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読書 12 驚くべき日本語 ロジャー パルバース
2014年09月03日 4:42 AM
英会話教材で「English Journal」という月刊誌があります。
9月号でロジャー パルバース氏のインタビューがあり、そこで著書の「驚くべき日本語」が紹介されていたため、興味があり読んでみました。
著者は23歳からほぼ半世紀日本で過ごし、英語、ロシア語、ポーランド語、日本語の4カ国語をマスターしています。
私たちの視点では気づく事が出来ない日本語の美しさについて表現されており、擬態語、擬声語、擬情語、省略語などについても宮沢賢治の作品を通して日本語の素晴らしさが語られています。最後の一行には全てを凝縮したような言葉が記されていました。
「世界語」としての日本語についても言及されています。
高校生の時にはBeatlesの歌で、韻を踏んだ英語の美しさを知りました。
例えば「yesterday」では
Yesterday
all my troubles seemed so far away
Now it looks as though they’re here to stay
Oh I believe in yesterday
など・・・
私たちには空気のように存在する日本語についても認識を新たにすると様々なことが見えてきます。
言語の広がりと植民地との関係など、単なる言葉の分野に留まらず、世界の中の日本語の位置づけについても考えさせられました。
なかなか身に付かない英会話ですが、再度日本語を見つめ直したうえで、心を空にし英語に接すると新たな道が開けそうな気がしてきました。・・・そう、望みます。
調子に乗って、「銀河鉄道の夜」の英訳の本を注文しました。日本語と英語のニュアンスの違いを体感したいと思います。(院長)
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