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読書 114 ひとりぼっちを笑うな 著者 蛭子 能収
2016年01月09日 7:03 AM
蛭子さんのエッセイ。
書店で何気なく手に取ってしまいました。
どんなことが書いてあるのだろうという興味本位です。
第1章 「群れず」に生きる
第2章 「自己主張」はしない
第3章 すべては自由であるために
第4章 「孤独」と「死」について
蛭子さんがこれまで生きてきた中で考えてきたことがまとめられています。
いつも頼りなさそうに笑っているイメージしかなかったのですが、結構ぶれずに芯を通した生き方をしていることがわかりました。
”そうだよね”という部分と”なるほど”と思う部分が随所に出てきます。
漫画家としてデビューしていますが、今はどちらかというと芸人に近いイメージがあります。
でも、どのような活動をしていても考えていることは変わらないようです。
30年以上芸能界で活躍出来ている理由が分かりました。
とにかく、自然体なんですね。
よけいなことをやって他人に迷惑をかけるようだったら、一人で完結したほうが良いという発想。
群れて組織の力を使うより、自分の力の範囲で出来ることを考える姿勢。
自分にとても正直な人です。
こんな生き方が出来たら幸せだろうなと思いながらも、欲望に振り回されてしまう自分のような人間にはなかなか出来ることではありません。
今回も、死生観が出てきました。
最近、色々な人のエッセイでこの手の内容が増えているような気がしています。
そういった本を選んでいるだけなのかな?
内向的人間の幸福論。
過去の自分をちょっと振り返りました。
考えさせられます。(院長)
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