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読書 233 人体工場 著者 仙川 環
2017年08月18日 1:13 PM
「尿に多量のたんぱくが出ているのに、腎機能にはまったく異常がない。美人医師・若松みなみの検査を受けた大学生の真柴徹は、以前に軽い気持ちで参加した治験のアルバイトに疑いを抱く。一緒に治験を受けた火野美紀とともに真相を探り始めるが、彼女は突然行方不明になってしまった。美紀を救うべく、単身敵地に乗り込んだ真柴は、恐るべき計画の存在に気づいたのだが・・・・。医療ミステリー最新作。」
書店で、パッケージされた上で、平積みになっていたので、興味を持って読んでみました。
エンディングに近づくにつれ、タイトルの意味が分かってきます。
開発された薬の、人体における有効性、安全性を検証する治験。
まとまったお金が手に入るため気軽に参加したが、どうも、その後の体調が気になり医師に相談する。
そこで、遭遇する事件。
薬は治験を通過して認可されるわけですが、その制度を巧みに利用しようとする人物の存在。
薬の開発には必要な事なのでしょうが、あまり安易に捉えるのは考えものです。
著者は医師。
最後の最後までスピード感が衰えない文章でした。
医療の、表からは見えない部分を垣間みました。(院長)
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