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読書 107 ねぼけ 人生 著者 水木 しげる
2015年12月21日 1:40 PM
先日亡くなられた漫画家、水木しげる氏の自伝です。
1982年3月に刊行されたものの新装版として出版されていたので読んでみました。
以前、「げげげの女房」を読んだことがありましたが、今回は自身が語っています。
ガキ大将として君臨していた少年時代、ラバウルへ出兵し片腕を失った戦争の時代、日本に戻ってきて紙芝居、貸本で生計をたてていた貧乏時代、そして、マンガがヒットし多忙を極めた時代と、一人の人生とは思えないようなまさに波瀾万丈な展開が描かれています。
どんな状況においても前進していくモチベーション、生死をさまよっても、何かに守られていると物事を捉える生き方。
運命に振り回されても、自分が思ったように生きていく力強さ。
転んでも必ず立ち上がる精神力は、並大抵のものではありません。
子どもの頃、ゲゲゲの鬼太郎をテレビで見ていました。
様々な妖怪が出て来ますが、今考えると、どれをとっても憎めないキャラクターだったことが分かります。
作者の人柄が出ていたのでしょうね。
亡くなってあらためて、偉大さを感じています。
私たちの目の前からは姿を消してしまいましたが、今頃、妖怪や戦友からの誘いで相変わらず多忙を極めているかも知れませんね。(院長)
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