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読書 191 私時代 著者 野呂 一生
2017年01月10日 7:29 AM
世界に誇るフュージョンバンド、カシオペアのギタリスト野呂 一生の自伝です。
大学で軽音楽部に入部しカシオペアの存在を知り、ライブで衝撃を受けて帰って来たことを覚えています。
メロディーの良さはもちろん、テクニック、スピード、アンサンブルと、今まで接した事のない驚きの世界でした。
ほとんどの曲を作っていたのが、野呂 一生。
1月1日生まれというところから、何か違ったものを持っていたのかも知れません。
歴史や自伝などで人の生涯について触れる事は多々ありましたが、ほとんどリアルタイムで音楽を通して見てきて、かつ、今も積み重ねている人の自伝は初めてであり、これまでの自分も振り返りながら読める、私にとって、とても奥の深い本でした。
彼らの華やかな姿だけを追い求めて接してきましたが、その背景には、自分たちでは想像もつかないようなものを背負って活動していたことを知りました。
才能があるのは当然ですが、それ以上に積み上げて来た努力は並大抵の事ではありません。
努力出来る事自体が才能ですね。
還暦を迎えて出版された本。
これからは違った感性で、彼の音を聴けるような気がしています。
カシオペアと同世代で、同時代に音楽に接する事が出来た事に喜びを感じています。(院長)
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