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読書 225 女たちの避難所 著者 垣谷 美雨
2017年07月16日 7:31 AM
東日本大震災をテーマにした小説を何冊か読みましたが、この本は、今までのものとは全く視点の違ったストーリーで、とても考えさせられました。
震災後、「絆」をキーワードにみんなで力を合わせて進んでいた中で、まさか、こんなことが起きていたとは・・・。
「九死に一生を得た福子は津波から助けた少年と、乳飲み子を抱えた遠乃は舅や義兄と、息子とはぐれたシングルマザーの渚は一人、避難所へ向かった。だが、そこは、「絆」を盾に段ボールの仕切りも使わせない監視社会。男尊女卑が蔓延り、美しい遠乃は好奇の目の中、授乳もままならなかった。やがて、虐げられた女たちは静かに怒り、立ち上がる。憤りで読む手が止まらぬ衝撃の震災小説。」
と紹介されています。
事実に基づいて書かれているようです。
震災による避難生活をきっかけに、一気に露呈された問題。
とても悩ましいです。
日頃から考えていかないといけないテーマです。(院長)
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