トップページ > きむら歯科診療室 スタッフブログ > 読書 26 「自分」の壁 著者 養老 孟司
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
9:30-13:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
14:30-18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
読書 26 「自分」の壁 著者 養老 孟司
2014年10月23日 7:00 AM
「バカの壁」の著者が「自分」をテーマーとした本を書きました。
帯タイトル「自分探しなんてムダなこと!」に惹かれて読みました。
以前から、”自分を探してどうするんだろう、見つかったらどうなってしまうのだろう”と思っていただけに共感出来ることが幾つかありました。
”「本当の自分」を探すよりも、「本物の自信」を育てたほうがいい”ということで、10章にわたって書かれています。
その中で、”個性”についても言及されています。
個性は育てるものではなく、育つもので、それがいい意味での多様性を生むとずっと考えていたので、西洋から入ってきた個性重視の考えを島国の日本の分化にそのまま取り入れ馴染ませるのは、容易なことではないとこの本を読んであらためて感じました。
集団の中での自分のポジションをわきまえた上で、自分の思いに向かって進んで行ければ、自ずと個性は育ってしまうような気もするのですが・・・どうなんでしょう?
エネルギー問題、絆、政治についても言及されています。
情報がありふれた中で、惑わされずに生きていくことは大変なことです。
そこをクリアするために必要な「自信」の身につけ方を著者の観点で伝えられています。
昆虫や解剖学を通して語られているお話。
もう少しゆっくりと噛みしめたいと思います。(院長)
カテゴリー: きむら歯科診療室 スタッフブログ —