トップページ > きむら歯科診療室 スタッフブログ > いわて銀河100kmチャレンジマラソン
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
9:30-13:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
14:30-18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
いわて銀河100kmチャレンジマラソン
2015年06月18日 1:40 PM
岩手で走ってきました。
いわゆるウルトラマラソンと言われているものです。
コースは岩手県の北上スタート、雫石ゴールの100キロです。
走る直前に知ったことですが、アップダウンが多く、ウルトラマラソンの中でもハードなコースのうちの1つだそうです。
スタート時間は午前4時。
食事や移動の時間を考えて目覚ましは午前1時30分にセット。
前泊して早めにベッドに入ったのですが、興奮しているせいかどうやっても眠れない。
寝返りを打っているうちに起きる時間がやってきました。
仕方がないので、前日買っておいたレトルトのおかゆ、パン、SOY JOY,エネルギーチャージゼリーなどをお腹に入れ、シャトルバスに乗り込み一路会場へ。
スタートまでは、ホテルで一緒になった方とランニング歴、大会参加歴などを話し和やかなひと時を過ごしました。
そして、いよいよスタート。
カウントダウンに合わせてテンションを上げ、これから挑む100キロという未踏の地へ足を踏み入れました。
辺りはまだまだ暗く、日の出を見ながら、農道の朝の空気を肥料の香りと共に胸いっぱい吸い込み足を進めました。
前半は、エイドのバナナやおにぎり、穫れたての野菜などを楽しみながら、わくわくしながら走っていたのですが、40キロを過ぎたあたりから、右足の膝に突然痛みが発生。
色々と対処しても全く効果無し。
右足に体重をかけた瞬間に激痛が走り、足が止まってしまうという有様。
頭の中では「完走出来ないかも・・・。100キロ走るとみんなに宣言していただけに、リタイアはすごく格好悪いな・・・。」と悶々としながら痛みが取れるのを待ちました。
その間にも、時間は容赦なく進み、このままではどうにもならないと思い、ランを再開。
なんとか痛みを我慢しながら、数センチずつ歩を進めると、少しずつ楽になってきました。
「よし、このまま行けそうだ。行くんだ。」と自分に言い聞かせながら走り、次のエイドに立寄り水分を補給したのですが、一度止ってしまうと走り出す時にまた激痛が出るということの繰り返し。
見かねた通りがかりのランナーが「痛いんですか?痛み止め持っていますので使って下さい。」とポケットから取り出し渡してくれました。
なんて、心優しい人なんだろう。
「頑張ってください!」という言葉を残し走り出す青年の後ろ姿に頭を下げながら、完走を心に誓ったのでした。
それからは、止まると痛みが出るので出来るだけ止まらないで走るように方針を換え、アップダウンをクリアしなんとかゴールすることが出来ました。
タイムは12時間04分20秒。
順位は1230人中322位。
1日の半分を走りに費やしました。
後半60キロは暑さと痛みと時間との戦い。
自分と向き合いました。
自分と多く語り合いました。
一度はやっておかなくてはいけないと思っていたので、完走出来、ほっとしています。
GPSウオッチのデーターでは距離に対する消費カロリー6666kcalと出ていましたが、アップダウンと暑さがあったので、実際はもっと高かったでしょう。
あまりにも濃厚な1日だったため、なかなか頭の中がまとまりません。
今回も自分の可能性と限界を教えられました。
速くなくてもいい。
これからも強い走りを追求していきます。
ボランティアの皆さん、お世話になりました。
ちなみに、完走証は岩手の特産品、南部鉄器のメダルでした。(院長)
カテゴリー: きむら歯科診療室 スタッフブログ —