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読書 37 せんせい 著者 重松 清
2014年12月04日 7:00 AM
今回の本、それは”せん~せい~”です。
直球勝負のタイトルですね。
大人になるまでの間に色々な先生と接します。
そんな中で、小学校の先生、中学校の先生、高校の先生、美術の先生、養護の先生、部活の顧問の先生との関わりを通してこの本は語られています。
「先生、あのときは、すみませんでした。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる。あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる、教師と生徒を巡る六つの物語。」
学校のことを思い出すと、教わっていた時の先生の年齢はとっくに越えている自分がとても不思議に思えてきます。
先生たちも20代~40代だっはずなのに、すごく大人に見えていた感覚が、未だに残っています。
作者は、教師を主人公にしたお話をいくつも書き、作品の9割以上は「教師と生徒」という関係性をずっと書き続けていくだろうとあとがきにありました。
社会に出るまでの人生の中でかなりの時間を、へたをすると家族以上に長い時間一緒に過ごす学校という場での「教師と生徒」という関係。
今の自分の考え方のどの部分にどの先生が関わっているのだろう。
思い描くと胸が熱くなってしまいます。
年齢を重ねてはじめて分かってくること、年齢を重ねないと分からないことってたくさんありますね。
教わったことを生かせるように生きていくことが、私たちが先生へ返せる答えなのかも知れません。(院長)
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