仕事とのバランスでの葛藤、業界との軋轢など、ミュージシャンとしてのYAZAWAと父親、あるいは一人の人間としての矢沢永吉の二つの顔を見せながら、人生について語られています。
とにかく、元気が出る本です。
なんといっても、30年以上の、世間から見れば波瀾万丈の実体験をもとに、”大丈夫、なんとかなるよ”と教えてくれるわけですから。
理屈や理論、精神論ではありません。
一人の人間がここまで出来るんだ、ここまで人を勇気づけることが出来るんだということを伝えてくれます。
”自分は臆病な人間だから慎重になれる。”という言葉は永ちゃんが言うから説得力があるのでしょう。
リアルタイムで接してきましたが、こんなに大きなものを背負っていながらもパワフルなステージで夢と勇気を与え続けてくれていたことを今回初めて知りました。
読後感を一言で言うと
”I’m happy!”
です。
この気持ち、永ちゃんに届くといいな~。
今回は縁起のいい77冊目の本でした。(院長)
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