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読書 384 安楽死で死なせてください 著者 橋田 壽賀子
2021年04月12日 12:55 PM
「あくまで本人が希望した場合の話です。自分の死について考えたとき、安楽死が選択肢のひとつとして、ごく自然にあったらいいな、と思うのです。(本文より)」
先日亡くなられた、脚本家の橋田壽賀子さんが書いていたエッセイ。
戦争で知った命の軽さ、命とは誰のものか、人間の尊厳とはなんだろう、私は安楽死で逝きたい、死に方を選べる社会を、二十歳になったら、死を見つめよう、の6章に渡って気持ちが伝えられています。
2017年に出版されたもので、92歳の時に書かれています。
「死なんて当たり前だった」戦争体験をもとに、命について考え、必ず訪れる死について言及する。
自分は二流と言い、一流じゃない気楽さで仕事をしていたと言われていますが、500本以上という驚異的な数の脚本を書いた事実はきちんと残っています。
「渡る世間は鬼ばかり」そして「おしん」など、輝かしい実績ですね。
テーマが「安楽死」ですが、文章が前向きな姿勢で書かれているため、悲壮感なく、冷静に死を見つめることが出来ました。
共感する部分が多々あります。
あらためて偉大さを知りました。
心の安らぎを頂きました(院長)。
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