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読書 141 看取り先生の遺言 著者 奥野 修司
2016年04月26日 8:18 AM
2000人以上を看取った、がん専門医の「往生伝」。
「治療が医師の使命。が、治らない患者はどうするのか。宮城県で緩和ケアをたちあげ、末期がん患者の訪問看護に注力した医師がいた。自宅療養しながら「お迎え」を体験し、安らかに逝く人々。病気とあの世を繋ぐ「臨床宗教師」育成の必要を医師は確信しつつ自らもがんで逝く。魂ふるえる医療現場からの提言。」
と紹介されています。
医療を見つめ、可能性と限界を知り、「生きる」ということを「死」を原点として様々な視点から見据えています。
「導かれること」とは。
生き物の中でも人間特有の悩み、苦悩について正面から取り組む。
生きている間に、大きな道しるべを作ってくれた岡部医師。
常に気持ちをフラットにして、俯瞰して物事を捉えることにより見えてきた世界なのでしょうか。
以前、大学の集まりで後輩から「ぶらぶらで抜けそうな歯があると、その歯をいかにして看取るかを考える場合がある」という言葉を聞き、とても考えさせられたことがあります。
私たち医療に携わっている者は、きちんと頭に入れておかなければいけない医療の原点が書かれています。
とてもとても奥の深い内容でした。
解説は、玄侑宗久さんでした。(院長)
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