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読書 197 生命とリズム 著者 三木 成夫
2017年02月04日 7:01 AM
「内蔵とこころ」に続き、三木 成夫著作をを読みました。
「『イッキ飲み』や『朝寝坊』『つぼ』『お喋り』に対する宇宙レベルのアプローチから、『生命形態学』の原点である論考、そして感動の講演『胎児の世界といのちの波』まで、著者が残したエッセイ、論文、講演をあますところなく収録。われわれ人間はどこから生まれ、どこへゆくのか・・・。「三木生命学」のエッセンスにして最後の書」
「内蔵とこころ」と比べて専門的な部分が増え、頭を使うところもありました。
呼吸、睡眠等についてリズムについての解説があり、また、 丹田呼吸を循環器系から眺めており 、私たちの体の中にある三つの心臓(心臓、横隔膜、筋肉)を挙げ、外から栄養を取り込み呼吸して体の老廃物を排出する流れについて説明されています。
子どもって、よく走るな~と思っていつも見ていますが、心臓の機能がまだ成熟していない段階では、筋肉に溜まった老廃物を排泄するために、走ることによって筋肉のポンプも使う必要があるのかもしれないと妙に納得。
走りたくて走っているというよりも、体が走りを求めているのかも知れません。
溜め込む事による弊害をケインズ経済学も引き合いに出し解説されています。
体内に潜む潮汐のリズムの話を読むと、体の中の宇宙について再考させられるものがあります。
健康という言葉に翻弄されてしまう現代において、ありのままの姿というものを浮き彫りにしてくれる本でした。(院長)
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