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読書 75 声に出して笑える日本語 著者 立川 談四桜
2015年07月10日 7:33 AM
落語家が日本語について語っています。
さすがに言葉の遊び方が上手で、”ぷっ”と笑ってしまいます。
その中の一つを紹介します。
近年の話である。小学校の理科にこんな問題が出たそうな。
「氷がとけると□になる □をうめなさい」と。
水になるが正解らしいのだが、□に春という字を入れた子がいた。より正解である。何という想像力豊かな子であることか。素晴らしいと私は絶賛するのだが、教師はけんもほろろにバツをつけたというのだ。のみならず、まったくフォローしなかったというではないか。バカな教師である。私だったら二重丸、いや花丸をやる。半丸にして話をするのもいいかもしれない。「物事を大きく見るというのは大変いいことだよ。だけどこれは国語ではなく理科のテストなんだ。だから半丸なんだよ」と。ここでふと思う。国語にしろ理科にしろ、氷がとけると春になるというのはいずれにしても正解なのではないか。
と、こんな調子です。
他にも、漢字の読み間違いのエピソード、落語仲間のネタ、ダジャレなど盛りだくさんです。
疲れた時に好きなところを読むと少し楽になるかも。
安心して楽しめました。(院長)
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