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読書 162 むかしのはなし 著者 三浦 しをん
2016年08月21日 4:59 PM
今、昔話が生まれるとしたらをテーマに書かれた短編集です。
ベースになっているものは
かぐや姫、花咲か爺、天女の羽衣、浦島太郎、鉢かつぎ、猿婿入り、桃太郎
の7編。
ストーリーは昔話とは全く別のものですが、ニュアンスはほのかに漂っているという微妙な作品の数々。
独立した話なのですが、どこか繋がりを感じさせられ「おや?」と前のストーリーを振り返るものもあります。
地球の滅亡、犯罪者の結末、男と女の話などを若者の語り部が紡いでいく。
想像力を掻き立てられるとても不思議な世界。
伊坂幸太郎の「終末のフール」を思い出してしまいました。
三浦 しをん作品は結構読んでいますが、どこからこのバリエーションが生まれるんでしょう。
今回もとても楽しませてもらいました。(院長)
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