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読書 177 怒り 著者 吉田 修一
2016年10月26日 6:09 AM
今年、映画化された小説です。
八王子でおきた殺人事件。
1年経過しているが、まだ犯人は捕まっていない。
モンタージュ写真が作製され、公開特別番組でも情報の提供を呼びかける。
多数の目撃証言が出てくるが、なかなか犯人とは結びつかない。
そんな中、目の前にいる、生活を共にしている人物が犯人像と重なってくる。
信じるか、あるいは、犯人として通報するか?
葛藤の中で、心が大きく揺さぶられる。
そして、最後に意外な結末が・・・。
人を信じるということはどういう事なのか考えさせられました。
相手への思いを胸に秘めながら、自分のため、そして、自分を取り囲む家族を守るため、選択を求められる。
決断したことによって生じる結果をどのように受け止めていけばよいのか。
とても悩ましい問題です。
一つの事件を軸に、同時並行で展開する3つの人間関係。
映画では蒼々たるメンバーが揃っています。
こちらも面白そう。
機会があれば観てみたいですね。(院長)
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