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読書 47 くちびるに歌を 著者 中田 永一
2015年01月12日 7:00 AM
「長崎県五島列島のある中学校の合唱部顧問の先生が産休に入り、代わりに来た音楽の先生。
これがとても美人で、今まで女子だけだった合唱部に先生目当てで入部する男子が殺到し、コンクールでは、初めて混声合唱で望む。」という物語です。
それまでは女子部員だけでまとまっていたのに、男子が入って来たことにより規律が乱れ一時収拾がつかなくなってしまいますが、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなんで、十五年後の自分に向けて手紙を書くように、部員に宿題が出され、そこからストーリーが展開されていきます。
中学生の男女の恋、部活の風景、島の環境などが織り交ぜられ、様々な色彩が彩られていきます。
最後には産休の先生との感動的なシーンもあり、なかなか読み応えがありました。
ここに出てくるコンクールの課題曲は、実際にアンジェラ・アキが作ったものです。
あらためて歌詞を読んでみるとなかなか素敵な世界が広がっています。
本に載っていたので掲載しますね。
手紙~拝啓 十五の君へ~
拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう
十五の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです
未老いの自分に宛てて書く手紙なら
きっと素直に打ち明けられるだろう
今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて
苦しい中で今を生きている
拝啓 ありがとう 十五のあなたに伝えたいことがあるのです
自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる
荒れた青春の海は厳しいけれど
明日の岸辺へと 夢の舟よ進め
今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じて歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけれど
苦くて甘い今を生きている
人生の全てに意味があるから 恐れずにあなたの夢を育てて
keep on believing
負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ああ 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じて歩けばいいの
いつの時代も悲しみを避けては通れないけれど
笑顔を見せて 今を生きていこう
今を生きていこう
拝啓 この手紙を読んでいるあなたが
幸せなことを願います
まさにこの歌の世界の小説でした。
2月には映画が公開されるようです。(院長)
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