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読書 27 挫折を愛する 著者 松岡 修造
2014年10月26日 7:00 AM
スポーツキャスター、トップジュニアキャンプ、バラエティー、コマーシャルと様々な方面で活躍している姿を見て、”あの、超ポジティブな行動はどこから生まれるのだろう?”と以前から考えていました。
今回、この本を読んでなんとなく分かったような気がします。
「挫折の時ほど人は本当の力が出せる;挫折をするのは目標がしっかりしているからです。目標が何もなければ挫折するわけがない。”どうでもいいや”と思うものに挫折する人もいません。目標をしっかり持って全力で頑張ったからこそ、人は必然的に挫折するのです。挫折を感じるほど一所懸命になっているのですから、むしろ”幸せだ”と感じてもいいくらいだと思います。」とありました。
この思いに至るためのモチベーションの作り方が松岡流に書いてあります。
先日読んだ”「自分」の壁”にもあった自分を信じる、自信を持つという言葉も出てきます。
欽ちゃん(萩本欽一)の本には「ダメなときほど運がたまる」というのがありました。
棋士の羽生善治の言葉には「反省はするが後悔はしない」というのがあります。
自分の思いの中で行動し、後から理由がついてくるのが、ポジティブな人の共通点のように思えます。
・人と比較して自分の「持っていないもの」に目を向けるのではなく、「自分が持っているもの」の大切さを考えれば、嫉妬心をプラスに変えて行くことが出来る。
・「できる・できない」を決めるのは自分の心。
・あえて崖っぷちを作る。
・心の弱さを受け入れる勇気を持つ。
・一度しかない人生を輝かせるために。
など、理屈ではなく体験をもとに書かれているので、具体的に考えることが出来ました。
ちょっとエネルギーを要する部分がありますが、このタイトルにもかかわらず、深刻にならずに読めるところが彼のなせる技です。
ファブリーズのコマーシャル、あれは演技じゃありません。
彼そのものです。
たぶん・・・(院長)
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