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読書 159 ヒュウガウイルス 著者 村上 龍
2016年08月13日 2:15 PM
先日読んだ「五分後の世界」の続編です。
「日本国軍から、細菌戦の特殊部隊との同行を求められたアメリカ人ジャーナリスト、キャサリン・コウリーは、九州東南部の歓楽都市ビッグ・バンで発生した感染症の説明を受けた。情報は少ないが、筋痙攣の後に吐血し死亡させるウイルスが蔓延しているという。ずれた時空の日本を襲った人類<最後の審判>」
と紹介があります。
第1章 レトロウイルスのように
第2章 細胞外マトリクス
第3章 エンドサイトーシスで細胞質へ
第4章 リソソーム・残骸の街
第5章 壊死したミトコンドリア経由
第6章 ゴルジ装置・腐乱酵素放出
第7章 モリソンホテル・免疫グロブリンの群れ
第8章 核酸の中へ・終止コドンの発見
第9章 逆転写酵素の秘密
第10章 ヒュウガ・ウイルス
各章のタイトルについては、解説でくわしく説明されています。
生物学の基礎があると、より理解度が深まると思います。
免疫系の世界を舞台に進むストーリー。
人類とウイルスとの共存は可能か?
肉体と精神のコントロールによって何がおきるか?
再読ですが、前回とは全く違った視点で読みました。
もう一度じっくり読んでみたいと思わせる作品です。(院長)
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