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読書 402 アウシュビッツのタトゥー係 著者 ヘザー・モリス

2021年09月29日 11:24 AM

アウシュビッツ「絶滅収容所」で生きのびるため、葛藤しつつも同胞に番号を刺青する役を選んだユダヤ人の男。ある日、その列に並んでいた一人の女性と恋に落ち、そして誓う。「必ず生きて、この地獄を出よう」。実在のタトゥー係の証言を小説化した、狂気の時代に抗う愛と信念の物語。

 

「生きること、愛すること。それこそが抵抗。」と、帯タイトルにあります。

「生きること」の新たな側面に触れました。

リスクを背負ってでも、生き続けるためにあらゆる手段をとる。

先が全く見えない中でも、決してあきらめずに突き進む。

組織の気まぐれによって明日の命はわからないという状況で、日々を積み重ねる。

この精神力はどこから来るのでしょう。

計り知れないものを感じます。

人それぞれ、与えられた環境は違いますが、今、自分が置かれた状況を受け入れることが大切なのかも知れません。

言葉で言うのは容易いですが、実行に移すとなると、これが、なかなか難しい。

せめて、このような本に接した時だけでも、今の自分について考えるように心掛けたいと思います(院長)。

 

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読書 401 飼い喰い 三匹の豚とわたし 著者 内澤 旬子

2021年09月27日 5:23 PM

飼い喰い「生き物が生まれてから肉になるまで。その全課程!!世界各地の屠畜現場を取材していく中で抱いた、どうしても“肉になる前”が知りたいという欲望。実際にひとりで家を借り、豚小屋を作り、品種の違う3匹の子豚を貰い名付け、約半年かけて育て上げ、屠畜し、食べる。養豚の日々に加え、大規模畜産での豚の受精や出産から食卓にあがるまでの流れにも踏み込んだ、『世界屠畜紀行』著者による新たな屠畜ルポの傑作!」

 

「ここまでやるんだ・・・」というのが、読後感。

いい意味でです。

子豚の時から育てて、屠畜し食べるまでを自分の手元で行う。

以前は数頭規模で育てていた養豚が、大規模化して現在に至るが、以前の状況を再現して体感する。

並大抵のことではありません。

やろうと思い立つ時点で、超越しています。

このルポを読むと、豚肉の流通がなぜ現在のようになったのかが見えてきます。

ペットでもなく、いずれ食べる相手に名前をつけて育てるのは、余程の覚悟がないと出来ないでしょう。

“食”というものは、きれいごとではなくて、生き物全てが行っているプロセスなんですね。

“体にいいもの”なんて言ってる場合じゃないのかも知れません。

生きることってどんなことなのか、あらためて考えさせられました(院長)。

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爛々RUN

2021年09月27日 7:47 AM

RUNYoutubeへ新たな動画を投稿しました。

八南歯科医師会駅伝部のオリジナルテーマソングとして作った「爛々RUN」です。

外で撮影しようと決めたのですが、周囲の目線が気になり、なかなか思うような場所が見つからず、結局、多摩川沿いまでランニングがてら足を運び、ちょっとしたけもの道をくぐったスポットで撮影。

釣りをしている親子をチラ見しながらのロケでした。

動きに、どこかしら恥じらいがあり、はじけ切っていません。

仕方がないですね。

途中、大会参加のTシャツを着替えて、ちょっと変化をつけました。

川沿いの草むらでランニングウエアで歌うという、不思議な映像になりましたが、よろしければ見てください(院長)。

動画URL:https://youtu.be/dyGTjwNC7i4

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読書400 へたも絵のうち 著者 熊谷 守一

2021年09月26日 10:24 AM

image0「朝起きて奥さんと碁を打ち昼寝して絵を描いて寝る。こんな日課がもう何十年も続く。その絵が“天狗の落とし札”と呼ばれた。超俗の画家から紡ぎ出された思い出の数々。やわらかさのなかに鋭く光る、物の核心を見つめる確かな眼差し。」

 

1900年(明治時代)、東京美術学校(現 東京藝術大学)西洋画科に入る。

在学中、父が亡くなり、卒業後は、樺太調査団の絵描きの仕事に就く。

戻ってきてからは、故郷へ戻り伐採した木材を川に入れて、筏の組める水量のあるところまで運ぶ“ヒヨウ”の仕事を始め山中生活を送る。

6年後、東京へ戻り、日本画も描き始め展覧会へ出展するなど、

画家としての活動を再開する。

97年という人生の中で、様々な体験をしながら自然体で生き、シンプルではあるが、一度目にすると目が離せなくなる絵を描き続けた生涯。

毎日を慌ただしく生きていると忘れてしまっている時空の流れを呼び覚まされるような生き方です。

この本を読み、掲載された絵を見ている間は、全く別の世界へ連れて行ってもらえました。

波乱万丈の人生を、さりげなく表現する。

他の人には出来ることではありません。

「生きるって、こういうことなのかな」と思わされる一冊でした(院長)。

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10月19日(火)午後休診のお知らせ

2021年09月21日 12:00 AM

令和3年10月19日(火) 午後休診とさせて頂きます。ご不便、ご迷惑をおかけ致しますが何卒よろしくお願い致します。

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10月5日(火)休診のお知らせ

2021年09月17日 9:01 PM

令和3年10月5日(火)臨時休診とさせて頂きます。

ご不便、ご迷惑をおかけいたしますが何卒宜しくお願い致します。

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読書 399 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは? 著者 平賀 緑

2021年09月09日 7:05 AM

食べものから学ぶ世界史「なぜ、こんな世界になってしまったのか。気候危機とパンデミックをかかえて生きる人たちに、すべての問題の根底にある資本主義のカラクリを紹介。産業革命、世界恐慌、戦争、グローバリゼーションと「金融化」まで、食べものから世界経済の歴史を学べば、人も自然も壊さない「経世済民」が見えてくるだろうから。」

 

食べものから、日本、そして世界の動きを捉えた本。

岩波ジュニア新書ですが、巷によく見かける経済関係の本などより、ずっと、裏付けのあるお話が書かれています。

著者も、食べものについて書こうと思っていたら、どうしても経済という枠を避けては通れなくなったようです。

2021年7月20日発行ですので、まさに、今の世界の状況を踏まえて近代の食について言及されています。

なぜ、今、このような世の中になっているのか、よ~くわかりました。

一方的な考えを押し付けるわけではなく、現実を提示し、この内容をどのように捉えるかによって、今後が変わっていくのでしょう。

今まで考えてきたことの裏付けになり、かつ、新たな視点を持つことが出来ました。

これからの取り組みに大きく影響しそうです(院長)。

 

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