トップページ > きむら歯科診療室 スタッフブログ > ベースメインテナンス
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
9:30-13:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
14:30-18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
ベースメインテナンス
2016年06月07日 8:42 AM
休日を利用してベースのお手入れを行いました。
会話の中から、ベースをこよなく愛することが分かった患者さんにアドバイスを受けながら作業開始です。
作業に入る前に、面白いベースを見せてもらいました。
並べた写真を見ると気がつくと思います。
手前に置いてあるのに、小さく写っている。
高尾山駅のトリックアート美術館ではありません。
キッズベースといって、子供用のちっちゃなベースです。
でも、オモチャではなく、アンプを通すと、しっかりした音が出ます。
現在は製造中止になっているとか。
色々あるもんですね。
ということで、景気付けにビールをグビッと一口のみ喉を潤し、最初にネックのそりを調整。
ネックの中に入っているトラストロッドを回し、弦高も調整しながら進めます。
最初3㎜だったところを、最終的には1.6㎜まで落としました。
高さの基準は硬貨の厚み。
今回は500円硬貨の厚みを基準にしました。
次に行ったのが弦を外し、フレットの研磨。
フィンガーボードに傷をつけないように紙テープでカバーした上でシリコンポイントで磨きます。
24フレットを1フレットから順に磨き上げていきます。
次に行ったのがフィンガーボード磨き。
レモンオイルを使います。
ティッシュペーパーに数滴たらし、木目に沿って磨きます。
輝いてきました。
最後に、ボディー磨き。
スプレーをかけて、ウエスで磨き込んでいきます。
もう、ピカピカです。
新しい弦を張りナットを調整してからフィンガーイーズを弦にスプレーし作業終了。
弾いてみると、今までとは別の楽器と感じるくらいに生まれ変わりました。
指が滑らかに弦に吸い付いていきます。
音もかなりブライトになりました。
今までは、楽器店任せでしたが、自分でやってみると新たな気付きが生まれました。
やっと自分の楽器になった気分です。
アドバイスをもらったNさんは、自他ともに認める磨きオタク。
こだわりが凄い。
豊富な知識、経験をもとに一つ一つの作業をすすめていくタイプです。
結局、午後1時30分から始まり、終わったのが午後8時30分。
7時間の行程でした。
途中、ビールを飲みながら、好きなミュージシャンの話、楽器に目覚めたきっかけなど雑談を交え、楽譜の情報交換、ベースの試奏も行うとても楽しい時間を過ごしました。
二十歳の時に始めたベース。
この歳になっても関わり続けてしまう魅力を持った楽器です。
次は何をやろうかと、2人で話しています。
新たな世界が広がっています。(院長)
カテゴリー: きむら歯科診療室 スタッフブログ —