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読書 30 セカンドステージ 著者 五十嵐 貴久
2014年11月04日 8:16 AM
「二人の子持ちの主婦が、疲れているママ向けにマッサージと家事代行をする会社を起業した。従業員はお年寄り限定。夫の無理解、姑との確執、アルコール依存など、顧客のママ達にはいろいろな悩みがあって、いちいち首を突っ込む老人達に右往左往。けれど、夫の浮気疑惑、息子の不登校など、自分の家庭にこそ問題が・・・!?元気が出る長編小説。」と紹介にありました。
あらためて思いました。
主婦の方々は大変なのですね。
家事、育児、主婦同士のお付き合い。旦那の世話、嫁姑の関係。
それぞれが別のエネルギーを要し、かつ、責任も重く、初めての事だらけでもやり方を教えてくれる人がいないという環境で、意見の擦り合わせをしながら、一喜一憂し主婦業を突き進んで行く。
どこかで一瞬、今の自分を振り返って休みたくなることもあるでしょう。
そんな体験をもとに、主人公は事業を立ち上げます。
収入は赤字にならない程度。
自分でもマッサージのトレーニングを受けて、仕事に望みます。
社長と呼ばれながらも、現実はお年寄り従業員のマネージメント。
その中で、知らず知らずのうちに人生の先輩達から、多くのことを学び取って行きます。
自分の家庭のことには何も気付かないでいた事によって起きた問題を解決していくシーンで最後の山場を迎えます。
家族って何だろう、夫婦って何だろう、親子って何だろう、社会って何だろう?
そんな余韻を残す小説です。
主婦の方々、現実は如何ですか?(院長)
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