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読書 61 ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘 著者 水木 悦子・赤塚りえ子・手塚 るみ子
2015年04月19日 8:07 AM
タイトルと著者の名前を見てピンと来た人は、戦後の昭和アニメの洗礼を受けた人です。
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる、「レレレのおじさん(もーれつア太郎)」の赤塚不二夫、「ららら科学の子(鉄腕アトム)」の手塚治虫、それぞれの娘3人一緒に父親について対談で語った本。
どれも、子どもの頃には夢中になって読んだ作品です。
私たちが捉えていたものとは違う視点で、かつ、身内、それも娘でしか知る事の出来ない漫画界の巨匠たちの姿が描かれています。
あまりにも忙しく、有名すぎる父親を持つということはこういう事なんだなと教えられました。
子どもの頃に抱いていた感情と、大人になってからの思いの違い。
いずれにしろ3人の中で共通している事は、作品を含め父親をこよなく愛しているということ。
まえがき、なかがき、あとがきと3人で分担して書いてあったり、タイトルのネーミングが絶妙だったり、個人的にはとても楽しく読みました。
最終的には親の作品に関わった仕事をしているところが、3人のもう一つの共通点。
漫画ファンではなくても読めば素直になれる、そんな本です。
赤塚不二夫記念館をきっかけにどんどん枝葉が広がって来ています。(院長)
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