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読書59 赤塚不二夫自叙伝 これでいいのだ 著者 赤塚不二夫
2015年04月15日 7:00 AM
赤塚不二夫記念館で購入した本のうちの一冊です。
帯タイトルに「つらいときも 悲しいときも、この本を読めばいいのだ、人生は」とあります。
破天荒にして波瀾万丈の決定的自叙伝ということで、まさにその通りの人生が語られています。
旧満州で生まれ育ち、引き上げてからの日本での生活。
自他ともに認めるマザコンだった著者が、戦前、戦後をたくましく渡り歩いていたことが分かりました。
両親の大きな愛情のもとで育まれた人格が、漫画家という職業を通してブレイクしています。
赤塚不二夫のギャグ漫画はホームドラマであるという解説の言葉はとても納得がいきました。
天才バカボン、ひみつのアッコちゃん、もーれつア太郎、おそまつくんなど、数々の作品とキャラクターは今でも自分の中に根強く生き続けています。
特に、イヤミの”シェー”はゴジラも映画でやりましたし、ジョン・レノンも来日した時にポーズをとったということを今回記念館で初めて知り、感慨にふけっています。
赤塚不二夫氏の告別式でタモリが「私もあなたの数多くの作品の一つです。」と言った言葉は今でも忘れられません。
以前、著者の「人生 これでいいのだ」を読んだ事がありましたが、こちらは、よりプライベートな、親との関わりを通した内容になっており、心が温まるお話でした。
世の中いろいろあるけれど、人生、やっぱり”これでいいのだ!”(院長)
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