日野駅・日野自動車近く　歯科女医　歯医者ならきむら歯科診療室

2015年01月06日 12:54 PM

　年末年始に読んだ本の中からまずは一冊。

フレンチレストラン、ビストロ・パ・マルを舞台にシェフの三舟が客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解いていきます。

最初の「タルト・タタンの夢」は宝塚を見て来たばかりだったので納得。

GAOの世界にも通じるものが感じられます。

他に、夫婦、高校時代の同級生、恋人、兄妹、親子など、様々な人間関係の中で絡み合った糸をシェフが料理を通してほぐしてくれます。

読んでいるとおいしいワインを飲みながらフランス料理を食べているような気分になり、気持ちよくストーリーに酔ってしまいました。

お客さんのその日の気分、体調により、お勧めする料理、ワインを選び提供するフレンチレストランならではの心遣いがベースになり、話にコクとうまみが深まっています。

こんな店に行ってみたいな～。

著者は自転車のロードレースを舞台にした「サクリファイス」のシリーズも書いています。

以前、かなり熱くなって読みました。

”フレンチ”と聞いただけで、ワインも分からないし敷居が高いと感じていましたが、もう少し軽い気持ちで足を運んでみようと思わせてくれる本です。（院長）