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読書 195 内蔵とこころ 著者 三木 成夫
2017年02月02日 7:28 AM
「『こころ』とは、内蔵された宇宙のリズムである。おねしょ、おっぱい、空腹感といった子どもの発育過程をなぞりながら、人間の中に『こころ』がかたちづくられるまでを解き明かす解剖学者のデビュー作にして伝説的名著。四億年かけて進化してきた生命の記憶は、毎日の生活の中で秘めやかに再生されている。育児・教育・保育・医療の意味を根源から問いなおす。」
骨考古学の本を読み、「そう言えば、解剖学者が書いた本を以前買っていたな・・・」と思い出し読んでみました。
生命の起源や、人間の行動、成長、生き物の形態などについて、講演内容を中心に非常に奥の深いお話が載せられています。
解剖学者だけに観察力は突出したものがありますが、そこをベースに形態、行動について進化の過程も考慮した考察がなされ、動物と植物との比較、感覚と運動について、生物の二大本能、生命記憶など、宇宙の中で息づいている生き物を総合的に捉えています。
とても夢のあるお話が満載で、また、よくよく考えてみると、今、自分の体の中でもリアルタイムで起きており、自分自身も宇宙の中の一つの通過点なのだということを気付かされました。
難しい内容を分かりやすく伝えくれる名著です。
原点に遡って事実を見つめる大切さを教わりました。(院長)
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