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読書 415 「カムカム エヴリバディ」の平川唯一 著者 平川 冽
2021年12月04日 11:29 AM
「波乱万丈の生涯を描いた傑作人物伝!農作業に明け暮れた少年時代。17歳で小学1年生になる。ワシントン州立大学演劇科を首席で卒業。終戦の詔書の英訳を読み上げたアナウンサー。400人にもおよぶゲストたち。」
~昭和二十一年(一九四六年)二月一日、NHKラジオで「カムカム英語」は産声をあげました。それは、敗戦によって沈みがちな人びとの心に新たな希望をもたらし、瞬く間に人気番組となっていきました。まさに一世を風靡したのです。~「はじめに」より
朝の連ドラになっていること知らずに購入し読みました。
少年時代に農作業に明け暮れた生活を送っていたが、16歳で父の渡米先へ兄と訪れ、19年間、アメリカでの生活を送る。
尋常高等小学校卒業後、ずっと家の仕事に従事していたが、17歳で小学校に入学。
ワシントン州立大学に進学し演劇科を首席で卒業。
ハリウッドでも活躍するが、妻のアメリカでの滞在期限により帰国。
そこからは、戦争の影が濃くなり、予定していた仕事が困難になり、NHKの募集に応募し採用される。
戦時中も、海外向け放送のアナウンサーとしての仕事を続けるが、敗戦。
玉音放送の英語版を世界へ向けて読み上げるという任務も果たしています。
そんな中、戦後間もないころはじまったラジオ英会話「カムカム英会話」。
世の中を明るくしようという思いの詰まった番組だったようです。
「証城寺の狸囃子」のメロディーに英語の歌詞を乗せたオープニングテーマという、画期的なアイデアから始まる英会話。
一気に超人気番組となるわけです。
ただし、テレビの普及、その他の事情により、番組は終了を迎えるわけですが、そこから、個人の英会話教室を開いたり、最後まで、アクティブに活動していました。
こんなに充実した人生を送っていた事に、驚きを覚えます。
複数の人間の良いとこ取りをしたような感じですね。
でも、行っていたことは全て手段であって、目的は、多くの人たちを幸せにすること。
ちょっとでも近づけるように、見習っていきたいと思います(院長)。
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