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読書 152 吹部 著者 赤澤 竜也
2016年07月02日 10:00 AM
夏がやってきました。
吹奏楽コンクールの季節ですね。
以前、ひょんなことから40歳を過ぎてから吹奏楽でコントラバス(弦バスと呼んでいました)を弾く事になり、弓を片手に悪戦苦闘したことがあります。
コンクールではエアコンが効いていない体育館で待機。
汗だくになったTシャツを3枚位着替え、本番では礼服に蝶ネクタイという出で立ちで課題曲、自由曲を弾きました。
今となっては、いい思い出です。
この小説は、都立校の弱小吹奏楽部にやってきた顧問三田村、通称ミタセンが全国大会を目指して個性的なメンバーを率い、生徒の心を一つにしていく物語です。
生徒の反発、先生自身のひきこもりなど幾多の試練を経ながらも、練習に明け暮れる毎日。
音と心の変化を感じ取り生まれ変わっていく様子が笑いと感動と共に伝わってきます。
若さって素晴らしいですね。
爽やかに感動します。
読み終えて、最後のページに載っていた企画協力を見てびっくり。
馬場正英(東京都立片倉高等学校)
甘粕宏和(バンドディレクター)
千葉正志(東京都立片倉高等学校)
と記載がありました。
そうか、これは片倉高校吹奏楽部がモデルになった小説だったんだ。
というのも、当院のスタッフの一人が片倉高校吹奏楽部時代にユーフォニウムを吹き全国大会で金賞を経験していて、5月にも定期演奏会を聴きに行ってきたばかりだったので、空気があまりにも似ているなと感じて読み進めていました。
この本を手に取った出会いにも感動しています。
コンクールを目指している皆さん、応援してるよ。(院長)
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