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読書 247 都市と野生の思考 著者 鷲田 清一 山極 寿一
2017年09月19日 6:51 AM
哲学者で京都市立芸大学長の 鷲田清一と、ゴリラ研究の世界的権威で京都大学総長の 山極寿一の対談。
鷲田清一は「歯」をテーマにした話を結構書いており、何冊か読んだことがありました。
山極寿一に関しては、過去に一時期サルの世界にハマったことがあり、その時に名前を知りました。
この二人の対談ということでとても興味を持って読んだのですが、結果として期待以上の内容で大満足。
哲学を通して見える人間の性、霊長類の原点に遡って類推する現代のヒト。
老いと成熟、家・家族、アート、自由、ファッション、食、教養とテーマは多岐に渡りますが、一環して流れている太い幹から派生した思考であることがわかります。
「欲望と怒りのコントロール」が生きていく上で大切であると、常々考えていたのですが、文化は欲望から生まれているという言葉を目にし、頭の中の再構築を迫られています。
生き物の中での人間の立ち位置が見えてきました。(院長)
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