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読書 108 残り全部バケーション 著者 伊坂 幸太郎

2015年12月22日 1:30 PM

IMG01313大学の同窓生でもある伊坂幸太郎作品です。

「ゴールデンスランバー」など、仙台を舞台にしたものが多く以前にも何冊か読んでいますが、今回も最初からストーリーの中にどっぷりと引き込まれてしまいました。

当たり屋などで生計を立てるコンビが、経験を積むに従って相手がつらそうにしているのを見るのがあまり楽しくなくなり、「相手の弱みを突いたり、ミスにつけ込んだりするんじゃなくて、相手を喜ばせて、貸しをつくる」ことを考え始める。

「 北風と太陽」のように、発想の転換でお互いが幸せになる方法を模索する。

裏稼業をテーマにしていますが、実はとても心温まる世界が展開されています。

先も全く読めず、最後の最後まで楽しみました。

一人の人物を軸に顔を会わせたこともないような人同士がどこかで繋がっている。

そこから、それぞれのストーリーが生まれ、派生していく。

こうして考えると、「赤の他人というのは存在しないのかも?」と思ってしまいます。

単に関係が浅いか深いかの違いだけのような・・・。

とても面白いのに、とても考えさせられる、そんなお話でした。

除夜の鐘同様、煩悩を消す108冊目にふさわしい本でした。

余韻を楽しんでいます。

表紙も、盆栽にフィギアを配置し独自の世界を作る「まん盆栽」の様なデザインで、なかなかです。(院長)

 

 

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読書 107 ねぼけ 人生 著者 水木 しげる

2015年12月21日 1:40 PM

IMG01312先日亡くなられた漫画家、水木しげる氏の自伝です。

1982年3月に刊行されたものの新装版として出版されていたので読んでみました。

以前、「げげげの女房」を読んだことがありましたが、今回は自身が語っています。

ガキ大将として君臨していた少年時代、ラバウルへ出兵し片腕を失った戦争の時代、日本に戻ってきて紙芝居、貸本で生計をたてていた貧乏時代、そして、マンガがヒットし多忙を極めた時代と、一人の人生とは思えないようなまさに波瀾万丈な展開が描かれています。

どんな状況においても前進していくモチベーション、生死をさまよっても、何かに守られていると物事を捉える生き方。

運命に振り回されても、自分が思ったように生きていく力強さ。

 転んでも必ず立ち上がる精神力は、並大抵のものではありません。

子どもの頃、ゲゲゲの鬼太郎をテレビで見ていました。

様々な妖怪が出て来ますが、今考えると、どれをとっても憎めないキャラクターだったことが分かります。

作者の人柄が出ていたのでしょうね。

亡くなってあらためて、偉大さを感じています。

私たちの目の前からは姿を消してしまいましたが、今頃、妖怪や戦友からの誘いで相変わらず多忙を極めているかも知れませんね。(院長)

 

 

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読書 106 ラオスにいったい何があるというんですか? 著者 村上 春樹

2015年12月17日 1:35 PM

IMG01311雑誌に掲載された紀行文を一冊にまとめたものです。

場所は、ボストン、アイスランド、オレゴン州ポートランド、メイン州ポートランド、ミコノス島、スペッツ島、ニューヨーク州のジャズクラブ、フィンランド、ルアンプラバン(ラオス)、トスカナ、そして熊本。

旅行で訪れたところ、小説を書くために移住していた所の再訪、趣味であるジャズのライブハウスのこと、走ることなどについてありとあらゆる方向から見つめた各地の空気が書かれています。

「そこには特別な光があり、特別な風が吹いている。何かを口にする誰かの声が耳に残っている。そのときの心の震えが思い出せる。それがただの写真とは違うところだ。

それらの風景はそこにしかなかったものとして、僕の中に立体として今も残っているし、これから先もけっこう鮮やかに残り続けるだろう。」と本文の抜粋が帯タイトルにありました。

「旅行とは何か、そして旅とは何か」ということをあらためて振り返りました。

人それぞれ、記憶に残る印象は違います。

それが感性というものなのでしょう。

現実ではあるけれど、日常ではない世界。

ケツメイシの「旅人」という曲では「人は皆 人生 旅してる」と歌っています。

目の前でおきている事と自分との摺合わせの仕方によって、旅の色って変わるような気がしています。

ふと、「遊牧民の移動は旅なのだろうか?」と考えてしまいました。

微妙です。

さて、みんなこれから、どんな旅が待っているのでしょう。(院長)

 

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読書 105 ロートレック荘事件 著者 筒井 康隆

2015年12月14日 7:38 AM

IMG01288久々の筒井康隆作品です。

ロートレックの作品が多数展示されていることから、ロートレック荘と呼ばれている別荘で、美しい女性が次々と殺される。

ついには、刑事がいるところで殺人がおきてしまう。

犯人は宿泊している内部のものか、あるいは外部のものか。

読み終えて、トリックの巧妙さに脱帽。

これ以上書いてしまうとネタばれになってしまいますので敢えて伏せておきますが、今まで読んだミステリーとは全く別の手法が使われています。

既成概念を打ち破ったものです。

さすが筒井康隆氏です。

この作品は、舞台や映像で再現することはたぶん不可能でしょう。

なぜかって・・・。

興味のある方は読んでみて下さい。(院長)

 

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読書 104 寝ころび読書の旅に出た 著者 椎名 誠

2015年12月11日 6:30 PM

IMG_20151211_100336とってもイケナイ本を手にしてしまいました。

なぜって、紹介されているものがどれもこれも読んでみたいものばかり。

シーナさんがこれまでに読んできた膨大な量の本の中から、これでも厳選したと思われる書籍の数々。

SFや冒険ものが好きな私にとっては、はち切れんばかりの情報が一気に入って来ました。

既に読んだものも幾つかありましたが、これから追いかけていくのは容易なことではありません・・・と嬉しい悲鳴を上げています。

書評をまとめただけで、これだけ読み応えがあるということもなかなか凄いことです。

シーナさんのもっと凄い所は、本の舞台になった所へ実際に行ってしまうことでしょう。

南極や、アラスカ、カナダ、ロシアの北極圏に行ったかと思えばインド、ニューギニア、パタゴニアなど、気温差が100℃近くあるのではないかと思われるような所へもどんどん足を踏み入れてしまうんですから。

国内の、あやしい探検隊とは全く次元の違う冒険の数々を敢行しているんです。

「十五少年漂流記」も、また読み直してみたくなりました。

学生の頃に好きで読んでいた「本の雑誌」のことも思い出し、懐かしさに浸ってしまいました。

年末年始の休みは読書三昧になるかも知れません。

ちょっと、楽しみです。(院長)

 

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読書 103 ヒート 著者 堂場 瞬一

2015年12月08日 7:29 AM

IMG01285以前、ランニングがテーマーの「チーム」「キング」「チームⅡ」を読んでいましたが、「ヒート」の存在を知らず、抜けていました。

この4冊はシリーズになっており、共通した登場人物も多く、「チーム」「キング」「ヒート」「チームⅡ」の順番で読むとストーリーが分かりやすくなります。

「チームⅡ」を読んでいて分からなかった人間関係がようやく理解出来ました。

 

神奈川を舞台に、「東海道マラソン」を開催するために、関係者が奔走します。

目的はただ一つ。

日本のフルマラソンで、日本人の世界記録保持者を作り上げること。

箱根駅伝経験者の知事の一言で、プロジェクトはスタートします。

高速レースのためのコース作りを行いながら、世界一になれる選手、そのためのペースメーカーの決定、説得、バックアップなど難題を抱えながらもようやく大会の開催にこぎ着ける。

市長の号砲でレースがスタートしますが、直前に監督から聞いた言葉によって、世界記録を作るために選ばれた山城の心が揺れ、急遽、試合運びを大きく変え、自分の作ったストーリーに合わせて展開しようと考えます。

しかし、ペースメーカーが 予想外の走りを見せたことによって揺さぶられ、冷静さを失いレースは思いも寄らない展開を見せていきます。

トップでゴールするのは誰か・・・。

 

走るということはどういうことか。

何の為に走るのか。

誰のため?

このシリーズを読むたびに考えさせられます。

 

自分自身のレベルでも、最初は運動不足解消のためでしたが、この5年間でランニングに対する思いがかなり変わりました。

特に、山を走るようになってから大きく変わっています。

自分の心に正直に走ることを心掛けています。

 

最近、毎週のように全国各地で市民マラソンが開催されていますが、市民のレベルはアップしているのに、世界で戦える選手がなかなか出てこないのはどうしてなんでしょう。

ブームだけでは終らせたくないですね。(院長)

 

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上野原秋山トレイルレース

2015年12月07日 1:32 PM

IMG01280日曜日は上野原で走って来ました。

距離は23キロ。

上野原駅からシャトルバスでスタート地点へ移動。

 

 

 

 

 

IMG01282地元のゆるキャラがお出迎えしていました。

何をモチーフにしているでしょうか?

 

予定通り9時スタート。

直後のロードを経てトレイルに突入し、程よい登りを進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG01283途中、富士山が見えるスポットがあり、天気が良かった事もあり、くっきりと姿を見せていました。

気合いを入れ直し、ひたすら邁進。

落ち葉でふかふかの、足にとっても優しいトレイルを楽しみました。

下りのきつい斜面で一瞬転倒しそうになり、地面が目の前に見えましたが、思いっきり踏ん張りなんとかリカバリー。

ほっとする余裕も無く、コースをクリアーすることに専念しさらに足を進めます。

気温は6℃でしたが、程よい汗をかきながらゴール。

IMG01286タイムは2時間37分30秒。

順位は428人中96位。

ボランティアの方々が用意してくれた美味しい豚汁で体を暖めました。

ゴール地点の秋山温泉でゆっくり体をほぐしてから帰路へ。

今年最後のレースを無事終了しました。

年内はトータルで13レースに参加しました。

内訳はトレイルが8、ウルトラマラソン(100キロ)が1、ハーフが1、10キロが2、東京タワー階段走1です。

一つ一つに色々な思い出があります。

来年もすでに7つの大会にエントリーしています。

山を中心に、これからも様々なランにトライしていきます。

 

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忘年会

2015年12月03日 7:32 PM

IMG01278IMG01279先日、一足早く歯科医院の忘年会を行いました。

お店は「物集女」。

これで”もづめ”と読みます。

歯科医院から歩いて10分かからないところにあります。

どこか隠れ家的なお店で、常連さんで賑わっています。

先月からうちのメンバーとなった新人さんもいたため、歓迎会の意味も含めて場を企画しました。

店内に入り、早速生ビールを注文。

テーブルには最初の料理が届きます。

カウンター越しに野菜、ゆば、ネギ間などが盛りつけられたプレートが届き、箸をのばしてみると、とても優しい味で、気持ちがほっとさせられます。

刺身などタイミング良く料理が出され、飲み物を芋焼酎のお湯割りに換えたうえで、堪能しました。

お酒が回り、写真は最初の2品だけ。

もっと、もっとおいしい料理があったのですが、お見せ出来ないのが残念です。

途中入ってこられたお客さんが当院の患者さんで、マスクを取った私たちの顔を見ても気がつかない様子。

声を掛けると、驚きながらやっと気がついてくれました。

私たち、マスクをつけていた方が、顔が割れるんです。

カウンターで、合唱など音楽の話に花を咲かせとても楽しいひと時を過ごしました。

美味しい料理とお話を肴にお酒を飲む。

とてもリッチな時間でした。

用事があって、しまあかりに足をのばし、真吾さんとプライベートな打合わせ。

こちらも常連のお客さんが遅くまではびこり、また違った楽しさがありました。

「今度、一緒に曲を作りましょう」ということで、メモを受け取り帰宅。

ジャンルは違えど、2件とも音楽の話満載で、ある意味、濃厚な夜でした。

スケジュールを見ると、休みの前の日はほぼ忘年会で埋まっています。

お酒で体を浄化しながら、楽しい1ヶ月を過ごしていきます。(院長)

 

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サンタクロースのはっぴーくん

2015年12月02日 9:00 AM

2015120112300000気が付けば12月!!

 

きむら歯科診療室でも12月に入り、クリスマスに向けて院内の飾りが少しずつ変わってきています(*^^*)

 

当院のキャラクター、はっぴーくんもサンタクロースの衣装に着替えました!!

 

この衣装、副院長先生の手作りなんです♡♡

 

季節限定のはっぴーくんをぜひご覧ください!

 

 

(スタッフ)

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抄読会

2015年12月01日 1:40 PM

IMG01275IMG01277昨日は、抄読会でした。

場所は立川のたましんリスルホール。

毎年この時期になると周囲の木がライトアップされ、クリスマスツリーのように彩られ、鮮やかな風景を作り出しています。

今年も残り1ヶ月か~、と思いつつ英語の論文をもとにお勉強いたしました。

今回のテーマーは「MTAセメント」。

出来るだけ神経をとらないで虫歯の治療を行うための材料について、発表する先生がまとめられたのですが、とても分かりやすく新たな情報を得て来ました。

同じような目的で使用するものとしてドッグベストセメント、3-MIX MPという材料を使った治療法もあり、神経を残す治療法が増えてきています。

歯の寿命のことを考えれば当然のことかも知れません。

常に必要な情報にはアンテナを高くして取り組んでいきます。(院長)

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