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読書 182 激走 日本アルプス大縦断 著者 NHKスペシャル取材班
2016年11月26日 7:15 AM
以前、単行本で読み、DVDでも映像を観ていますが、今回文庫本として出版され、エピローグや対談なども追加されていたので読んでみました。
この本には、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)の模様が書かれています。
富山湾から日本アルプスを縦断し駿河湾までの415キロを8日以内に走りきる、日本の山岳レースの中でも最も過酷といわれている大会。
スタートが日本海でゴールが太平洋。
私たち一般人には想像が出来ません。
とは言っても、参加選手は皆、普段は普通に仕事をしているサラリーマン達。
時間を捻出してトレーニングを積み重ねている強者です。
参加基準がありますが、その中でも、筆記試験や、ツェルトを制限時間内にセット出来るか等の実技試験もあり、他の大会とは一線を画しています。
強烈な眠気と闘い、幻覚、幻聴に襲われるほど自分自身を限界まで追い込む。
強風と雨の中でのビバーク。
累積標高差は富士登山の7回分。
何を求めてそこまで追い込むのか。
凄まじいドラマが展開されます。
2年に1回開催される大会。
この本で書かれている2012年は28名の選手が参加しています。
今年も開催されましたが、望月省吾選手が大会新記録で4連覇を達成しています。
参加選手それぞれの思いが熱く伝わってきますが、映像を収めている取材クルーも見逃せません。
選手と同じ、時には早いペースで重い機材を担ぎながら走り映像を記録していく。
選手の姿が現れるまではじっと、ひたすら待機する。
総勢100以上のスタッフで作製された貴重な記録。
読むたびに、心が熱くなります。(院長)
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