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読書 101 北極圏1万2000キロ 著者 植村 直己
2015年11月28日 7:12 AM
グリーンランドを出発点としてカナダを経由しアラスカまで犬ぞりで単独完全走破した記録です。
1974年12月20日スタート、1976年5月8日ゴールの約1年半に渡る1万2000キロの旅。
頼りは、50万分の1の地図。
気温は氷点下40~50度。
悪路に阻まれ、時には割れた氷の中にそりが沈没し体を凍り付かせながら引き上げ、吹雪の中、凍傷になりながらもひたすら目的地を目指し邁進する。
途中、多くの犬を失い、命を諦めかけながらもクリアーし、エスキモーの暖かな援助により再起することの繰り返し。
餌、食料の確保に奔走し、今、目の前で起きている事に全エネルギーを注ぐ日々。
想像を絶する世界です。
野生の中で生き延びる事というのはどういう事かということを教えられます。
日本人初のエベレスト登頂、世界で初めて五大陸の最高峰登頂に成功、’78年には犬ぞりを使った北極圏単独行とグリーンランド縦断にも成功という輝かしい業績を残しながらも’84年2月マッキンリーに冬季単独登頂後、消息を絶ってしまう。
肉体的な衰えを精神力と経験でカバーし、 単独にこだわったトライアルを続けた孤高の冒険家。
何を考えながら、歩みを刻んでいたんだろう。
一歩でも進めば、確実に目的地に近づけるという信念、ただそれだけだったのでしょうか。
追い込む事によって自分を見つめ、可能性を発見していく。
冒険は人生の縮図かも知れません。(院長)
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