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9月14日(火)休診のお知らせ

2021年08月18日 12:00 AM

令和3年9月14日(火)臨時休診とさせて頂きます。

ご不便、ご迷惑をおかけいたしますが何卒宜しくお願い致します。

カテゴリー: お知らせ

読書 397 太陽の子 原作 黒崎 博 小説 樹島 千草

2021年08月10日 12:01 PM

太陽の子コピー「1945年夏。軍の密命を受けた京都帝国大学物理学研究室で、原子核爆弾の研究が進んでいた。若き研究者・石村修が実験に没頭するなか、建物疎開で幼馴染の世津が居候することに。時を同じくして、修の弟・裕之が戦地から一時帰郷し、再開を喜ぶ3人。死への恐怖や未来への希望、それぞれの想いを抱え、ついに運命の8月6日が。

戦争に翻弄されながら、未来へ向かう若者たちの青春グラフィティ。」

 

「日本の原爆開発”を背景に、3人の若者の決意と想いを描いた300日間。」とあります。

8月6日公開の映画の原作本です。

第二次世界大戦中に、日本でも原爆の開発を進めていたという話は聞いた事がありましたが、どのような状況であったかは知りませんでした。

小説の話ですが、概要は変わらないのでしょう。

もし、アメリカより先に日本での開発が進んでいたらどうなっていたのでしょう。

科学とは何なのか、信じるということはどういうことなのか。

とても考えさせられました(院長)。

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読書 396 海馬の尻尾 著者 萩原 浩

2021年08月07日 8:02 AM

海馬の尻尾コピー②「二度目の原発事故でどん底に落ちた社会。三年前の懲役を終えたばかりの及川頼也は、若頭に『アル中を治せ』と命じられ、とある大学病院の精神科を訪れる。検査によると、及川の脳には『良心がない』のだという。医者らを拒絶する及川だが、ウイリアムズ症候群の少女が懐くようになり・・・。人間の脳は変われるのか。ハードボイルドの筆致で描く、脳科学サスペンス!」

 

二度の原発事故?

この言葉で手に取り、読みました。

空気がまさにハードボイルドで、医療界の別の一面を描き出す。

最初の方は、表現がちょっと過激で、眉間に皺を寄せながらついて行きましたが、ウイリアムズ症候群の少女、梨帆の登場により、頼也に変化が訪れる。

恐怖という概念を持たず、相手の痛みを感じ取らない超越した行動をとっていたが、脳科学の治療(?)によって変わっていく頼也。

善と悪の概念が、場面ごとに、ころころと入れ替わる。

こうなると、何が正義なのか分からなくなってくる。

小説の話ですが、意外に知らないところで、日常的に展開されていることなのかも知れません。

約600ページというボリュームでしたが、一気に読み終わりました。

最後のシーンでは映画の「明日に向かって撃て!」を思い出しました。

とっても、とってもスピード感があり、終わりまで頭がフル回転の読書でした(院長)。

 

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読書 395 今はちょっと、ついてないだけ 著者 伊吹 有喜

2021年08月06日 6:27 PM

今はちょっと、ついてないだけ コピー「バブルの頃、自然写真家としてもてはやされた立花浩樹は、ブームが過ぎると忘れられ、所属事務所に負わされた多額の借金を返すうちに四十代になった。カメラも捨て、全てを失い。自分が人生で本当に欲しいものとは、なんだったのか?問い返すうち、ある少女からの撮影依頼で東京へ行くことになった浩樹は、思いがけない人生の「敗者復活戦」に

挑むことになる。」

 

光文社×未来屋書店の推し文庫フェアとして並べられていた本の中の1冊。

「今はちょっと、ついてないだけ」というタイトルと、「敗者復活」という言葉に惹かれて読んでみました。

バブルの頃にブームに乗ったが、いつの間にか忘れ去られてしまったプロのカメラマン。

メディアが作ったタチバナユウキというキャラクターを演じていたが、バブル崩壊とともに、連帯保証人という事で3000万円の借金を背負わされ、田舎に戻り、全額返済する。

が、気がついたら、独身のまま40歳を過ぎていた。

母親が入院していた病院のお見舞いの場で、写真撮影の依頼がありを再開するきっかけをつかむ。

そこから、写真家としての活動が再開する。

求められることに応えるように動いたら、人がついてきて流れが変わってくる。

波打ち際で濡れないように、波を追いかけたり引いたりするように間合いをとりながら歩む・・・。

人生の波に乗れるかどうかというのはあると思いますが、自分のサイズを見誤ると、足元をすくわれてしまう事もあるでしょう。

どんな状況になっても、自分を見失わないようにすることは大切ですね。

時代設定が、ほぼ、自分と重なり、静かに頷きながら読んだ本でした(院長)。

 

 

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